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This is a story about me
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出逢い
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まずは私と元春(あえてこう呼ばせていただきます)の出逢いから。一般に音楽は、幼い頃から自然と身につくも
のと思います。各々の環境で様々なジャンルと巡り会い、好きになるのだと思うのですが、Numberはテレビジョンやジュークボックス
から流れる歌謡曲を最初に身近に感じました。その後ニューミュージックと呼ばれる音楽を好きになって、学校の文化祭でエレクトリック
ギーターを手にする先輩の姿に「カッコイイ」と思い、私もギターを手にしました。なのにこの時のギターはアコースティックギター
。ニューミュージックが好きだった私は何の疑問も持ちませんでした。綺麗な声で人の悲しさや優しさを歌い上げる音楽やメロ
ディーが好きだったわけで、ロックンロールなんて不良の音楽って思ってたかもしれません。
実際、自らすすんで色々なジャンルの音楽を聴くようになっても、インストゥルメンタルのベンチャーズや、リズムが愉快なカントリー ミュージックは好きでしたが、メッセージが理解できないビートルズやボブディラン、洋楽全般に好きになることはありませんでした。
あ〜ぁ でも俺は君からはみ出している!
10代の誰もがエネルギッシュな頃、友達の多くはハードな表現の音楽を好みました。当時の私には理解出来ない音楽達です。そんな中で
「佐野元春がとてもイカしてるぜ」という友人がいました。当時まだオリジナルアルバムを3枚しか発表していない元春のソレを取っ替え引っ替え、
何度も聴かされました。当時FMラジオなどから流れる歌声を耳にしたりして元春の存在は知っていましたが、
何度聴いても何を歌っているのかさっぱり解らない歌詞にすっかりお手上げでした。感性が乏しかったんですねぇ。
時は少し過ぎて、僕たちは大人の世界、大人の生活にあこがれる時期を迎えていました。取り立ての運転免許証・友達の父親の車 そして まだ見ぬ女神を射止めたいという熱い思いを引っ提げて、僕たちは誰もがそうであるように海に行きました。 カーエアコンもカーステレオも無いその車に、ラジオカセットを積み込んで流れるアルバムはVISITORS。電池が無くなって、カセットの モーターがついに力尽きるまで聴き続けても、私にはさっぱり何を言っているのか解りませんでした。どうにも好きになれなかった んです『佐野元春』。コレが後年私の中のトラウマになるんですね。元春を好きになれなかったという事実が。
再び路上で
そんなある日 大学の講義の合間に、別の友達が「サーキット シティーを駆け抜けて、車の窓から身を乗り出して街角の天使に
『オヤスミ』って言いにいかないか?」と、いってきました。彼も父親の車を拝借してきたらしく、本当は街角にたたずむ彼女たちに
声を掛ける勇気も持ち合わせていない僕たちは、行くアテも無いままその車に乗り込み路上へ出ました。
靖国神社の周りをぐるぐる走る僕ら・・・と、車のバックシートに置かれたカセットボックスに目が止まります。その中に 『グレイテストヒットアルバムではないけれども 元春の代表的でpopなありふれた14のチャイム達を集めたと称されるアルバム・ No Damage』がありました。 N:「ねえ、このカセットテープかけて貰ってもいいかなぁ?」 某:「何?サノモト?」(彼は確かにそう呼んでいた。僕はキョーレツな違和感を覚えたんだけれども、説明をするのが面倒だったので そのままにしておいたんだ。本当はとてもビックリしてしまって、バックシートから転がり落ちて頭に灰皿をぶつけてしまった んだけどね) 昔 理解できなかったありふれた14のチャイム達。ところがどうだろう?とっても心地良かったんです。それからさっそく自分も車の バックシートに元春のカセットを積み込みました。寝ても元春 覚めても元春。夜 寝るときにアルバムSOMEDAYをかけてR&R Nightの ところで慌ててステレオのボリュームつまみをしぼったことがあるそこの貴方、君とはもう友達さ! ここから元春に傾倒して行くことになります。振り返れば『車』って大切なキーワードだったかもしれませんね。60'音楽やビートジェネ レーション、ボブディラン等の扉を叩いてみたのはこの時からです。 | |
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偽りに沈むこの世界で
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魅力
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さて、元春の魅力ってなんでしょう?もうたくさんありすぎて、そして拙い私の活字では表現しきれないと思います。
ただ、私が感銘した経験を少しだけ。
元春自身が述懐しています。彼がデビューした頃 既存の常識や良識にとらわれている大人達は『ロックンロール』というものを 何か暴力的な表現方法を借りている音楽というようにイメージしていた と。私もそんなひとりでした。 ロックの本質を語る程、私は音楽に詳しくありませんが、本質に体制への反逆というのがあるのは確かだと思います。 世の中は必ずしも正しい事ばかりではないし、本質が真実でないことで溢れているかもしれません。 そんな疑問や、やりきれない思いを 作家が小説で、詩人が詩集で伝えるのと同じよ うに、歌い手も楽曲で表現するんだと元春で感じる事ができました。 たとえ絶望的な世の中であったとしても、たとえ清らかな心が無くなっていってしまったとしても 決して悲観することはないんだというメッセージを元春から受け取りました。 元春が歌ってきたテーマは、僕らを取り巻く、世界・街・恋愛・仕事・欲望・友達そして家族や人類愛、自分の内面から湧いてくるぬぐい 去ることのできないダーティーな欲望や負のカルマ。それらに共通しているのは、デビューから一貫して『人の愛』について表現してき たんだってことだと思ってます。うまく言えないんだけれども(^^;) 確かな真実は『僕はたくさんの痛みから救われ、たくさんの勇気を 頂いた』ということだと思います。きっと彼が存在する以上、彼は歌い続けていくでしょうし、そして私はきっと彼の音楽をずっと好き でいられると思います。彼はきっと変わらないと思えるんですね。 あ、どうぞ元春Funの方メールください。友達になりたいんだ。こっちへこいよ(^^) | |
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Spoken Words
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00/12/23
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楽しみにしていたコレクティッド・ポエムズ 1985-2000が届きました。もう『エレク
トリックガーデン』から15年経つんですね。私の場合、あの頃は詩というものを身近に感じてはいなか
ったし、ポエトリーリーディングという表現方法も知らなかったのですが、今は馴染んだ表現手段として
受け止めることが出来てます。
『Sleep』という詩の中で、少年が青年を経て大人に成っていくとき、その都度身を寄せる場所が変化、合わせて手にするモノも変化する事が表現されています。蜂の巣で蜂・TVでバット・地下鉄でマシンガン・ビッグアップルでドラッグ。今の元春の口からはあまり放たれない言葉のように思います。何しろピースフルな 人ですからね(笑)。元春も自分たちも確かに時間を重ねてきたんだなと感じました。欲望やターゲットは 年相応に変わっていきます。詩でそれらを表現するのにも無限なワードがあるはずですが、きっと年齢に マッチしたワードっていうのが有るかもしれません。子供を愛するのが大人で、大人を尊敬するのが 子供。子供なら意識しなくても愛せるモノが大人では意識しなければ難しかったりする。子供は愛というワードを持つ必要さえ無い。大人は、そういう言葉で武装しないと清らかなままではいられないのかも知れません。あの頃の年代で表現するのに最適なワードがマシンガンでありドラッグだったのかもしれませんね。 『パーフェクトプロダクション』で時代の奇妙さにただならぬ不安を感じて、その頃は都会の乾きを的確に 捉えていたと思うのですが、今 我々の社会の病巣はなにも都会だけのモノではなくなってきていますね。 勿論元春が作中で触れなかっただけで、こういう社会や時代の危惧はとっくに知っていたのかもしれませんが 佐野元春として発表する必要はなかったんでしょう そう思っています。 このCDではエレクトリックガーデン以降の 作品もクレジットされていて、それは一人の女性に放たれるべき言葉だったり、不幸な世界を憂う言葉 だったり、元春お馴染みのいつもの愛についての詩だったりしますが、なにか時間の流れを自然に受け止めて いけるのです。もしかしたら人間の過ちというのも、愛や優しさ等「善」同様 普遍的なものなのでしょうか? だとしても決して負の意志をもって捉えたくは無いですね。この作品もこの世界も。 この作品には詩人の白石かずこさんが言葉を寄せてくれているようですが、私はまだそれを読んでいません。解説を聞く前に色々と思案できたら嬉しく思うからです。今回の文章も私の戯れ言だったりします(^^;) スホークン・ワーズを聴いた後、この文章を改めて読んで貰えたら嬉しく思います。 | |
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GRASS
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01/2/13
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The 20th Anniversary Edition's 2ndとして発売されたこのアルバム。やってくれました。
時代にマッチした表現方法に変換して新しい命を吹き込む元春イズムがオープニングのディズニーピ
ープルから全開ですね。とは言ってもこのバッキング奏者はなんとHeart-Land。決して今新しい命を吹き
込んだわけではないんですよね。
過去のクレジットであるにもかかわらず今発表することに意味があるんだてことが良く解ります。 当時ではこの表現はふさわしくないと思われたのでしょうか?前に発表されたエイジアン・フラワーは ポジティヴな内容を唱ってはいても、それは痛々しいくらいのメロディーと歌唱法だと受け止めました。 あの時代にこそふさわしい表現だったのかもしれません。このディズニーピープルはアップテンポでPOP。好きですね。 同じように当時痛々しく感じたのが『欲望』。あの頃「佐野さん、なんかあったの?」なんて思ったものです。 でも今回は落ち着いて聴けるんです。そしてエネルギッシュに誓いを立てるように歌った HappyEnddingは『BUDDA』となって、こちらでは力み無く自然体な表現。 その他の曲もなんだかとっても「あったかい」。 この上に書いた前のコラム『SpokenWords』では、その時代にマッチしたWordsがあるんじゃないか ?と私は言ってますけど、このGRASSではその時代にマッチしたSoundの方が主題になってるんじゃないかと思っています。言われてみるとそんな気がしません か?(笑) そしてもうひとつ自画自賛なんですけど、上のコラム『偽りに沈むこの世界で』のところで 元春は一貫して人の愛を表現してきたんだと思うと述べてるでしょう?まさに今回のGRASS、ひいては 20th Anniversaryという一連の流れの中でそういう人の愛の、優しい部分を感じることができると 一人悦に浸っているんです(^^)。皆さんはどんな風に感じているんでしょうか? | |
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In Motion
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02/2/26
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元春Kid'sの皆さん、お元気でしたか? ご無沙汰していますNumber レディオ・ショー
の時間です(笑)
先日DVDIn Motionを買いました。昨年鎌倉で行われたポエトリーリーディングの模様を 収録した作品です。ざっと観まして、その後は音声だけ抜いたものを毎日のように聴いています。 きっと色々と思う事がある筈で、そのうちここで書くつもりです。ですが無理に書き連ねる様なことは したくないので、何時になるか約束出来ない事は承知して下さい。 前回のコラムのクレジットが2001年2/13という事で、丸一年以上空いてしまったんですね。 日常的に元春の音楽には触れていまして、20thアニバーサリー等の曲についても感想とかあったわけですが、 全然テキストにしてませんでしたね。ありますでしょう?感銘受けたアレンジとか。バニティー・ファクトリー の前奏なんてフリーダムみたいでねぇ(笑)。でも気負いがなくて枯れた感じがして素敵ですよね? こうやって楽曲に言及していくと勢いがついて止まらない感じになりますが、そうそう 今もかかってるんですよ バニティー・ファクトリーが。次は君を連れていくですね(笑) もともとこのコンテンツは、ラッキーな事にmoto-webにこちらのリンクが残っているにも拘わらず、元春に関する ログが無いのでまずかろうというところから作ったものです。約一年半そのままになっていましたが、 ページの階層等に手を加えましたので、今回はお知らせという事で駄文を書いておきました。 積極的にというわけではありませんが、縁があってwebを通じて他の元春Kid'sと繋がれたら嬉しいです。 そんなわけで気長に見てくれたら幸いです。読んでくれてどうもありがとう。 元春のメディア、楽曲の感想など教えて頂いたらとても嬉しい。なんてちょっと言ってみます(笑)。じゃあまた! | |
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戯れ言です
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02/4/24
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今日は元春言及でも何でもなくて、手前勝手なお知らせというか紹介なんですけれども・・・
一年くらい前に書いた文章なんですけど、このサイトでもNumberがメインコンテンツと 思ってるのがお酒について語らせて というものなんですね。元春Kid'sには是非そのバックナンバー スペシャルインタビュー を読んで頂きたいんです。きっと笑えるから(^^) お酒と言えば、元春ってあんまり呑まないんですよね。以前楽屋にお邪魔した時にも バヤリース(バャリース?)オレンジを飲んでました。それ以来Numberも喉が乾いた折り、販売機で見つける度に バヤリースオレンジを買ってしまいます(笑)。洋服や靴でも似たような ものを買ったり、ファン心理ってちょっと滑稽ですね。 | |
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SOMEDAY
コレクターズエディション
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02/6/12
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先日6/6、お願いしていたアルバム『SOMEDAY コレクターズエディション』をNumberファミリー TAKUちゃんが
届けてくれました。お願いしていたというよりは、彼が気を利かせて伺いを立ててくれたんですけど。
二枚組なるこのアルバム、オリジナルアルバムSOMEDAYをデジタルマスタリングし直した物と、過去 EP版などで発表されて その後もCDとしてはリリースされていないSOMEDAYに纏わる楽曲等を集めたディスク で構成されています。 実はこのアルバム、僕は購入しなくてもいいやと思っていました。リマスタリングして音質が向上しているとは 言っても、それ自体は以前に一度やっています。その時は確かに音質、いやそれ以上にボリュームレベルが 格段に上がっていたので納得したもので、そこに買い足す意味は無いと思っていました。ボーナストラックの方も シンガー佐野元春の愛すべき軌跡であることは確かなんだけれども、なにか商業的な匂いがして気に入らなかったんです。 僕は以前元春ウォッチなるものを購入した事があります。確か500本限定ということで、ひとつひとつロットナンバーを 刻印するというものでした。ところが手元に届いた物にはナンバーなんか無かった。きっと予想以上のオーダーが入って、 ロット打ちの際ソートするのに不手際でもあったのか、もしくは売れるならということでバックオーダーを したのか・・・僕はとても悲しかったけれども サッカーのサポーターの様な気持ちになって文句は胸に 押し留めていた事がありました。その上で20thアニバーサリーの商品ラッシュは正直言ってやりすぎだと思っていたから。 映像に関しては、DVDという新しい時代のハードやメディアが普及した事もあって、過去のパフォーマンスの 数々をコラボレートして欲しいという気持ちがありました。新しいライブのアレンジは確かに格好良く、リリースを 望む気持ちも理解しました。でも20thアニバーサリーとしてのベスト版というのは・・・ 僕は元春をクリエーターだと意識している。ベストシングルを集めたアルバムNO DAMEGEにしても『創り直し』 されていて新しい息吹放っていた。だから今回もそういう自分の気持ちに従えば、わざわざレコード店に 自ら足を運ぶことはしないと決めていました。結果はTAKUちゃんがその後に伺いを立ててくれて、それじゃあと 購入を決めたんです。実は20thアニバーサリーの時も同じパターンで手に入れていて、僕は今回も彼からの連絡を 待っていたのかもしれない(笑) 勿論元春の許可は必要なものの、これにはレコード会社やプロダクション、元春に関わるあらゆる人たちの 思惑もあって、それらは確かに元春の事を思っての周りのアクションであろうし、元春自身もそんな周りの彼らの事を 考えた上で許諾しているのだろうとは思いますけどね。 とまれ、そんな納得できないような気持ちを消し去る事も出来ずに CDプレーヤーの電源をONにし、同梱されている ライナーズノートを開くと「このアルバムの音を受けて、サイトで駄文なんかを書いてやろうか?」なんて気持ちになるのだけれど・・・ ところがライナーズノートのテキストが、元春のコアなファンなら当たり前過ぎる収録曲のエピソードなので 僕は書く気が失せてしまった。そこに書かれていた事が間違いだらけだから というのではなくて、まったくその通りだったから。 きっと僕が一円のお金にもならないのにテキストを書いているのは、自分の考えを伝える 解ってもらおうとする 手段という一面もあるけれども、書きながらその思考をより深く掘り下げたいし、あるいは確認の意味があるんだよね。 感覚としては朧気に捉えているんだけれども、言葉や文章に出来るほどはっきりとは表せない。その程度の 不確かな認識を、テキストとして紡ぐ事で確固たるものにしたいんじゃないだろうか? 自分の外にある膨大な情報やもっと深い他人様の見識・知識。そんな有り難い物には目もくれないで、 お手軽な自分自身の 未だ未熟な陳腐な見識と向き合ってみる行為。けれどもそんなちっぽけな行為でさえも 新しい発見があったりするもんなんです、僕の場合。まったく誉められたもんじゃないよなぁ(^^;) ボーナストラックであるDisc2の方を回しながら、そんな事を考えました。うん だから文章を書くことがヘタクソな僕が このサイトを続けていられるんだろうなぁ。 そして2曲目のスターダスト・キッズのイントロが流れてきた瞬間に、僕はこのアルバムを買って良かったと 思いました。まさにコレクターなんだなぁ、僕も(笑)。 ここに収められた楽曲について言いたいことが今回ばかりはありません。 そう、それは多分 聞いて貰うしかないから。80年、元春がデビューして この国の ミュージックシーンにしっかりと根を張った珠玉がここにあるから。それはきっと もう僕が、僕たち元春Kid'sが 安心して受け止めている事柄だと思うから。 ところでLP版の時中に入っていた歌詞カード。とても作りが凝っていたなぁ。そして久々に見たそれに描かれていた ミントジュレップと、うーんグリーンレモネードかな?そのカクテルのイラストが妙に眩しいです。まさか時を経て、 僕がバーテンダーになっているなんて思ってもみなかったから あの頃。 | |
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君をさがしている(朝が来るまで)
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02/8/16
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ガラスのジェネレーション・
約束の橋。
こんな思い入れのあるテキストを提示されて、元春Kid'sとして最初に出会す問題は「一体どの歌を選び出せばいいのだろう?」
という事でして。
10代のエネルギーはまだ衰えず、ふり返ってみれば陳腐で苦笑するしかないお粗末な知識を抱え、 難しい話しが好きだった二十歳そこそこ。到底実経験等は伴わない不確かな自信を身に纏い、僕は身の回りの 総てのモノを掌握していた。心の中で。 世の中は間違ってる! お前は真実を知らない! アイツはなんにも解っちゃいない! 「みんな俺の言うことが変だとか言うけれども、 本当は世間のヤツらが間違っていて、俺の方が正しいかもしれないじゃないか」 そんな気持ちでいるわけだから、自分の価値観に疑いなんか向けない。恋愛対象だって、自分の気持ちを理解してくれる、 同じ価値観を持った女の子を求める事になるわけだ(結局話しはそこにもってくる 笑)。 「好みのタイプの子は?」なんて訊かれても「同じ価値観の女の子」としか応えられない。強いて具体的に言えば 深夜にお気に入りの愛車で地元の埠頭かなんかに行って、彼女と二人両側のドアをバーンと開いて、 お気に入りのロックンロールを大音響で流し 大声で歌い踊り合える女の子かな(笑)。 だけど酒を肴にとことん語り合った野郎共の中にさえ 自分を解ってくれる、自分が認められる奴なんていないんだから、 今考えればそんなヘンチクリンな女の子に巡り会えるラッキーなんてそうそう転がっていなかった。 巡り会えたとして、それはラッキーな事なのか解らないんだけれども。 でも当時の僕は、きっといつかは出会えると信じてたんだ。だから、たった一人きりでも夜の埠頭や 街灯の輝きに車を走らせ、ガードレールの上で翼を休めている 未だ見ぬ天使に会いに行ったんだ。 まだ見ぬ君をさがして。 女神のような街灯の光りに誘われながら 夜の小鳥達はガードレールの上で翼を休めている 遙か彼方に声がする 誰を呼んでいるのか 朝が来るまで君をさがしている 連中の話じゃこんな筈じゃなかった 誰かに運命をあやまれているような気がする でも今夜はいつもの夜とは違う 君に会えそうな気がするのさ 朝が来るまで君を捜している ♪ここでウェブサイトマスターのメンバー紹介を僕からやらせてください〜。 audience:「ワーワー」 ダンディ・ィエロー ハッピーマン えびす! audience:「ワーワー」 ダンディ・グリーン 飲んだくれブルース 天沼循! audience:「ワーワー」 そして最後に! スーパーダイナマイト・ウェブサイトマスター・・・ ダンディ・テンダー Number! audience:「ワーワー」 そして俺たち・・・ We are
ダンディーズ!
♪ここ、そこ、あそこの君。心の痛みかなぐり捨てて。ここに嫌なやつはひとりもいないぜ!
等と一人ノリノリで、相変わらず一部のリピーターおいてけぼりにしていますけれども〜(^^;)。 やっぱりNumberの色々が元春の歌と伴にあったりします。そして今夜、ひょんなことからこんな機会を与えてくれた お二人に感謝します。どうもありがとう! と、君に言えるのがとても嬉しい。 |
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☆カセットテープ☆
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02/11/13
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『One man's story about love』
やっぱり「どうかしちゃったのかい?」って時が長いですね。「おれは最低」とか入ってるし(笑)
お気に入りの歌を録音して聴くプレーヤーというと、今MDなんでしょうね。世に出た当初アルバムとしても SME所属のアーティストが発売したくらいで、こんなに普及するとはNumber思ってませんでした。4トラックのカセットから MD飛ばしてCD-Rを愛用するになったので、結構な数のカセットテープがまだ家にあります。 冒頭は自分で企画した佐野元春のソング集。当時の好きな女性や自分の気持ちを振り返って集めてみたんですよね。80分テープ2本組で 全38曲。壮大なある男のストーリーです(笑) 分かる人にしか理解できないネタですが、頭から網羅していきます。 夢中になれる目的と自身が誇れる生き様、恋愛に憧れて未だ見ぬ最良のパートナーを求めていた時の Down Town Boy 君をさがしている(朝が来るまで) 悲しきRadio 陽気にいこうぜ あれ? もしかして彼女ゲットしちゃった? って時の ガラスのジェネレーション Night Life バルセロナの夜 二人のバースデイ GOOD VIBRATION その恋がどうかしちゃったのかい? って時の Sugar time Strange Days 情けない週末 彼女 Sunday Morning Blue Sweet 16 バッドガール ナポレオンフィッシュと泳ぐ日 クエスチョン 99ブルース ジュジュ おれは最低 だけどがんばろうと心に決めたんだね? ようやく立ち上がろうとしているんだね という SOMEDAY IT'S ALRIGHT スターダストキッズ Wild Hearts Young Bloods ジャスミンガール あれ? もしかして君は新しい恋を見つけたのかい? ってな感じの レインボーインマイソール 虹を追いかけて また明日・・・ 新しい航海 New Age ふたりの理由 空よりも高く 彼女の隣人 ぼくは大人になった 誰かが君のドアをたたいている SEASON IN THE SUN ただなんとかなく並べてみたんですが、きっとみなさんにも自分の時代を切り抜いた大切なフェイヴァリット・カセットが あるんじゃないですか? 彼女とのドライブの為に編集したり、憧れの先輩を思い集めてみたり、プレゼント用に作ってみたり。 今日のひとことは、久しぶりに『About Moto Lion』にクレジットってことで。 |
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LIVE EPIC25
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03/2/5
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『LIVE EPIC25』の追加公演が決定しました。そして、サポートメンバーも発表されたのです。
バンマスの佐橋佳幸さん始め、KYONさん 西本明さん等
元春縁のメンバーしか書きませんが(笑)その他にも楽しみな、っていうか本当に凄いメンバー構成ですよ。
参加アーティストも、発表されているだけでも感涙ものなのにまだ交渉中の人もいるという事だし。
というわけで、2/23(日)の追加公演、お友達がチケットとってくれたのでNumberはお休みして行ってまいりま〜す。 うお〜ん(つ<>;) ありがとうお友達! 大好きだお友達! 幸せだよお友達! 開場が3時っていうくらいだから長いライブなんでしょうねぇ。もうワクワクしているんでございますよ。 岡村靖幸さんが出られなくなっちゃったのが残念だけど、日本のミュージックシーンにおいて とても貴重な瞬間になることは必至! そこにいられる幸せを噛みしめて来ようと思います。 この思い入れがどんなもんかっていうと言い表せないくらいのNumberなんですが、上の「ごろく」で書き写した 佐野元春の言葉を改めて記しておこう。そんな気分なんだ。 1980年代、 僕らとともに青春を送った君へ 華やかな夢を抱いて、 軽やかに世の中へ飛び出していった、あの頃、 でも、時は流れ、時代は変わった。 つらくて、きびしい世の中になった。 その肩に、重い荷物がふえていった。 いらだち、弱音をはき、ため息をつく。 あの頃の、自分自身を信じる気持ちや、 あふれてくるエネルギーは、 どこへいってしまったんだろうか。 元気を出そう。 誇りをもって、力強く生きていこう。 今、時代を動かしているのは、君だ。 君が、まん中にいるんだ。 そして、ときには、あの頃の歌を聴こう。 輝かしい思い出を、その新しい一歩を 少しでも勇気づけることができたら、うれしいと思う。 佐野元春 僕らの世代が輝いていないと、この社会は希望を失う。 |
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LIVE EPIC 25
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03/3/2
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2003年2/23(日)の追加公演の模様。80年代〜90年代を駆け抜けてきたエピックレコード所属のアーティスト達が一同に介する。
15年も前に熱い思いで受け止めていた彼らを、今も変わらず好きでいられる自分をもって、こんな歴史的瞬間に立ち会えることを誇りに思います。
一緒にライブに行ってくれた友達のMayuさんSatomiさん、あなた達は当時エピックに携わっていたからそのスピリッツは知っていたんだろうけど、
なんの予備知識も持たないNumberにとっては当時、いちレーベルに過ぎない存在でした。
25年の時を経た今もレーベル自体が存在しているばかりか、当時そこで産声を上げたアーティストの多くが 今でも魅力溢れる音楽活動をし、我が国を代表する等と形容されているわけですから、当時の社長である丸山さん始め 旗揚げ時のスタッフの思いは確かに形になったんだと思いますね。 そしてそんな彼らの今をアリーナの前から20列目なんて席で観られる。 本当にもう毎回毎回 お兄さん感謝しちゃうぞお友達! それにしてもとにかく凄いメンバーが出演するわけで、出番とかリハーサルとか仕切るのは大変だったと思うんだけど 誰が決めたんでしょうね? このブッキング。 さあ、いよいよ始まりますという時、直ぐ側の通路を元ハートランドのパーカッショニストだった 里村さんが! 誰も気づかないし。satomiちゃんが言ってくれなきゃNumberにも分からなかったです 感謝。 出演予定はない筈だからプライベートで来てたんでしょうね。 さあ、オープニングから軽くクレジットしていきたいと思います。 そういえばステージで火柱上げてたけど前から20列目で顔熱かったんですけど、前の人燃えてませんでした? 鈴木雅之 一曲目がレゲエ調にアレンジされた「ランナウェイ」。途中からトランペット、桑野信義さんもセリ上がって参加。 「め組の人」 聖美姉さんも出てきて「TAXI」「ロンリーチャップリン」。MCはツボ抑えてて面白いですね。歌声はまるで変わってないですよね。 ソロ第1弾として出したシングルの制作者として「ガラス越しに消えた夏」を大沢さんと歌いバトンタッチ。 大沢誉志幸 三年ぶりに活動再開したばかりらしい。でもパフォーマンスもパワフルで変わらないなぁと思った。 「CONFUSION」「宵闇にまかせて」「そして僕は途方に暮れる」 。 小比類巻かほる 美しかったです。声も良い感じだった。「HOLD ON ME」「TOGHTHER」。TDKに移籍した辺りの頃の、喉をムギュっと潰して歌うような声の出し方してなかったし、 落ち着いた感じがビジュアルともマッチしてた。アカペラの「I'm Here」で泣きました。 「時の流れは照れくさいよね 誰かがノーと言う度にジェネレーションで済ました」なんて言われちゃうとね(TT) 15年も前に憂いた時の流れ。今でもそうだもんなぁ。バッキングボーカルで鈴木雅之さん来るかと思ったけどなぁ。 マイクのセッティングが悪くて可哀想だった。歌い手が立ち替わるから大変なんだろうけどPAもっとしっかりしてほしい。 松岡英明 出演取りやめになった岡村君の事を気にかけてました。しかし変わんないなぁ。そりゃあ出てきた時のように 18歳に見えるかと言われれば困るけど本当に変わらないという印象だったんだけど。いないよね、中の人とか。 「以心伝心」のサビで〜君がだいすき〜って歌ってた。 大江千里 「You」はともかく「REAL」でボロボロ泣けちゃったよ。「十人十色」。他にGLORYDAYSとかやって欲しい歌もあったのに 序盤でこんなに泣けるんじゃ終わる頃には2リットルくらい涙流すんじゃないかと思った。MCも面白かったね。 司会とかよくやってたもんなぁ。やっぱりマイクのセッティング合ってなかったけど、千ちゃんの歌声には もっと大事な部分があるから気にならなかった。ボーカリストとは言わないけどデビュー当時の彼の歌い方は 味です、味。だからボイストレーニングとかやって! 満員の横浜アリーナで観たなぁ。僕の隣だけ空白の席だったんだけどね あんまり訊くな! そのうちネタにするから。 THE MODS 「激しい雨が」「NAPALM ROCK」「バラッドをお前に」「I FOUGHT THE LAW 」。 あの頃と変わってないんじゃないかな。演奏もMODSを貫いてる感じで。彼らの出番前、チラホラ席が空いて お姉さん、お兄さん達がどっかへ移動したのね。横に座ってたお兄ちゃんもどっかいって、なんかファン同士の応援があるんでしょうね。 それにしても大抵30過ぎて丸くなってるじゃないですか?一見。でも演奏に入ると元「この人はヤルぜ」 みたいな空気が漂ってました。「俺はBowyじゃねんだよ、MODSだよ」みたいな硬派な感じが。確かにBowyは 「好き」って言っておけばオシャレみたいな部分あったからね わかんないけど。 ハリー 元The Street Slidersですよね。アコギ一本で「風が強い日」を丁寧に歌ってた。あのステージに上がった気概みたいなものは やっぱり感じましたね。 バービーボーイズ 「チャンス到来」「泣いたままで Listen to me」「負けるもんか」「女ぎつね on the Run」。 今回の目玉みたいになったからねぇ。この時の為だけの再結成だし。二人のボーカルは何ものにも代えられないから また聴きたいですけどね。ソロじゃどちらもCD買わなかったもんな。コンタも杏子もかわんないです。 ちょっと御御脚はお太くおなられに遊ばされたようですけど、相変わらずスカート持ってくるくる回ってました。 TM Network 「BE TOGHTHER」「Get Wild」「Self Control」。 花火ビクーリでしたー。盛り上がりましたねぇ。生TMって実は確か初めてなんですよね。ファンも男女半々くらいかな? プロデューサーとして前に出てくる以前同様、テッちゃん一言も喋ってくれませんでした。 どうしてもウツの喉辺りの弛みとか気になるのですか? そうですか? 渡辺美里 「君に会えて」をてっちゃんのピアノにのせて。「MY REVOLUTION」「恋したっていいじゃない」は岡村君がいたら 絡んだんだろうなぁ(TT)「10 YEARS」はこのイベントにピッタリだね。この時代になっても あれから10年も、この先10年もって思う。で、当の美里さん、相変わらずでした。何年経ってもMCが冗長でございます。感極まって気持ちを言葉に変えられないっ! とか言う世代は過ぎたのできれいに纏めて欲しいんですけど、あれは変わらんだろうなぁ この先10年も。 88年の代々木2Daysの話しされると懐かしいね。二日とも行ったし。 佐野元春 やっぱりというか、然るにトリになるのですね。やっぱり元春Kid'sとしては嬉しい。 とても気を遣っていステージを勤めていたのが印象的でした。そういう立場なんだなぁ。 でもマイク、やっぱりちゃんとして欲しかったなぁ。佐野さんはギターアンプの方 気にしてて、「約束の橋」のイントロでコロちゃん達になにやら耳打ちしながらギター等の音確認。 ボーカルの方はもう諦めて歌ってたみたいだけど、トッポジージョの声だったもんなぁ(TT) 「SO YOUNG」を聴きながら、いつからだろう、僕らが若すぎると言われなくなったのはと思った。 「アンジェリーナ」のアレンジは87年の横浜スタジアムミィーティングからもうお馴染みのもの。 ライブで聴くと安心する。 でも、元春の歌う「SOMEDAY」にあれだけのメンバーが声を重ねるんだから感激でした。ステージにあれだけのメンバーが 勢揃いしてるわけだからね。このSOMEDAYのクレジットは「佐野元春 with 全出演アーティスト」でした。 なにかこれは記しておかないとと思った。 ほんと、岡村靖幸がいれば完璧だった。僕はバブルガムブラザーズも出て欲しかったけど。 あとやっぱり絡みも観たかったな。千ちゃんと美里、美里と元春・・・はいいか。 でも本当に楽しい夜でした。ありがとうLIVE EPIC25! そしてチケット取ってくれて ありがとうお友達! |
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03/7/12
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今、TVを中心に元春の音を聴くことがよくあります。ドラマやバラエティのBGMとして流れる僕らにとって珠玉のメロディ。
あの頃元春を聴いて育った世代が各界で活躍、様々なプロデュースをする立場になってることが要因だと思うけれど、
彼の音楽、そのスピリッツをその胸に継承し表現しているクリエイターはいるだろうか?
僕には思い当たる人が出てこない。80年のデビュー、彼を知ってから今まで僕は元春と共にあった。絶え間なく彼を聴き続けてきたわけだけど、 その理由は自分なりに理解しているつもりです。過去ログでも書いてると思うけれど、簡単に括って言ってしまえば それは根底に人に対する愛が横たわっているからだと思う。ただ、それは長い元春の活動と同時に僕が、ちっぽけだけれども 個人の考え方や生き方、その他モロモロを形成していくには充分な時間をかけて、生活という中で紡いでいった上で導き出した 精神的に安定するた為の考え方かもしれない。もう、他の誰もが元春について言及したとしても、同感に頷くことは出来ても 批判や批評については決して腹を立てることがなくなった骸。 世の中は変わった。厳しい時代になった。けれどももし平穏な世の中のまま、あの頃と社会が変わらなかったとしても、僕たちは変わっていっただろう。 それは若すぎる故与えられてしまう社会的立場、若さ故持て余していたエネルギーが確かにあって、当然今とは僕らのポテンシャルも、 他者から求め向けられる視線も違うからだ。僕らは個々にそんな逆境をすり抜けて泳いで来たし、時には周りに守られてもいたんだ。 あの頃 何故元春だったんだろう? 何故彼の音楽を求め、微笑み、涙し、奮い立ち、勇気を受け取る事が出来たんだろう? ずっと元春を聴き続けている僕でさえ、この日常で忘れてしまっている。もう一度振り返ってみたい。 恋多き僕らは、常に自分を理解してくれ 慰めてくれる、同じように戦っているアンジェリーナを求めた。若すぎると否定する体制や社会に、 そんな事はないんだとくぐり抜けて来た。その度にいつも目の前に川が横たわっていたとしても、たどり着く事を重ねることが いつしか否定し続けてきた大人になっていく事だと焦燥を覚えた時でも、つならない大人にはなりたくないと声にして歩き続けた。 ロックは体制に対する反発。それは確かだったと思う。対外的なモノに立ち向かい、内的な不確かなエモーションをステップに変える。 僕たちはそうしてきた筈だ。僕たちは元春の音楽を自らの武器にしたんだ。自らの武器に、元春を選んだと言ってもいいかもしれない。 音楽市場が彼の音楽、あるいは彼自身を求めた時期がありました。そしてそれらを手にした表現者達がいました。それは純粋に 元春世界に憧憬を以てという者もいたかもしれないし、商業的な策略の為に手にしたのかもしれない。存在を知り、受け止める機会が過去ありながら そして元春が今日まで歌い続けながらも、そのスピリッツを継承している人物が後の世代にみうけられないと思うのは、 僕の錯覚なのかな? ここまでキーボードをカタカタと叩きながらも、僕は自分を納得させるだけの思考が導き出せないかなと考えてきたのだけれども ちょっと無理だ。避けたい気持ちでいた結論を書きます。やっぱり時代なんだろうか? 社会が変わってしまったからなんだろうか? あの頃の僕らも、そして今 あの頃の僕らと同じ年齢の君たちも、きっと満足なんてしていない。だけど、僕らは自由を思いっきり否定された。 でも君たちは否定されない。未熟な君たちなのに否定されない。野放しだ。 あの頃の僕らも夢を抱いた。希望を持てば、必ず叶うと根拠のない自信をエネルギーに世界を見据えた。でも君たちの多くが 夢を抱けない。希望を見いだせない。いや、それは「大人」でさえもそうなんだ。あの頃確かに夢を描き街に出た大人でさえ、 それらを生きていく上での荷物にしてしまった者がいる 社会。今のミュージックシーンには熱くたぎるマインドをそのまま表現しているものは 稀のような気がする。元春のフォロワーをみかけないと思うのもそんなところにあるんだろうか? 書き出してはみたものの、とてもしたり顔で提示するものは導きだせなかった。けれどもこれはこれで、僕はファイルをアップロードしておこうと思います。 いつか笑いながら加筆出来ると嬉しい。 |
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THE SUN
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04/7/31
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佐野元春4年半振り、なんと21世紀最初のアルバム『THE SUN』。
かれこれ何十回聴いただろうか。このアルバムはCCCDの話題等で引き合いに出される事も多いですね。元春の活動スタンスと照らし合わせて、 CCCDに移行していくエピックレーベルで活動を続けるのはおかしいと騒いだ人間がいたけど、一部の報道やソースを鵜呑みにし、 熟考も試みずに蕩々と語る輩にはならぬように注意したいです。まあ、長年彼の活動を見てきた、自分の人生の中に佐野元春というエッセンスを 必須としている僕たちなら、慌てる事も決してなかったでしょうけど。 いつも元春のアルバムには驚かされます。リズムやビート、アンサンブル、表現方法で必ずカッコイイ曲や「元春の心理状態は大丈夫なのか?」 「このメッセージを素直に受け止められない僕は大丈夫なのか?」とか、良い意味で課題を山積みにしてくれるんです。 そして僕らは長い時間をかけて元春のメッセージを消化していく。次のアルバムが発売されるまで。 の、筈だったんだけど、今回のTHE SUNではそういうドキドキが感じられませんでした。なんでなのかは未だにはっきりと分かりません。 今すぐに分かる必要もないと思ってます。何しろ元春は僕たちを裏切らない。元春は未来永劫元春だからだ。それを僕は知っているから、 慌てず騒がず、心の赴くままにまかせています。今までもそうだったけど、メッセージに対する感じ方や、それを受けて 日常でアクションを起こすまでには時間を要した場合が殆ど。それには僕個人の、極僅かだけれども成長っていうものが キーファクターになってるんだと思います。それを思うとき、これは本当に偶然でしかないんだけれども、佐野元春という人があの世代の人として 表現者になって、僕がこの世代に生まれた事に感謝したい。勿論、聴いて直ぐさま、聴き終わるのを待てずに街に飛び出したくなった曲も 沢山あったけれどもね。ヤングフォーエバーとか、水上バスに乗ってとか(笑) 全体に、安心して聴けるんだよね。「あぁ、元春のサウンドだ」というふうに。必ず深慮遠謀がある筈だと思うから簡単に理解したなんて言えないんだけど、 とっつき難いわけじゃない。寧ろサウンドは素直に楽しめる。全体に『THE BARN』に似てるなぁなんて思ったんだけど、2、3日前に 車で聴いてみたら最高だった。これからゆっくり、楽しみたいと思います。 ところで、前回のココの更新が昨年の7/12。その時「元春のフォロワーがいない?」というテーマで書いて、結論は先送りにしてるんだけど、 このアルバムを聴きながら読み返して考えてみました。そしたらなんとなく結論が導きだせましたよ。結局、僕らや社会で活躍する元春キッズ、 あるいは表現者となって表現の舞台を持つ元春キッズでも、元春と意は同じであったとしても異なる存在だから というものです。 まあ当たり前っちゃあ 当たり前なんだけど、佐野元春は佐野元春であり、何者も彼にはなれない、唯一無二の存在だからですよね。 ただ、これはTHE SUNを聴きながらお酒を呑んでて引っ張り出した考え方だということを追記させてほしい。 |
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COYOTE
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07/7/18
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佐野元春3年振りのアルバム、コヨーテ。
今回のアルバムを手にとったのは発売から一週間後。音に触れたのはそれより前、「サービス良いなぁ」というくらいのメディア露出によって テレビから流れてきた幾つかのプログラムによるものだった。今ではHDDが普及しているお陰で、元春が関連するプログラムを逃さず記録 こちらがその気になってる時 一気に受け止める事が出来る。良いんだか悪いんだか。 昔はやりきれない日常のカンフル剤として、それも即効性のある薬としての役割を果たした音楽・アルバム。日常がやっかいなのはあの頃も今も そして誰にとっても変わらないんだろうけど、あれから少し時が経って僕らは内に溜まった諸々をデトックス宜しく掃き出す術を身につけている。 元春(に限らず)の音楽にしても、最適な時に最適な量を服用する用法を熟知してるのかもしれない。とっとと聴かなかった自分に対して、 それでもいざ聴いてみたら当たり前のようにご機嫌になれた自分を確かに感じ、僕はそんな事を考えました。 昨日は休日だったのに終始空はどんよりしていて、最近取り憑かれたように恋い焦がれているバイクにも跨る気になれず 身体と心を休める事に務めて ボーナストラックのDVD、序でにそうしなければいけいないような衝動に駆られて、前作『THE SUN』のそれも見ることにしました。 今こうしてテクストにしてるくらいだからとても満足のいく時間を過ごしたのは確かなんだけど、一曲一曲に言及して行くにはまだまだ時間を掛けたい。 アルバムコヨーテに関して思ったことは、これからゆっくり追記していきたいと思います。 |
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ZOOEY
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13/8/2
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40代・50代のリアルなロックンロールが提示されている。
前回のコラムがCOYOTEについてで2007年7月18のクレジット。実に6年振りの更新か。当時逸る気持ちを抑えつけて、能書きはそのうちじっくり描くから 取り敢えず触れておこうと書き留めた事は確か。その後じっくりと記すと言いながら9年が過ぎました。 ロックンロールは体制への反逆だとか、先輩達に昔から教えられてきた意訳。実際、無力で でも滾るような思いと力が溢れてくる10代の焦燥感の確かに覚えた僕たちは 納得した。元春を初め多くのロックンローラーが街に屯する10代・20代のシーンを切り抜いて表現、それに僕等も勇気づけられた。いつしか30代・40代と歳を重ねるにつれ 少しばかりの力を手に入れて、何かするにしても制約という枷が外れた。風はいつも前から吹きつけるけど、それを破り突き進むのは自分自身。結果、大人のロックンロールなんて 失うもののない成功者の懐古趣味くらいにしか思えなくなってた。ロックは若者の特権だ。大人のリアルなロックンロールなんてありゃしない。 でも、ZOOEYを聴いて大人のリアルなロックを目の当たりにした。ずっと元春に救われてきた。要所要所で元春に勇気を貰った。力づけられた。直近ではアルバムTHE SUN の太陽だった。 上手くいってない日常で、あの曲でもっと夢を見る力を奮い起こせた。そしてこのアルバム、先ずは『虹をつかむ人』と『ポーラスタア』だ。この2曲で本当に救われた気持ちになった。 自分の日常がどうなるか分からないけれど、しゃがみ込んで仕舞いそうな今ちょっとでも上を向いて立ち上がる力をくれたことは確かだ。 2001年のアメリカ同時多発テロ事件は一般人のみならず、多くの表現者を動かした。以降発売された元春のアルバムも無縁じゃない。ただ平和ボケが語られる日本では どこか他人事のような、文字通り海の向こうの世界の事として忘れてしまうことも多かったと思う。今回は震災という出来事が間にある。2年前に起きた出来事をテーマとした 元春のアプローチが根底にあるのは絶対なんだけど 僕はこの2曲を自分の、少なくとも自分と同じ世代の大人を見守って歌ってくれていると 縋るような気持ちで飛びついて聴いた。 今も、今日もそんな心持ちで聴いている。まだ全然隅々まで頭を使って聴いていないけれど、間違いなく元春の名盤だし 佐野元春というアーティストは一人の人間として 確実に成長し続けているんだということが解る。80年代、10代で元春に出逢って その素晴らしさは本物だった、あの未熟な若造がそういう本物、そんな真実に辿り着いていたんだ ということをまたまた更に強く感じさせてくれて誇りに思う。今暫く、アルバムの考察とか一切抜きにして 救われ続けていこうと思う。佐野元春万歳。 |
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