電話03-6202-1991 住所：東京都中央区日本橋3-8-13
昼：11:00〜13:30、夜：18:00〜21:30(ラストオーダー)　定休日：水曜
東京駅から八重洲通りへ。中央通りを左折。3つめの小さな通りを右折して30メートルほど行った左手。
日本橋高島屋からだと１ブロック西よりの小道。

2013年10月

この回の点数評価は＜７、３、３.５＝１３.５点＞

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シェフの個性をしっかりと感じられるフランス料理店

食べたもの

アミューズ◎きのこのサブレとマッシュルーム

前菜1◎鮑と鮑茸のカルパッチョ

前菜2◎鮎のテリーヌ　赤ワインのリゾット

魚料理◎鰆　チョリソソース

肉料理◎るいび豚のロースト　かぼちゃ、レンコン、ジロール茸

チーズ◎コンテ、カマンベール、マロワール

デザート1◎洋梨コンポートのグラニテ

デザート2◎キャラメルアイス、木いちごとプリンのパフェ

小菓子◎フィナンシェ

飲んだもの：こちら

• 今回はワイン会で利用。シャンパーニュ1杯とおまかせコース料理で10,000円。
  通常のメニューはお店のHPを見てください。

• ディナーは4年ぶり3回目の訪問。今回、はじめて松本シェフの個性豊かな料理を堪能した。一回目の時には、前店の中村シェフ(現在は上石神井で「デザミ」を開業)の影響が強い料理だった。二回目は万人受け狙いを優先しているみたいだった。いままでも確かに料理はおいしかったが、定評ある、既にできあがったものを無難に再現しているようであった。その理由は、メインターゲットがランチに来るおばさまや、仕事帰りのOL(死語？)だったからだと思う。

  しかし今回は枠から自由になり、今まで身につけた技術や経験をすべて投入して、自分の作りたいものを思い描くままに料理で表現するスタイルに変わっていた。店をまかされて10年近くなり、経営も安定して自信をつけたシェフが次のステップを考え始めているからかもしれない。

  食べ手としては嬉しい変化で、鮎や鰆といった淡白な食材にあえて濃いめの付け合わせやソースを合わせ、素材の繊細さを際立たせる技法と挑発的な発想を楽しめた。

  今回の一番は豚料理。フランス料理店では非日常感を味わいたいので、メインに豚というと私の場合テンションが下がる。今回いただいたものはシンプルに豚のローストとそのジュのソースという正攻法。ブランドものの素材がいいことは言うまでもないけれど、シンプルだからこそ素材のうまみを全開させるシェフの技量にうなった。

• サーヴィスは裏方に徹するタイプ。あえて書くほどのことはないけれど、10年以上続く持込みワイン会を満足のうちに終えることができるのはプロの支えがあってこそ。 だまって静かに裏からサポートしてくれるサーヴィスは、間違いなくこのレストランの魅力のひとつ。

• 料理の写真

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