「上司のタイプ」
皆さんは、ご自分の上司を見て、次の基本的な、4人の上司タイプの中の、どれに当てはめるでしょうか。
- 訓練と経験を積み、構成メンバーが、できるだけ多くの目標を、達成し得るように、指揮する役割を、冷静に果たす熟練した手腕家。
- おそらく上級学校にいかないで、ただ、仕事熱心と、一心不乱に献身的な努力を積み重ね、現在の地位を築いた、叩き上げの管理者。
このタイプの管理者のおおよそは、熟練した管理者にみられる洗練された態度と、落ち着きに欠けています。更に悪いことには、極端で横柄な態度が多く、謙虚さがありません。無神経で、競争を嫌い、部下に対してはあらゆる能力を振り絞り、従わせようと必死になる傾向があります。
- コネで地位を獲得した管理者
この種の方達にとって、管理者になるのは、意味もないことで、手もかけずに簡単になれます。
家柄がよいとか、あるいは、天下りな族などで、門閥が非常に強いため、管理者の地位は、必要であるなしにかかかわらず、空席が作られただけのことです。
たいへん良い管理者である場合もありますが、多くの場合、あまり有り難いものではありません。それは、力の強い門閥の保護が、常について回るからです。
- どうして管理者になったのか分からない管理者。
年長者である、あるいは、管理のまぐれ当たりであるとか、そして、ときには、他に才能のある人がいなかったからである。と、と言うように、余所から他の人を迎えたり、若手の昇進をさせるなどの組織努力がなされなかった。その様な場合に管理者になった人達です。
自分の上役や上司が、上述のどのタイプに属するかを知ると、現在の上司を、さらに、いままで以上の理解ができるようになります。その上に大切なのは、その理解したことによって、自分と管理者との関係から、どれだけのものを期待することが出きるか?、が、分かるようになります。
つづく
|