●旧型エアコン在庫一掃SP企画案
本企画は、200x年1月17日、役員会において社長
から発表された「新製品によるラインアップの一
新」販促宣言を受けたものである
1.与件の整理
@目的
ラインアップ一新のため、旧型エアコンの在庫を
夏の商盛期前に売り尽くす
A対象製品
東京営業局管轄下の販売店と倉庫にある旧型エア
コンの全在庫
B対象エリア
東京都下全域(島しょを除く)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ポイント 「6W2H」の原則に従って、社長指令の
内容を整理しています。ただし、販促の時
期や方法については示されていません。
|
2. 在庫の種別
対象製品を在庫状態により、2タイプに分類する
@Aタイプ:販売店の在庫製品(大半が特約店)
ABタイプ:自社倉庫在庫製品
3. プロモーション方法の伝達
@事前調査(在庫状況、在庫数)
A協力要請の挨拶
Bプロモーション方法の伝達
C実施準備
Dユーザー告知(実施直前)
E実施
F実施終了
G結果確認・報告
4. プロモーションの時期
本プロモーションにより、夏期エアコン商戦
が阻害されないよう、4月末日までに完了する
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ポイント プロモーションの時期を設定するにあたり、
特に注意を払っています。
|
5. 在庫種別によるSP展開
Aタイプ、Bタイプのそれぞれについて、S
P展開の具体的な内容を示す
(T)AタイプのSP展開
(特約店の保有在庫が対象)
@事前調査(在庫状況、在庫数)
特約店リストに基づきメトロネット(FAX連
絡網)でアンケート調査を行う
A協力要請の挨拶
アンケート調査と同時に、メトロネットで協力
要請の挨拶を行う
Bプロモーション方法の伝達
事前調査終了後、メトロネットで具体的なプロ
モーション方法を指示する
C実施準備
SPツールとマニュアルをキット化して発送す
る
※SPキットのアイテム構成は別紙に記載
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ポイント 企画書をすっきりさせるため、ツールなど
の明細を別紙に分けています。
|
Dユーザー告知
特約店独自の判断により、顧客へ直接アプロ
ーチしてもらう(告知ツールはSPキットに
含む)
E実施
(1)名称:「平成ドームプール・ペアでご招待」
(2)内容:購入者にもれなく平成ドームプールの
オープン記念入場券を2枚1組で進呈
(3)時期:200X年3月下旬〜4月下旬(1ヶ月
間)
(4)場所:特約店店頭(在庫保有店が中心)
(5)備考:対象製品の仕入れおよび補充が必要
な場合は、FAXで営業所に注文
F実施終了
販売終了レポートをFAXで営業所に送信する
G結果確認・報告
販売終了レポートを営業所単位で集計し、本部
に報告する
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ポイント SP展開の内容を手順に沿って記述するこ
とで、具体的な作業が明確になっていきます。
|
(U)BタイプのSP展開
(自社倉庫の休眠在庫が対象)
@事前調査(在庫状況、在庫数)
物流管理部を通じて、POSで管轄内の倉庫在
庫をチェックする
A協力要請の挨拶
各営業所の所長宛てにメトロネットで行う
Bプロモーション方法の伝達
営業所単位で販促説明会を実施し、プロモーシ
ョンの主旨と方法を徹底する
C実施準備
(1)有力量販店に対する協力の打診
(2)協力以降のある量販店との個別の条件交渉
(3)参加店の票読み、引き取り在庫数の積み上げ
(4)最終的に倉庫在庫全数の引き取り確定、配荷
(5)SPキット(ツール&マニュアル)の発送
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ポイント 大量の在庫を処分するにあたり、量販店の販
売力を重視しています。
|
Dユーザー告知
(1)対象:新入生、新社会人
(2)方法:SPキットによる店頭告知
(価格訴求とプレミアム訴求)
E実施
(1)名称:「フレッシュライフ・バックアップキャ
ンペーン」
(2)内容:購入者にもれなく文房具などをアソート
した福袋を進呈
※可能な限り販促品の残りを活用
(3)演出:福袋をディスプレイによる演出
(4)時期:200X年3月下旬〜4月下旬(1ヶ月間)
(5)場所:量販店店頭(有力店が中心)
一部大学生協(可能性を打診のこと)
F実施終了
販売終了レポートをFAXで営業所に送信する
G結果確認・報告
販売終了レポートを営業所単位で集計し、本部に
報告する
|
6.インセンティブ
@営業マンインセンティブ
ノルマの達成により、平成ドームプールのオープ
ン記念入場券を2枚1組で進呈
A販売店インセンティブ
販売協力の度合いに応じて、報奨金を支給
7.クレーム対策
既に定価で購入したユーザーからのクレームには
プレミアムを進呈して対応する
(3,000円相当の日用品を予定)
8.除外製品
以下の機種はプロモーション対象から除外する
@MA-Q981EX(「アリア」ブランドの高級機種)
AMA-FZ001・FZ001ES(テスト販売機種)
BMA-UT600G(tybh・オーロラ電器提携製品)
CMO-P9(小型機種)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ポイント インナーに対する動機付けを強化しています。
|
9.スケジュール
1月下旬 企画書提出、実施内容決定
2月上旬 SPキット準備(プレミアムを含む)
中旬 SPキット数量確定
3月中旬 SPキット発送
下旬 プロモーション開始
10.概算予算
A展開 :SPキット 4,000,000円
プレミアム 2,000,000円
B展開 :SPキット 2,000,000円
:プレミアム 800,000円
予備費 : 500,000円
────────────────────
合計 : 9,300,000円
11.推進体制
両展開 :最高責任 櫻川営業局局長
A展開 :推進管理 花戸販促課課長
店舗対応 室山ディレクター
B展開 :推進管理 瀬戸営業課課長
在庫管理 黒木物流担当
|
SP企画のまとめ旧型エアコン在庫一掃SP企画案
|
- 1.与件の整理
- @目的
- ラインアップ一新のため、旧型エアコンの在庫を
- 夏の商盛期前に売り尽くす
- A対象製品
- 東京営業局管轄下の販売店と倉庫にある旧型エア
- コンの全在庫
- B対象エリア
- 東京都下全域(島しょを除く)
- 2.在庫の種別
- @Aタイプ:販売店の在庫製品(大半が特約店)
- ABタイプ:自社倉庫在庫製品
- 3.プロモーションの時期
- 本プロモーションにより、夏期エアコン商戦
- が阻害されないよう、4月末日までに完了する
- 4.在庫種別によるSP展開
- (T)AタイプのSP展開
- @事前調査(在庫状況、在庫数)
|
- 特約店リストに基づきメトロネット(FAX連
- 絡網)でアンケート調査を行う
- A協力要請の挨拶
- アンケート調査と同時に、メトロネットで協力要
- 請の挨拶を行う
- Bプロモーション方法の伝達
- 事前調査終了後、メトロネットで具体的なプロモ
- ーション方法を指示する
- C実施準備
- SPツールとマニュアルをキット化して発送する
- Dユーザー告知
- 特約店独自の判断により、顧客へ直接アプローチ
- してもらう
- E実施
- (1)名称:「平成ドームプール・ペアご招待」
- (2)内容:購入者にもれなく平成ドームプールのオ
- ープン記念入場券を2枚1組で進呈
- (3)時期:200X年3月下旬〜4月下旬(1ヶ月間)
- (4)場所:特約店店頭(在庫保有店が中心)
|
- (5)備考:対象製品の仕入れおよび補充が必要な場
- 合は、FAXで営業所注文
- F実施終了
- 販売終了レポートをFAXで営業所に送信する
- G結果確認・報告
- 販売終了レポートを営業所単位で集計し、本部に
- 報告する
- (U)BタイプのSP展開
- @事前調査(在庫状況、在庫数)
- 物流管理部を通じて、POSで管轄内の倉庫在庫
- をチェックする
- A協力要請の挨拶
- 各営業所の所長宛てにメトロネットで行う
- Bプロモーション方法の伝達
- 営業所単位で販促説明会を実施し、プロモーショ
- ンの主旨と方法を徹底する
- C実施準備
- (1)有力量販店に対する協力の打診
- (2)協力以降のある量販店との個別の条件交渉
|
- (3)参加店の票読み、引き取り在庫数の積み上げ
- (4)最終的に倉庫在庫全数の引き取り確定、配荷
- (5)SPキット(ツール&マニュアル)の発送
- Dユーザー告知
- (1)対象:新入生、新社会人
- E実施
- (1)名称:「フレッシュライフ・バックアップキャン
- ペーン」
- (2)内容:購入者にもれなく文房具などをアソートし
- た福袋を進呈
- (3)演出:福袋をディスプレイによる演出
- (4)時期:200X年3月下旬〜4月下旬(1ヶ月間)
- (5)場所:量販店店頭(有力店が中心)
- 一部大学生協(可能性を打診のこと)
- F実施終了
- 販売終了レポートをFAXで営業所に送信する
- G結果確認・報告
- 販売終了レポートを営業所単位で集計し、本部に
- 報告する
|
- 5.インセンティブ
- @営業マンインセンティブ
- ノルマの達成により、平成ドームプールのオープ
- ン記念入場券を2枚1組で進呈
- A販売店インセンティブ
- 販売協力の度合いに応じて、報奨金を支給
- 6.クレーム対策
- 既に定価で購入したユーザーからのクレームには
- プレミアムを進呈して対応する
- 7.除外製品
- 以下の機種はプロモーション対象から除外する
- @MA-Q981EX(「アリア」ブランドの高級機種)
- AMA-FZ001・FZ001ES(テスト販売機種)
- BMA-UT600G(韓国・オーロラ電器提携製品)
- CMO-P9(小型機種)
- 8.スケジュール
- 1月下旬 企画書提出、実施内容決定
- 2月上旬 SPキット準備(プレミアムを含む)
|
- 中旬 SPキット数量確定
- 3月中旬 SPキット発送
- 下旬 プロモーション開始
- 9.概算予算
- A展開 :SPキット 4,000,000円
- プレミアム 2,000,000円
- B展開 :SPキット 2,000,000円
- :プレミアム 800,000円
- 予備費 : 500,000円
────────────────────
- 合計 : 9,300,000円
- 10.推進体制
- 両展開 :最高責任 櫻川営業局局長
- A展開 :推進管理 花戸販促課課長
- 店舗対応 室山ディレクター
- B展開 :推進管理 瀬戸営業課課長
- 在庫管理 黒木物流担当
|
ワンポイント:SP企画ではこのように多少乱暴とも思える課題が一方的に与えられます。
|