|
インシデントプロセス |
インシデント・プロセスとは、事例として実際に起こった事件(インシデント)を、提示し、メンバー
は、その背後にある事実をリーダーから蒐集しながら問題の解決を考えていく事例の研究技法です。
普通、研修などでは既存のケースを用いますが、本来の目的は、問題解決の共有化と解決のプロセス理解
にあります。ですから、実際には、参加メンバーの持参する実際のケースを、相互に討議して問題解決の理
解を深めていきます。
|
|
|
インバスケット法 |
インバスケット法は、未決箱にはいっている、多量の決定に伴う書類(案件)等を、研修参加者対して、
一定時間内に処理させる訓練技法です。
最近、管理職の登用診断などを、目的にした、ヒューマンアセスメントでは、適正の評価技法として良く
用いられます。この技法は、管理職対象要員を、現場に近い状況下において、時間制限、間違い電話など心
理的プレッシャーを加えるなどした切迫感を与え、管理職に求められる意思決定能力や、問題分析能力を養
うことを狙いとしています。
|
|
|
教育訓練ゲーム |
企業教育に取り入れられている教育訓練ゲームには、コミュニケーション・ネットワークの構築を目的に
したものから、問題解決、意思決定、あるいは創造性開発を狙いとしたものなど、多様に富んでいます。
新しい教育訓練の流れには、ラボラトリー・トレーニング、カウンセリング、インシデント・プロセス、
問題解決決定学習、心理療法、討議法、発想技法、社会教育等などその系統は多岐にわたっています。教育
訓練ゲームの研修プログラムには、本来のゲームの持つ面白さから、ビジネス上の好奇心と興味、参画意識
を引き出すように、技法を取り入れております。
|
|
|
問題解決討議法 |
問題解決討議法は、問題意識を共有しているメンバーの討論する過程で、互いに刺激や影響を受け、集団
としての考えや、能力を向上させるところに、特長があります。
この討議法で、最も多く利用される形式には、共通問題解決型、実例研究型、インストラクター指導型が
あります。活用に当たっては、問題を選定する場合、職位や人間関係、リーダーシップなど、直面している
テーマを優先します。進行のステップは着実に踏みながら、感情対立など起こさないよう、正確な問題の把
握、的確な対策につながるように配慮します。
|
|
|
QC関連技法 |
QC関連技法とは、QC(クォリティ・コントロール=品質管理)を推進するための管理技法です。QC
は基本的に、問題解決技法ですから、QC以外にも広い範囲に応用が可能です。
教育訓練のプログラムの中でも、最も良く活用される技法の一つです。
QCやQCサークルで使う「管理」という言葉は、P(プラン)D(ドウ)C(チエック)A(アクショ
ン)の、計画、実施、検討、改善をサイクルにして繰り返すことを意味します。
|
|