住所:東京都千代田区四番町4-8 野村ビル1F 電話03-5213-3005
営業時間:11:30〜14:00 18:00〜21:30(ラストオーダー) 定休日:月曜
市ヶ谷駅から、日本テレビの方へ坂を上り、右手にゼネラル石油が見えたら左折してすぐ。駅から徒歩5分。
地下鉄麹町からだと日本テレビ方面の出口からまっすぐ徒歩2分。二つ目の信号(東亜ビル)を右へ曲がった左手。
2012年11月
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開店10年。いぶし銀の輝きがでてきたフランス料理店
食べたもの
アミューズ◎パルメザンチーズのクレームブリュレ
前菜◎ホタテのマリネ カブのゼリーとショートパスタ
魚料理◎イトヨリのプロヴァンス風 香草添え
メイン◎鶉のパイ包み ポルトソースとほうれんそう
チーズ◎カマンベール、カレ・ドゥ・シェーヴル、トム・オ・マール・ドゥ・レザン
デザート◎柿のコンポートとヴァニラのアイス
小菓子
飲んだもの
中村シェフの堅実な王道フランス料理と、岡部さんの寛がせてくれる日本一のサーヴィスを兼ね備えた、レストランとして鬼に金棒なお店。
アミューズのクレームブリュレにびっくり。定番なので何回も食べているしレシピも単純なはず。それなのに初めて食べる料理のような感動を味わえたのは、クリーミーさ、しっとり感、甘さと塩分、そして表面の焦がし具合が、狙ったレヴェルにピタリと着地することで焦点が合い一つの料理として完成したからだと思う。ロビュションのスペシャリテを思い出した。
メインの2皿は中村シェフらしい、しみじみとしたおいしさが醸し出される料理。ぴかぴか光ってはいないが安定度は抜群で、細かいところまでゆるがせにするところはなく、しっかりと手のかけられたことがよくわかる作品。
前菜はフランス料理の技法を使った和食度の高いもので、隠し味の小さなパスタがカブとの相性のよさを見せていたのが意外。けれど全体としてみるとホタテよりもカブが主役になっており(それが狙いかもしれないが)、寒い日の冷製ということで賛否が分かれる料理。