ワインに目覚めて八年。
おいしいワインを飲んでみたい。味わってみたいという一途な心。
自己流・極主観的に飲んで感じたことを記していきますので、おかしなところなどあったら教えて下さい。
お手紙待ってます!
こちらまで最新の記録はこちら
評価の一応の目安は、
・・・探してでも買うべし ・・・売ってたら買うべし ・・・お金があったら買うべし
・・・飲みたい日なら買うべし ・・・買うべからず
12月28日
Pommery Brut Royal/Champagne/Reims(ポメリ・ブリュット・ロワイヤル/シャンパーニュ/ランス)
普段は3000円前後のシャンパーニュが安売りしていたので購入。大手だけあって、安定したつくり。味はバランスよく、あえて特徴を挙げればシャブリのような藁っぽさがあるところ。りんごの香りやお約束のイースト香りが豊かで、ハグハグとかみしめて食べたくなるタイプ。いつもこの値段で買えるのなら常備したい。78点。お手軽ワイン館で2625円(2006/12/5)
12月26日
Bourgogne "La Moutonniere" 2005/Louis Pierre&Fils(ブルゴーニュ・ラ・ムトニエール/ルイ・ピエール・エ・フィス)
ボジョレ程ではないにしても、できたてほやほやブルゴーニュ(赤)。若い果実味がぴちぴち。少し固いのは仕方ない。固さと苦味が外枠を形づくっている感じで、その意味では安定しているし、今飲んでも楽しめる。72点。うきうきワインの玉手箱でいろいろ6本セットで7329円(2006/12/7)。1本だと「1400円〜1980円(仕入価格)」だそうです。
12月25日
Prosecco Brut/Abbazia(プロセッコ・ブリュット/アッバツィア)
イタリアのスパークリング。すみれ等のお花畑系の香り。夏みかんとか、グレープフルーツなど柑橘類の皮ん苦味が舌に残る。泡がシュワワと立ちあたるのでクリーミー。味はどっしりだけど、ヴォリュームは軽い。このコントラストが面白い。値段を考えれば とんとん。普段のみのスパークリングとしては十分。72点。お手軽ワイン館で1134円(2006/12/5)。
12月16日
Kobe Wine Noble 2001/神戸みのり公社(神戸ワイン・ノーブル)
「神戸産ワイン用ぶどう100%使用」ということで原産地呼称コントロール的には出自がしっかりしている。神戸市西区、北区でとれたカベルネ・ソヴィニョンとメルロからなるヴィンテージ入り、日本産ワイン。たくあんとブランデーという変わった組み合わせの香りがはじめに出てびっくりだったけれど、マスカットとマスクメロンのような甘い香りも少し出てきた。5年たつのにタンニンがしっかりめ。意外に力強い。品種からしてあたりまえといえばあたりまえだけど、ボルドー的。中にさまざまな要素が入っていそうなのに、最後までこなれないので未知なる魅力部分はおあずけ。もう少しふくらみがあればよかった。薄くはないけれどボディは軽め。71点。ブラウンさん提供。
12月15日
Mailly Grand Cru/Champagne(マイイ・グランクリュ/シャンパーニュ)
23日ぶりに飲んだワインはお気に入りのシャンパーニュ。特級畑なのに値段はリーズナブル。リンゴ系の味。出張先で飲んで一日中持ち歩いたからか、少しとげとげ。ささくれ立っていた。そのせいか酸がまさるも、R.シュトラウスのヴァイオリンソナタの音色のような原色かつ透明な音色に変わっていき、十分に満足。81点。うきうきワインの玉手箱で3129円(2006/11/14)。
Domaine de Chevalier 96/Pessac-Leognan(ドメーヌ・ドゥ・シュヴァリエ/ペサック・レオニャン)
96年産ボルドーは良年ということで、ある程度のレヴェルのものだと熟成に時間がかかり、開けどきに困る。これもまだ早いかなと思いつつ、Hugh Johnsonの07年版から飲み頃マークになっているので飲んじゃいました。やはり強く、時間とともに柔らかくなったけれど、最後まで表面にタンニンの膜が残っていた。でも力強いワインの証しということで許容範囲。味をイメージで表すと夏の海岸のやや大きめの小石といった感じ。味で積極的に攻めようというよりはしっかりした芯がありつつ中立的、でも触感が気持ちいい。品の言い紳士タイプでもある。果実味もちゃんとあるし。香りはお約束のなめし革、木の茎、そしてう○こ。ミディアムボディの中堅しっかりワイン。80点。悟空で4358円(2006/11/6)。
11月22日
Hecla 2003/Monastrell/Yecla/Bodegas Castano(ヘクラ/モナストレル/イエクラ/ボデガス・カスターニョ)
若いだけあって、はじめ収斂性が感じられるけれど、飲んでいるうちに気にならない程に落ち着く。むしろやわからく、飲みやすい。ヴァニラ、木の茎、藁、インク、ミント、そしてアルコール臭に焼き魚の香り。モナストレルは「原種」の荒々しくも力強いという先入観があるけれど、慣れてくるとメルロに苦味を加えて強くした感じ。平面的なのは否めないけれど、その欠点は力と味の質で相殺される。76点。お手軽ワイン館で1029円(2006/10/25)。
11月19日
Bollinger/Champagne/Ay(ボランジェ/シャンパーニュ/アイ)
ボランジェはフルボトルタイプという印象があるが、一杯飲むだけなら骨格のしっかりさは感じられるけど、重さは感じない。酸味と甘みのバランスは素晴らしいながら、苦味が弱いからか味が心持ち薄い。78点。「ルセット」でグラス1433円。
Chateau Mouton Rothschild 75/Pauillac(シャトー・ムートン・ロトシルト/ポイヤック)
泣く子も黙る(はず)の31年物ムートンさん。ラベルはアンディ・ウォーホル。75年のボルドーは今飲んでも力のあるワインが作られた「いい年」で、昨年末のブラネールは、現役バリバリで香りもむんむんとしたもので楽しめた。75年産ムートンは熟成がめちゃ遅いというので心配しながら抜栓。案の定、タンニンからくる収斂性で舌は痺れるくらい。でもなぜか底が浅くさらさら。しかもたくあんの汁の酸味臭や靴、それもゴム系の香りや、よく嗅ぐと工場の廃液のような香りもあり。ブショネかもしれない。が急激に落ちることもなく、西洋杉、なめし皮、クローブ、ブラックカラントなどの香りに変わってきて、ぶどうの味が出てくる。メインの鹿と、あわせる「ほぞ」のようにしっかりとかみ合う様はお見事。「腐っても鯛」だろうけど、あまり杯が進まなかったのも事実。73点。土浦鈴木屋で17325円(2004/12/7)。
Chateau Beaumont 2003/Haut-Medoc(シャトー・ボーモン/オ・メドック)
というわけで、ぴちぴちかつ中身保障つきのボーモンを保険のつもりで用意しておいた。正解。砂糖を相当いれてもまったく甘みの出ない、とても濃いブラックコーヒーのイメージ。液質もチリ顔負けにどろどろ。若い力は土台に隠されているか、「感じられ」ても顕わには「見え」ず、むしろ老成した落ち着きがある。柾目の杉のように形も味も端正。83点。うきうきワインの玉手箱で2079円(2006/11/14)。
11月17日
Casillero del Diablo 2005/Cabernet Sauvignon/Concha y Toro(カッシェロ・デル・ディアブロ/カベルネ・ソヴィニョン/コンチャ・イ・トロ)
コンチャイトロの主力(?)ワイン。濃さで有名なチリワイン、しかも2005年産と若いものを既に飲めるのかという心配は杞憂。確かに濃いけれど過剰ではなく、若い力がしっかりとあるのに角は丸く柔らかい。樽、インク、セメンダイン、藁など香りの底に、チョコレート、茎、煮つめたチェリー、苦いぶどうの味が広がる。値段を考えると満足度がとても高い。76点。うきうきワインの玉手箱で1134円(2006/11/14)。
11月16日
Bardolino Classico 2001/Carlo Damiani(バルドリーノ・クラッシコ/カルロ・ダミアーニ)
モスクワで飲んだことのあるDDOC。三桁の値段なのに「クラッシコ」とついた5年ものイタリアワインという理由だけで買った。当たり。ヒュー・ジョンソンには若飲み用のワインとあるのでもっと若いのを買えばよかったかと思ったけれど、そんなことはない。少しくすんだオレンジ色で香り高い熟成を感じられる現役。梅干、おかか、つけものの汁といった和風味のワイン。ゆっくりと流れる時間を感じながら飲めばハラショー。74点。やまや庭瀬店で800円。
11月14日
Chateau de Halie 2005/Bordeaux(シャトー・ドゥ・アリエ/ボルドー)
2005年ACボルドー第二弾。このACは広範囲の地域をカヴァーするはずだけど、意外に共通点がある気がする。血やさびのようなざらざらした味がベースにあり、なめし皮、焦がした樽を合わせた味&香りがさらにその底にある。表面の味はさまざまながら、これはロシアでポピュラーな発酵させたキャベツのピクルスっぽい。このクラスのワインはこんなもんでしょということでそれなりに納得。69点。お手軽ワイン館で5本セット6069円。(2006/10/25)。
11月11日
Pesquera 2003/Alejandro Fernandez/Ribera del Duero(ペスケラ/アレッハンドロ・フェルナンデス/リベラ・デル・ドゥエロ)
これを飲むといいことが起こるような気がするワイン。今回もボルドーの格付けワインを思い起こさせる構え。若いのに意外な程よくこなれている。少しタンニンは残っており舌に膜が張る感じになるけれど許容範囲。焦がした樽、煙草、底の方になめし皮の香り。そしてなぜかオレンジの香りが混ざっている。味は渋いチョコ、キャラメルタイプ。今でも飲めるけれど、まだまとまりがない。飲み頃になったら程ほどにいいワインになりそう。78点。お手軽ワイン館で2709円(2006/10/25)。
11月9日
Elsa Bianchi 2005/Malbec(エルザ・ビアンキ/マルベック)
アルゼンチンのワイン。味も香りもかなりキャラメル系。やかんを空焚きしたような饐えた匂いもする。で、濃い。と書くと押し付けがましい感じだけど、角がなく飲みやすい。さすがに一本飲むとたまってくるけれど、2〜3杯ならかなり好印象。裏書をみると、ワイナリー創設者であるヴァレンティン・ビアンキの妻の名前エルザにちなんで名づけられたそうです。73点。お手軽ワイン館で1029円(2006/9/13)。
11月7日
Chateau Champ des Rois 2005/Bordeaux(シャトー・シャン・デ・ロワ/ボルドー)
何の心境の変化かわからないながら、バッハのシャコンヌをブラームス編曲のピアノ版で練習する毎日で、ワインは久しぶり。2005年のボルドーは超優良年(が続きすぎだけど)。ただのボルドーなら飲めそうだということでセットを購入。角はないながら、タンニンは少々めだし、赤錆や血の味とからまってボルドーらしい。若い力でぐんぐん押すというより、少し落ち着いたところのある伸びざかりの中堅どころの雰囲気。中身がしっかりしているのでCP的にはとんとん。でも、ストレートにおいしいとか楽しめるというものではなくて、やはりACボルドー。70点。お手軽ワイン館で2005年ボルドー5本セット6069円(2006/10/25)。
11月3日
Bourgogne 2001/Caillot(ブルゴーニュ/カイヨ)
ムルソーのドメーヌ。といってもACブルゴーニュだから、どの地域のぶどうが多く使われているのかはわからない。2001年産のブルゴーニュは出来も飲み頃もなんとなくわからないのであまり飲んでこなかったけれど、飲み頃についていえばそろそろおいしい時期になったのかなぁ。やや固いけれど、熟成感と果実味の両方が感じられる。えぐみも少しあり、酸味も少しあり、香りだって小豆、蜂蜜、焦がした樽、たくあん、と、それなりにバラエティーに富んでいる。テイスティングには面白いけれど、積極的においしいというにはもう一段の魅力が必要。74点。ヴェリタスで1512円(2006/10/9)。
10月29日
Lanson/Black Label/Reims/Champagne(ランソン/ブラック・ラベル/ランス/シャンパーニュ)
ランソンは時折飲むけれど、いつも高レベルで安定してる。だけど今回は、ドンペリを飲んだばかりだからか軽く、薄く、はかない味。喉をうるおすにはもちろん十分ながら、シャンパーニュだから重いにせよ軽いにせよ底力が欲しい。72点。お手軽ワイン館で2604円(2006/9/13)。
翌日飲むと、泡は激しく、味はまったり。ぐみのような、ほんのりと甘いゴムっぽさがいい。+6点で78点。もちろん→
Chambolle Musigny 2001/J.J.Confuron(シャンボール・ミュズィニ/ジャンジャック・コンフュロン)
暗めの透き通ったルビー色。抜栓直後はとげとげしており、やや固く酸っぱい。時間がたつと甘味が現れるが、最後までむっつりは続く。底にあるはずの果実味が出てこないのが残念。とはいえ、はじめのレヴェルが高いし、値段を考えると納得の内容。78点。オ・デリス・ド・本郷で8000円。
Nikolas Feuillatte/Epernay/Champagne(ニコラ・フイヤット/エペルネ/シャンパーニュ)
やまやで適当なロゼ・シャンパーニュがあったのでホテルで飲む。冷蔵庫に入れて、普通のコップで飲むという、ある意味「金持ち」的な飲み方ながら、やはり雰囲気も重要で、こうやって飲めば普通のスパークリングでも変わらないんじゃないかという感じで、ややもったいなかった。イースト香や赤い実のほんのり甘い味を予想していたけれど、そういうのもあまりなく。「過不足」の不足がないのはシャンパーニュであたりまえ。やはり「過」や華が欲しい。72点。やまや新宿店で1980円(ハーフ)。
10月27日
恒例の秋のワイン会。参加者はいつものメンバー+α。光弘さん+マダーム、安師範、さとなおさん、とびさん、島崎さん、がぶさん。プラスαは娘のなつめ。今回の会場はオーグードゥジュールの岡部さんが出したminobi。「ジャンルにとらわれず、おいしいものを作る」ことをポリシーにしたお店。
Dom Perignon 99/Champagne(ドン・ペリニョン/シャンパーニュ)
乾杯はシャンパーニュの代名詞ドンペリ。知られすぎていること、クリスタルやセロスの知名度が上がったからか「初心者が飲む高級シャンパーニュ」というイメージができているけれど、やはり大したシャンパーニュ。「どっしり重く、しかも華やか」というお約束を体現。時間が経つとべっこう飴のような香りがでてきて魅力が加わる。高いレヴェルを保っているので安心して飲める銘柄だけど、それでもCPが高いとまではいえない(お値段知りませんが、通常に買えば10000円は越えるでしょう)。80点。
Riesling Sprinzenberg 2005/Weingut Geyerhof(リースリング・シュプリンツェンベルク/ヴァイングート・ゲヤーホフ)
二本目はさとなおさんご提供。オーストリアのリースリンク。説明書に「白い花の香り」とあり、それを読んで飲むと納得。変なたとえをすれば、リヒャルト・シュトラウスの音色みたい。原色のようにみえて、実は精妙なカラフルさ。そして一本筋が真直ぐに通っている。リースリング種でもおフランスとだいぶ違うイメージ。80点。
五一ワイン Chardonnay 2000(五一ワイン/シャルドネ)
がぶさんの持込み。国産の白は普段飲まないので、ワイン会ならではの楽しみです。これが個性的。蝋やオイリーな香りが前面にあって、味は落雁を割った時にこぼれ落ちる粉のような上品なもの。甘くないけれど甘いイメージが口に残る。77点。
Cuvee Marie 2002/Chinon/Beatrice&Pascal Lambert(キュヴェ・マリ/シノン/ベアトリス&パスカル・ランベール)
とびさんご持参はロワールのワイン。シノンはちょっとくすんだイメージがあるけれど、これには高級ワイン的な骨格と雰囲気がある。ほどほどに渋く、曇りガラスの向こうにどっしりと詰まった密度の濃いワインがある。そういうイメージ。素朴ながら飲み応えあって好印象。81点。
Clos des Reas 2002/Vosne Romanee/Michel Gros(クロ・デ・レア/ヴォーヌ・ロマネ/ミシェル・グロ)
私が持っていったもの。グロの単一所有畑。レア度は0ながらフランスのレストランでは結構いい値段がついており、高く評価されているようなのでお試し。予想通りオーソドックス。透明で果実実たっぷりなブルゴーニュの王道ワイン。重くなく軽くなく、黄金の中庸。まだ熟成するのでしょうが、今でもそれなりに飲み頃。83点。かわばた酒店で6510円(2006/7/31)。
Chambertin 92/Lea Selection/Lou Dumont(シャンベルタン/レア・セレクション/ル・デュモン)
安師範ご持参は、泣く子も黙るシャンベルタン。しかも「なんちゃって」じゃなくて1万円近い本格派。今回の個性派賞。これを開けた時、ちょうどイカを焼いているのかと思ったけれど、どうもこのワインの香りのよう。しかもおかかしょうゆ味。大シャンベルタンが和風味だなんて驚天動地。細かい粒子が自然に舌や歯茎に溶け込み、かみしめたくなる。81点。
Vosne Romanee 96/Emmanuel Rouget(ヴォーヌ・ロマネ/エマニュエル・ルジェ)
磯子さんからは、先ごろなくなったアンリ・ジャイエの畑を(生前から)譲り受けていたルジェのワイン。これまたワイン会じゃなきゃ飲めない代物。この作り手で96年産だと長熟(=若いと固い)なのではないかと思ったが、今でも楽しめる。とにかくストロングで果実実が濃い。骨格はしっかりしているし、構造も数式のように整っている。胡椒系のスパイスの香りがするのが意外。83点。
Chateau Cure-Bon 98/St-Emilion Grand Cru Classe(シャトー・キュレ・ボン/サンテミリオン・グランクリュ・クラッセ)
締めは光弘さんから「いわく付」ワイン。10年に一度おこなわれるサンテミリオン地区の格付け変更で、特別級から降格。飲んだのはマグナムで、見た目が豪華。色にたとえると、渋いオレンジ。飲み頃でするすると飲めるし、いい意味で中庸。まさに中堅どころのシャトーの手になる、当たり年のボルドー。80点。
このあと食後酒として、とびさんご提供のブランデー「Jean Filloiux"Grand Champagne" Primier Cru de Cognac」をいただく。翌日大事な仕事があるためセーヴしてあまり飲めなかったけれど、香りだけでうっとりできました。
という素敵な夜でした。皆様来年もよろしゅうお願いいたします。
10月21日
Regnie 2004/Andre Rampon(レニエ/アンドレ・ランポン)
村名が付いてるボジョレ。ヒュー・ジョンソンがレニエではこの生産者がよいとして名前を挙げている。そんなことは知らず、やはり光弘さんが飲んでるので購入。骨格がしっかりでむっつり、というか少し根暗な感じ。だけど内側から果実味がしっかり感じられ、よく味わ
と「おいしい」部類に入る。性格は悪くても中身がよければ許す(違うか)。まぎれもなくブルゴーニュワイン。ボジョレといってもヌーヴォーとは格が違う。普段飲みにいいし、レストランでこれがグラスワインとしてあると嬉しい。74点。ヴェリタスで1449円(2006/10/11)。
10月19日
Bourgogne Aligote 2003/Bachelet(ブルゴーニュ・アリゴテ/バシュレ)
本日は北海道の友達に送ってもらったカニ、イクラ、ホッキ貝を食べるので白。シャンパーニュでも飲めばいいのに、持ち前のケチさと貧乏症で、平日には開けられない。ということで在庫の白。バシュレはジュヴレ・シャンベルタンに本拠地を置いている。アリゴテは安物ブルゴーニュ白とイメージがあるけれど、これはナッツとミネラルたっぷりで、ムルソーの格落ちの雰囲気。絶対的には弱いけれど、それなりに特徴があり、今日のメニューとの相性がよいのかあっという間になくなった。72点。みちのく岩手のワイン屋 竹澤で1428円(2006/8/18)。
10月18日
La Galine 2004/Minervois(ラ・ガリヌ/ミネルヴォワ)
シリーズ第三弾。と思ったら、これはミネルヴォワ。あれれ、ローヌじゃなかったんだけど、シラーとグルナッシュだから大目に見て下さい。南仏らしく太陽いっぱい、凝縮たっぷり系。真面目で筋肉質。角はなく、なめらか。でもつっこみどころがなくて、つまらないなぁ。69点。ヴェリタスで1239円(2006/10/11)。
10月15日
Crozes Hermitage 2003/Martinelles(クローズ・エルミタージュ/マルティネル)
第二弾。エルミタージュは長熟で、なかなか飲み頃が来ないイメージがあるけれど、クローズ・エルミタージュは若飲みができるタイプもあるようです(by Hugh Johnson)。これがその一つで、すでに軽い熟成感がある。はじめ少しざらつくけれど、霧が晴れるように滑らかになる。ぶどうパンのぶどうのような甘さ。内側に向かって凝縮した感じだからか、(悪い意味じゃなく)小さくまとまっている。75点。ヴェリタスで2079円(2006/10/11)。
10月12日
Cotes du Rhone 2004/Saint Cosme(コート・デュ・ローヌ/サンコム)
勝手に「ヴェリタス&光弘さんローヌセレクション」 10月9日
Chateau Monbousquet 98/St-Emilion Grand Cru(シャトー・モンブスケ/サンテミリオン・グランクリュ)
樽やたばこなんかの煙っぽさがモワーンと出てきてボルドーの大御所的スタート。グラスの向こう側が全然みえない程真っ青黒。とてもなめらかで、なめし皮、小石、硫黄なんかの伝統的ボルドーと、ヴァニラやチョコレート、それに煮詰めたブルーベリーのような濃さみたいなニューウエーヴが融合したようなタイプ。口の中が熱くなるほどホットでまだ若い。82点。ワイナリー和泉屋で5500円(2001/10/22)。
10月8日
Les Galipes/Mailly/Champagne(レ・ガリプ/マイイ/シャンパーニュ)
一級畑ということだけど、色は薄くなく、かといって濃すぎるととはなく、泡も少なくなく、かといって細かくなく大粒がたくさん出て、まさに無冠でも特級でもないという感じ。味の傾向はぶどうというよりりんご系で、薄すぎず、濃すぎず。身の丈にあった、いいシャンパーニュ。80点。うきうきワインの玉手箱で2709円(2006/7/13)。
10月6日
Chateau Cantemerle 2003/Haut-Medoc(シャトー・カントメルル/オ・メドック)
チョコレートとか砂糖たっぷりの濃いコーヒーの雰囲気。このシャトーの造りの特徴のようです。さすがにこのクラスになると2003年産は早すぎるのか、豊饒という言葉が浮かぶほど中身は充実しているけれど、残念ながらまだこなれていない。早く開けてもったいないことをした。72点。お手軽ワイン館で2919円(2006/9/13)。
10月2日
Bourgogne Pinot Noir 2004/Robert Sarrau(ブルゴーニュ・ピノ・ノワール/ロベール・サロ)
ぴちぴちとした弾力性と果実味があり、たしかにACブルゴーニュという感じだけど、かなり強い酸っぱさが長所を消してしまう。にがみや消毒臭など「隠し味」もあるので単調ということはないけれど、やっぱり値段相応。67点。お手軽ワイン館で924円(2006/9/13)。
レストランみてあるきへ行く