研修講座企画書のまとめ梶宦寶、事・若手社員研修企画案
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梶宦寶、事・若手社員研修企画案
1.実施概要
@主 催:(株)○○商事本社
A実 施:若手リーダー研修委員会
(株)○○商事教育システム
B監 修:本社人事部研修課
C時 期:200X年4月15日〜17日
D会 場:リリアセミナーハウス
E対 象:(1)選抜試験合格者
(2)部課長の推薦ある者
(3)海外支社からの帰還社員
(4)研修委員会特別推薦者
2.研修会の目的
⇒開設の主旨
@本研修会は、長期的な視野に基づいて、将来のリ
ーダー層を育成することを目的とする
A社内に研修委員会を設け、その時々に我社が抱え
る未来に向けての発展阻害要因をチェックし、そ
れに対する人材育成的な課題を核として、講座内
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容を決定する
⇒今回の課題
@今期(第12期)は「ソフト型人材の育成」が統一的
な課題となっており、うち今回(春期)は「柔軟な
企画力の養成」をテーマとする
Aこのテーマは、現在我社に求められる新事業開拓
ならびに将来のソフト提案型企業としての役割を
意識して設定された者である
3.講座のテーマ
@柔軟な発想
(1)新市場に着眼し、きっかけをつかむ
(2)ビジネスの新たな可能性を発見する
Aコンセプチュアルな思考
(1)問題点を分析し、課題を正確に把握する
(2)可能性を集約し、独創的な切り口を提示する。
B現実的な展開構想
(1)新事業の展開を組み立て、構造化する
(2)ヒト、モノ、カネ、情報などの経営資源を複合
的に活用する
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4.カリキュラム
@科目1:視点の多角化
(1)言葉が与える既成概念からの解放
(2)人と異なる独創的な視点の育成
A科目2:概念の統合化
(1)課題の把握による解決の方向づけ
(2)錯綜する概念に対する切り口の探求
B科目3:論理の図解化
(1)切り口に沿った展開の広がりと組み立て
(2)複雑な概念や情報の図形による表現
5.課程の構成
@前半:理論講座
基礎理論の習得を目的とする
(1)概論説明
基本テキストによる全体観の把握
(2)重点学習
VTRによるポイントの補強
A後半:実践講座
習得理論の応用を目的とする
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(1)実習セミナー
ゲスト講師による課題のクリア
(2)ワークショップ
ワークシートによるグループ単位の共同作業
6.プログラム
⇒第1日目プログラム
@科目1:視点の多角化
(1)理論講座(a)概論説明
「視点の多角化」(独創視点の準備)
(2)理論講座(b)重点学習
「発想メソッド」(代表手法のマスター)
(3)実践講座(a)実習セミナー
「言葉からの解放」(既成概念の打破)
(4)実践講座(b)ワークショップ
「発想ゲーム」(連想ゲームなど)
⇒第2日目プログラム
(5)早朝講座「波の不思議」(イメージ訓練)
A科目2:概念の統合化
(1)理論講座(a)概論説明
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「概念の統合化」(切り口の探求)
(2)理論講座(b)重点学習
「コンセプトメイク」(プロセスの習得)
(3)実践講座(a)実習セミナー
「我は? 我が社は?」(禅問答スタイル)
(4)実践講座(b)ワークショップ
「課題の抽出」(カード法の実践)
(5)徹夜討論会「新事業の方向」(思考訓練)
B科目3:論理の図解化
(1)理論講座(a)概論説明
「論理の図解化」(図形表現の可能性)
(2)理論講座(b)重点学習
「チャート法」(ルールとノウハウ)
⇒第3日目プログラム
(3)実践講座(a)実習セミナー
「図形的表現へのシフト」(展開の広がり)
(4)実践講座(b)ワークショップ
「展開構想の表現」(模造紙企画書)
7.研修効果の測定
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@最終日に参加者全員に対して課題を与え、その提
出物(企画書)により研修効果を測定する
A研修終了後、翌週末に社長が訓話を行なう
8.講師の手配
(株)○○商事教育システムの協力により選定する
9.教材の準備
監修者および講師と相談の上、(株)○○商事教育
システムが作成または手配を行う
@概論説明のための基本テキストは、オリジナルで作
成する
A重点学習のためのVTRは、既存ライブラリーの中
からイメージに近いものを選択して購入する
B実習セミナーで使用する各種教材は、原則として講
師サイドで用意する
Cワークショップで使用するワークシートは、原則と
してオリジナルで作成する
Dその他の研修機材、文具や備品などの一切について
は、(株)○○商事教育システムが手配する
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ワンポイント:自社に対する問題意識からでています。
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