ワインに目覚めて約二年。
おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。
自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。
お手紙待ってます!
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評価の一応の目安は、
・・・探してでも買うべし ・・・売ってたら買うべし ・・・お金があったら買うべし
・・・飲みたい日なら買うべし ・・・買うべからず
6月27日
Pinot Chardonnay/Scanavino(ピノ・シャルドネ/スカナヴィノ)
イタリアの発泡酒スプマンテ。色も味も限りなく無色透明。泡も炭酸飲料ほどでたあと、消えてしまった。ただ余韻に苦すっぱさが残る。上顎で味わうもののようです。風呂上がりの一杯としてぐいっと飲めば、ふところをさほど痛めずにぜいたく気分が味わえる。。それにしてもピノ・シャルドネというのは何でしょうか。両者を混ぜたもの、それとも一つの品種?エノテカ大阪店で1200円。
6月24日
La Bichette 96/Cote du Luberon/Albert Bichot(ラ ビシェット/コート・デュ・ルベロン/ビショー)
舌の上でころがしている時は薄めだけど、飲み終わったあとの余韻がとっても濃く長い。レモンを食べたあとのスッパさに、ついでに皮も食べて苦みもプラスしたような感覚。ボディーもそこそこあるし、ほどほどに複雑。値段を考えるとお買い得。ヒュー・ジョンソンによれば売り出し中のAOCのようです。天満屋ハッピータウンで820円。
6月20日
Corton Hautes Mourottes 89/Paul de Rejoly(コルトン・オートムーロット/レジョリ)
あべさんのページにも出ていたし、コルトンついでに赤も空けました。あんまりきれいではない、どす黒いざくろ色。すっぱい匂いの中から珈琲香が浮かび上がってくる。さすが特級畑だけあって酸味と苦みがバランスよく、果実味もたっぷり。若いぎしぎし感もあるが、これはまだ熟成途上中だからでしょうか。高いワインはやっぱりおいしいですね。札幌デリーズ新川店で5980円。
6月16日
Corton-Charlemagne 91/Henri de Boursauls(コルトン・シャルルマーニュ/アンリ ド ブルソー)
白で名高いコルトン・シャルルマーニュ。きめの細かいなめらかな粒子。はちみつ、ブランデー、マロングラッセの香りが複雑にからみあい、においをかぐだけでも優雅な気分になれる。静かでいて個性は強い。余韻も長い。が、どこかちょっと水っぽくもあるのはドメーヌと年のせい?。札幌西武で4500円くらい。この値段で手にはいるなら、また欲しい。
6月12日
Codorniu/Cuvee Raventos/Brut(コドーニュ/キュベ ラベントス)
カバ、コドーニュの中級品。ぶっといボトルが面白いが中身は同じく750ml.ただのコドーーニュよりさすがに力強い。すっぱい位にウルトラブリュット。泡立ちはそれほどでもないが、暑い日に冷やしてゴクリといくには十分楽しめる。樋口酒店で1500円。
6月9日
Crozes-Hermitage 96/Les Cypres/Jean Decherriere(クローズエルミタージュ/レ・シプレ/J ドシェリエール)
どろっとしていそうな深紅色の外観とはうらはらに、さっぱりボディー(これってシラー種の特徴?)。木苺の香りやスパイス香が苦みとよくあっていておいしい。深みはないけど、若いとげとげ感と早熟からくるおっとりさをあわせもってる。荒木商店で1267円。
6月7日
Concha y Toro 97/Chardonnay(コンチャ イ トロ/シャルドネ)
ロシアへ行く準備でなにかと出費が続く最近、あの安ワイン道場も顔負けの安ワイン続きで、再びチリの白。シャルドネの味がストレートに押し出されていて、手の込んだところのまったくない直球勝負のワイン。とはいえ、だんだん苦みや甘みもでてくるし、マスカットっぽい感じも好感がもてる。前回飲んだ、コンチャイトロの上級品とつい較べてしまうが、へんはこっちの方が断然好き。アペリティフとしては銀賞、ふつうに飲む分にも十分銅賞だと思う。でもドゥニャンが「これダメ。わたし飲めない」というので、結局ごらんの評価です。どっちの舌が「より肥えている」のやら。樋口酒店で650円。
6月4日
Michel Lynch 95/Bordeaux(ミシェル・リンチ)
ランシュ・バージュの醸造技術チームが作る廉価版ワイン。抜栓直後、なめし革や甘草などの香りがただよい、メドックっぽさ(これはAOC
ボルドー だけど)を想起させる。しかし飲み口はいいワインのうわばみという感じでうすっぺらい。95なので、元気のよさを期待していたが、へんに落ち着いている。ませて醒めてる「くそガキ」のよう。時間が経つと、力強さや凝縮感もでてきたが、八方破れの無名激安ACボルの方がわたしは好き。樋口酒店で1500円。
5月31日
Bourgogne Passetoutgrain 96/Veuve Guyot(ヴーヴ・ギュヨ)
とてもさわやかな5月の最終日曜日。銀閣寺周辺を散策したあと、午後のワインをご馳走になる。きれいなルビー色。果実味たっぷりでやや甘め。ピノ・ノワールに時々ある「とげっぽい」感じが心地よい。若さからくるエネルギーがつまってるみたい。ガメイは縁の下の力持ちなのか、もう枯れたのかどこにあるのかわからなかったが、とにかくピノがとってもおいしく、飲みやすい。ダラスから帰られた宗教学者ルベン・アビト先生のお宅(京都は北白川)で。
5月29日
Casillero del Diablo 96/Chardonnay/Concha y Toro(カッシェロ・デル・ディアーブロ)
チリの白第2弾。名前は「悪魔のセラー」という意味らしい。やや緑がかった黄金色。コンチャイトロの上級品ということで、例によってとても濃い。でもそれだけ。だんだん甘みがでてきて、蜂蜜っぽい「風味」も感じられるが、いかんせん一本調子。まだ早いのでしょうか?これは濃さがマイナスに働いている例でした。樋口酒店で1200円
5月25日
Leon de Tarapaca 97/Chardonnay(レオン・デ・タラパカ)
チリの白。注意してみれば黄金色もまざってることがわかる程度でほとんど透明。だが、においをかぐとまぎれもないシャルドネ。藁の香りに続いてライチ、バラジャム、青りんごなどが感じられる。口に含むとチリらしく濃く、重みもある。赤の濃さはそれだけが目立って必ずしもプラスにつながらないが、白の濃さは上物を飲んでる気にさせる。1本これだけを飲めば飽きるかもしれないけど、暑い日に料理に合わせて飲む分にはおいしい。樋口酒店で850円。
5月18日
Bourgogne/Pino Noir/J-P Marchand(ブルゴーニュ/J-Pマルシャン)
はじめは甘みが主体だが、途中で渋味もでてくる。翌日には酸っぱくなってた。確かのピノだが、うすめ。標準的はACブルってところでしょうか。値段を考えるとまぁこんなもの。荒木商店で1160円。
5月14日
Bourgogne Passetoutgrain/Hubert Lignier(ブルゴーニュー・パストゥグラン/ユベール・リニエ)
酸味というよりむしろ「すっぱみ」の強い味。でも夏みかんに感じられるようなおいしいすっぱさ。樽香もかすかにあるし、心地よい苦みや渋味などが奥の方からでてくる。これら違った味覚がそれぞれはっきりしてるけど、自然に溶け込んでもいる。薄色の赤い液体から次々に異なった味がでてくるよう思わせるのはリニエの腕がすごいからか。やまや新宿店で1680円。
5月7日
Torre del Gall 94/Cava(トーレ・デル・ガル)
フランスの有名なシャンパーニュメーカー、モエの指導のもとスペインで作られているヴィンテージ入りのカバ。メロンシャーベットのようなに甘い果実香がほんのりと。感心したのはとても細かい泡がグラスの中で立っているだけでなく、口の中に入ったあとでも消えないこと。シャルドネじゃないので慣れてないからか、味は薄めに感じられた。でも充分楽しめるスパークリング。NVモエの存在意義が薄れます。エノテカ銀座店で1350円。
5月5日
Domaine Le Cazal 95/Minervois(ドメーヌ・ル・カザル)
一飲とても薄く、ダメ?と思ったが、時間が経つごとに味がでてくる。若さのためか結構力強く、口の中を攻めるぎしぎし感が気持ちよい。エポワスとも互角に勝負したのは驚異的。本当の安物なら、置いておくと味も香りもダメになるのに、これは翌日に驚くほどおいしくなった。CPがとても高いおすすめ品。やまや池袋西店で780円。
モスクワどたばた劇場へ行く
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