過去の雑記 06年 9月

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9月 1日
Webから。こんな人は「一生独身」 (ゲンダイネット)
項目で半分以上当てはまる未婚男性は黄色信号。一生独身でいいのか、と周囲がさとすべきだ。
●未婚男度チェック
  1. ぽっちゃりした家庭的な女のコがタイプ
  2. お見合い結婚に抵抗がある
  3. 中学・高校時代は「片思い」で告白できなかった
  4. 仕事が忙しいという理由で知人との約束をキャンセルしがち
  5. 今でも親と同居している
  6. 男性が8割以上の職場に勤めている
  7. 恋愛の悩みを相談できる相手がいない
  8. 女性から「やさしすぎる」と言われたことがある
  9. 男子校出身だ
  10. 身の周りにバツイチが多い
いまさらどうにもならない項目が多くね?

また君か。のヴィレッジ・ヴァンガードのくだりを読んでいて微妙な気分に。
 VVが非常にサブカル的な本屋であることは確かだが、「サブカルは東京のもの」という文脈で、「「セレクトショップなのに誰がセレクトしたのか中途半端なかんじで本棚に詰め込んであるのがサブカル漫画」「それヴィレッジヴァンガード」」なんて書かれると、実にこう気色悪さが。だって、VVは名古屋の本屋だぜ?

「東京のサブカルを名古屋に持ってくる」VVが、サブカルの本家のように扱われるのはたいそう気持ち悪い。サブカルっつーたら、ふつうブロードウェイみたいなもんを指すのでは。 < 偏っている

9月 2日
朝アニメ。

わんわんセレプー それゆけ!徹之進#34
 起きたらやってたので途中から。敵犬の罠にはまりネット世界に入り込んだ徹之進がゲーム対決。個々のパーツは既視感があるのに、全体がなぜこんなになるのかさっぱり。敵のナルシスティックな天才アフガンハウンドの声がどう聞いてもブンドル長官だったので、誰かと思ったら太田哲治というひとだった。あまり記憶にある役が無いなあ。

おとぎ銃士赤ずきん#10
 千年咲かなかったつぼみといばら姫。トゥルーデおばさんが登場したが、妙に若い。先代ではなく2代目のほうなんだろうか。怪物化しないため咲かなかったつぼみのエピソードから、狼が「いばらも?」と受けるところを観て、「そうか、いばら姫も千年前から生きているから正体は怪物になってて、睡眠でその発現を抑えているのか」と思ったら、(いまのところは)違うらしい。
 赤ずきんの武器グリムテイラーってのは、グリム童話が改定されてきたように物語に鋏を入れて敵の存在自体を書き換えるんだろうか。< 適当

韋駄天翔#48
 自分だけの力ではかなわない強敵を倒すため、仲間の力を結集するというのは、まさに王道の展開。力の習得がイヤボーンによるのはいささかどうかと思うが、まだ真に覚醒したのではなく、無意識に発動しただけのようなのでよしとしよう。

「驚異の深海生物 ―未知の新世界をさぐる―」@千葉県立中央博物館に行ってきた。
 博物館前の停留所でバスを降り炎天下の中うだりながら歩いていると、一緒にバスを降りた30代後半と思しき二人連れのいっぽうがいきなりポーズ付きで「おばあちゃんが言ってた」と言い出した。何事かと思ったが、特になにかあるわけでもなくそのまま進んでいく。どうやら、その筋の人々だったようだ。いやまあ、見た感じもそのままだったけど。
 とりあえず見なかったことにして館内へ。正面奥に飾ってあるしんかい6500の模型に釘付けになる。ああ。マニピュレイターも、浮上用スクリューもかっこいいなあ。しばし、うっとり。
 いつまでも潜水艇をみているのもあれなので適当なところで切り上げてメインの展示へ。いきなりしんかい2000に釘付けになる。ああ、この断面モデルが、断面モデルが!
 でもまあ、それはそれとして深海生物。いや、これが面白いのなんのって。センジュナマコに、ユメナマコ、ウルトラブンブクにカイロウドウケツ(&中の海老)といったヘンな形の生き物の剥製が目白押し。いや、行かなかった人は損しているよ絶対。
 しかし、なんだか妙に客層が濃い。前述のおたく組もそうだが、最近作っているゴキブリの写真集の話をえんえんとしていた中村融さんによく似た写真家の人もいい感じにあれだった。やはり、都内から1時間以上かけてこんなところに来る物好きはそれなりにあれということか。
>  特別展を見終わった後、常設展をいくつか。常総の地形関係の展示も良かったが、小動物館の楽しさにはかなわないか。カエルの脱皮観察記など随所に見える手作り感が好ましい。きのこ図鑑など図鑑類が充実した図書コーナーもいい感じ。
 併設の公園にある生態園も面白かった。予定外の植物が根付いたときに、「招かれざる生物」と明記したパネルを設置するってのは誰が考え出したネタなのか。時間が無くなって途中をショートカットしたことが悔やまれる。
 全体に良い博物館だった。もうちょい駅に近ければ行きやすいんだがなぁ。

夕方から元ユタ。今日の参加者は、円城塔、大森望、小浜徹也、才野茂、堺三保、添野知生、高橋良平、林、三村美衣、宮崎恵彦。

ぼくが聴いた主な話題は、スキャナー・ダークリー、ジャンキー会話がすてき、小松左京賞、落選作叢書、あれだけはさすがに、60年代の東欧SFのよう、髪を切った人、数学的にありえない、やわらか戦車同人誌、時かけ、ホモソーシャルな集団、リュウのすごい漫画、茂木健一郎はすごい、水伝、山田正紀からの献本、『ひと夏の経験値』の草食動物たち、許せるようになってきた、遊歩人、冥王星、書き換わる教科書、台湾の蚊が大変(デング熱)、帰化生物、恐怖のアルゼンチンアリ、アリクイを飼う街、来年の星雲賞/SF大賞/ヒューゴー賞、海外票の扱い、『メモリー』だったり、『PLANETS』と『中間子』、かってのファンジンの作り方、ゼラ泉くん作成のmixiコミュ、など。

9月 4日
昨日の夜から、またPPPoE接続ができなくなっていたのだが、NTTに連絡入れたりしつついろいろいじってみるうちに、自分がLAN接続をオフにしていたことに気づいた。そういや、サスペンドから復帰するときにエラーが出てたから切断したような。そうか、LANケーブル経由でつないでんだから、それを切ったらつながらないよな。何をやってたんだ、おれ。

どこだか経由で、『涼宮ハヒルの憂鬱』とかいうコスプレAVが出るらしい Syu's quiz blog。掲題どおりの話。長門がいちばん感じでてるかな。

AVネタでは、「泡沫の日々」の9月1日にある、『軍服プリーツニーソであります!』も気になる。よくもまあ、そんな狭いニッチを。

さらにWebZap。YouTube - Coke's Happiness Factory。コカコーラの自販機の中はどうなっているか。

男女別・年齢別の「理想のプロポーション」。若者は乳に執着が無いという話。

あめりかん。 - yosukeの日記。讀賣記事「ディズニー「7人のこびと」、冥王星降格に不満の声明」の詳細。7人の小人の名前を盛り込んだユーモラスな声明だった模様。後半で紹介されている「冥王星のように格下げが必要な5つのもの」も楽しい。

読書的近況。『ニュートンズ・ウェイク』(言い訳をいっぱいした上でだが肯定的に評価したい)、『グラックの卵』(文句なしのすてきなアンソロジー、特に巻頭と巻末がすばらしい)、『ほとんど無害』(登場人物たちのファンとしては悲しい展開だが、聞いていたよりはだいぶ面白かった)と読み終え『数学的にありえない』と『7ワンダーズ』。

まんがでは、『カラスヤサトシ』『バラエティも〜にん』なども面白かったが、マイブームなのは『24のひとみ』。なんかことあるごとに読み返してしまって止まりません。

9月 5日
makimakiさんの日記の次の一節に感心する。
 私は「ノンジャンル型」じゃなくて「多ジャンル型」を目指しているので、フィルターを操るって重要課題だと思うんだ。
 若いのに偉いなあ。目指すところはかくありたいと思いつつも、基礎トレ不足でミステリ筋をつけられなかった僕は、ミステリを読むときはいつも「もったいないことをしてるなあ」という思いで一杯です。

許劭先生の月旦評(via ポリバケツブルー)が面白かった。名前を入れると三国志大戦のカードを作ってくれるCGI。

たとえば、田中芳樹は、「R 呉 コスト1 兵種 弓兵 武2 知8 特技なし 計略 封印の舞い」だそうな。わりと強い?(三国志大戦はやったことがないのでよくわからない)。

さらに萌え属性占い(via Shapeshpere(飛浩隆のWeb録))。「カレー」と「犬」好きにしたら、メイド属性になりました。それはないな。

マシュー・ライリー『7ワンダーズ』読了。どこに売ろうとしてるんだかさっぱり。大人向きとしてはプロットが単純すぎるしアクションの表現にも工夫が無い、キャラの書き分けが貧弱で中高生向けとしても大いに疑問。小学生向けにしては漢字にルビが無いし。小学5,6年あたりをピンポイント狙いか?
 アメリカ(=フリーメーソン)や欧州連合(=カトリック)の野望を阻止するためにたちあがった小国連合参加国がオーストラリア、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、スペイン、ジャマイカ、アラブ首長国連邦というのは何の冗談なんだろう。南アジア以東のアジア国家がまったくでてこないのも謎。作者の世界観の計り知れなさにはお手上げです。
 前に邦訳が出た『アイス・ステーション』(『スケアクロウ』の文庫版)はそこそこなのだがなあ。

マシスン『不思議の森のアリス』(論創社)収録作の邦訳異題チェックをしてみる。
  1. 男と女から生まれて/男と女から生まれたもの/モンスター誕生
  2. 血の末裔
  3. こおろぎ
  4. 生命体/異星人襲来(※)
  5. 機械仕掛けの神
  6. 濡れた藁/わらが匂う
  7. 二万フィートの悪夢
  8. 服は人を作る/服こそ人なり
  9. 生存テスト/テスト
  10. 狙われた獲物/えじき/生贄
  11. 奇妙な子供
  12. 賑やかな葬儀/葬式
  13. 一杯の水
  14. 生き残りの手本/生存の図式
  15. 不思議の森のアリス
  16. 不法侵入/受胎告知
※mixiで教えていただいたところによると、「掲載された奇想天外1974年7月号の目次と本文ページ左下には「異生物襲来」とあり、本文タイトルには「異星人襲来」とある」そうだ。

一番左が『不思議の森のアリス』掲載の題。全部をひろったわけではないが、けっこう変わっている。収録作の多くはミステリマガジンやMen's clubに載ったっきりの作品で、『モンスター誕生』(ソノラマ海外シリーズ)と被っているのは「男と女から生まれて」(「モンスター誕生」)のみの模様。

買ったもの。

森瀬繚『クトゥルー神話 ダークナビゲーション』(ぶんか社)
 まんが、ゲームを中心としたクトゥルフ神話受容の過程とその広がりをまとめたガイドブック。御多分に漏れず、後藤寿庵の書き下ろしコミック目当てだったんだけど、全体に面白そげ。「安田均、グループSNE、クトゥルー神話」なんて、添えられた写真だけでもうれしくなるし。クトゥルー神話にはまったことのある全国のぼんくら必読。

スーザン・A・クランシー『なぜ人はエイリアンに誘拐されたと思うのか』(ハヤカワ文庫NF)
 これを大手を振って読める立派な人に早くなりたいです。目標は金曜日。

ヴォルフガンク・ホールバイン『ノーチラス号の冒険3 深海の人々』(創元社)
 7月に出てたらしい。4巻が出たらまとめて読もう。

9月 6日
アダム・ファウアー『数学的にありえない』(文藝春秋)読了。直前に読んだのが『7ワンダーズ』だったからか、事前にSF読み方面からの否定的な感想を聞かされて覚悟していたからか、予想していたよりはだいぶよかった。
 確かに、上巻の設定説明&種撒きの部分にはいらいらするところが多いが、後半のアクション&伏線回収部分に入るとかなり面白くなる。これだけ出来ていれば十分でしょう。物理、数学関係の話は概ね間違っているが、最初から絶望しておけば気にならないレベル。いやほら、現在某誌連載中の作品も含め、もっと腹立たしいものはいくらでも。
 キャラクターの扱いがひどいのは確かだが、それはメインアイデアが要請しているもんだしなあ。ご都合主義展開のかなりの部分も同様。いやまあ、擁護できないところも多いけど。ベストに推したりはしないが、こんなものもあったよと覚えておくくらいには面白い。
 ただ、SFの文脈で言及するかどうかは微妙なところか。設定はそうだけど、面白さの中心はそこには無いし。

9月 7日
どうやってたどり着いたのかは忘れてしまったが、サヨナナ: このトランプゲーム誰か知りませんかの由来のわからないカードゲームの話が面白い。ベースのルールはトリックテイキング系だけど、「早く終わると勝ち」というのがやや異色。あ、貧民(大富豪)もそうか。山がある間と、尽きてからでゲームの様相が急変するのもポイント。なんだろうなあ。このゲームファーム - トランプ・タロット・ドミノ etc. で探せば見つかるかな。

ついでにWebZap。POP2*0(ポップにーてんぜろ) - アニメサントラの意外な仕事発掘!「80年代アレンジャー外伝」その2。音楽畑から見たアニソンの話。情報量がむちゃくちゃ多いんでまだちゃんと読んでません。アニメ的な文脈とまったく違うつながりで作品タイトルがあがるのが面白い。

さらに名画を萌える絵にリメイクするスレ保管庫。タイトルどおり。ときどきすごいアレンジが。509の風神雷神図とか、どうやって思いついたんだ。

米軍兵士は「条件反射」でイラク民衆を殺す 行動心理学に基づく「殺人マシーン」化訓練で洗脳 蛭田勢二。扇情的なタイトルだけど、書かれている内容は面白い。「戦場においても人は人を撃てなかった」「心理学(と技術)がそれを変えた」という話。
 こうした訓練の結果、米軍兵士の発砲率は、第二次大戦の15〜20%から、朝鮮戦争では55%、ベトナム戦争では90%まで上昇した。ベトナム戦争では、普通の兵士は一人殺すのに平均して5万発もの弾丸を費やしたのに対して、「人殺しの訓練」を徹底的に受けた米軍狙撃兵は、敵一人殺すのに平均1・3発の弾丸しか必要としなかった。
 ってのはすごいな。後段は、「普通の兵士」と「狙撃兵」という別種のものを比較しているからあれだけど。

デイリーポータルZ そのへんのマイナスイオンを計る。またそういう困ったネタを、と思ったら、「もしマイナスイオンによる健康への効果を期待される方がいらした場合は、ぜひドライヤーを使われることをおすすめします」という落ちでちょっとほのぼの。

/.j サイエンス: うるう秒からうるう時間へ?。「国際電気通信連合 (ITU)の作業部会で「うるう秒」を廃止し「うるう時間」に変更する方向に動いている」という話。リアルタイムシステムの中の人として頑張っている皆さんを除くほとんどの人にとっては、ずれをまったく意識する必要がない「うるう秒」の方が筋がいいと思うのだけど、どうやら逆に動きそう。
 ただ、それがいつ影響するかというと「うるう時まで何年?」というコメントによれば数百〜数千年後の話なので、われわれは気にしなくてもなんとかなるかも。
#はるか未来でとってもいやなことを起こしそうだけど。
##そして外挿がきくかというと実は微妙。
このトピック、抜本的解決のために地球自転を止めるとか、珍しく楽しい議論が多いです。

鈴木慎一さんの不定期日誌経由で【こぼれ話】通説に反してネズミはチーズが嫌い=英学者が研究 ( OCN news )。ええええええ?!世界観を根底から崩された思いでいっぱいです。

9月 8日
秋の改変第1弾のBLACK BLOOD BROTHERSを観る。ふつうの現代吸血鬼アクションだなあ。いろいろエピソードを盛り込みつつ謎を残して興味を引く、第1話としては合格点か。でも、今秋は夏以上に本数を絞ろうと思ってるんでたぶん続けては観ない。

観ている中で秋で終わるのは の6つ(時々見ているゼロの使い魔を入れると7つ)。新規視聴は4本以下程度に抑えたいところ。

6作のうち風人物語の後番組は「シルクロード少年 ユート」。戸梶圭太・原案、寺田克也・キャラクターデザインの3DCGアニメ。ひょっとしたら面白いんじゃないかという予感はあるが、ここまで手を出していたらきりが無いという気も。

ふとした気の迷いで買った種村季弘の『食物漫遊記』。「東は東、西は西」という章を読んで微妙な気分に。タイトルどおり、関東・関西の食文化の比較から、洋の東西の比較につなげるエッセイなんだが、ここで関東・関西を徳川・豊臣に代表させているのだな。なぜ?豊臣は尾張、徳川は三河の人間なんだから、食文化にそんな違いなぞあるものか。
#名古屋と岡崎に差が無いかというと、やはり多少はあるだろうが、それはまあ別の話。

そらまあ、豊臣でも秀頼は大坂城で生まれているから関西代表でわからぬでもないし、徳川も家光以降なら関東代表でいいかもしれないが、太閤秀吉や神君家康の名を出すならそれは違うだろう。世の中、関東と関西だけで出来てんじゃねえってばよ。

関連しそうでしない話。大河ドラマ&時代劇 登場人物配役事典というものを見つけた。便利な気がする。

同じく関連し損ねる話。信長の逸話に、三好家の料理人に料理をつくらせたら味が薄いので作り直させたというものがある。信長が尾張の田舎大名(あるいは文化に疎い武骨な大名)であることを示すエピソードなわけだが、同じ尾張のしかも百姓出身の秀吉はさらに濃い味に偏っていたのではないか。西国の薄味で大丈夫だったんだろうか。

9月 9日
一日、マンガを消化して過ごす。『喰いしん坊!』9巻の41pで登場するマジック坂田の師匠、南京善次ってゼンジー北京なのだな。あんまり似てない気が。

最近買ったアニソンをいくつか。
島みやえい子「ひぐらしのく頃に」;同題アニメのOP。ふと買おうと思ったら、近所のCD屋は売り切れなんでやんの。ゲーム屋でみかけたんで買いました。映像無いとふつうだな。

パール兄弟「ダークサイドにようこそ!」;「N・H・Kにようこそ!」サントラ。15曲中9曲がボーカル曲というのはちょっとお得な気分。まほう少女プルリンOPは残念ながらはいってなかった。

9月10日
朝アニメ。ガイキングLODは無駄なうじうじ悩みにいらついた。リュウケンドーは例によってドラマパートと戦闘パートがかみ合わず。ボウケンジャーの販促戦闘とカブトの超速伏線消化は良かった。

昼からカラオケ。なんだかんだで、瞬間最大6人、平均4人強という感じ。目的の「Go!リュウケンドー」も歌えたし、ほぼ満足。無敵看板娘OPがぜんぜんダメだったのは反省したい。次の機会には、「ON THE WING」(GALACTIC PATROLレンズマンOP)を歌おう。

9月11日
黒書刊行会の中の人の日記経由で横浜美術館 MUSEUM SHOP 通販ページ リフティングイメージ。ボッシュの絵画に出てくる不思議生物などを立体化したフィギュア。たしか、オランダかどっかの会社がつくってるんじゃなかったかな。ぼくは BUNKAMURA のミュージアムショップで買いました。通販してたんだ。むちゃくちゃよく出来てるんで、(ある種のひと相手の)プレゼント用としてもいいんではないかと思うことです。

ロフトプラスワンでコマ撮り怪獣100年史なんてやってたのか。
 オブライエンだろうが、ハリーハウゼンだろうが、自主映画だろうが、コマ撮り怪獣シーンだけを1分ほどにまとめて、160本以上見続けるという、普通の人間なら行こうとも思わない、気が狂ったようなイベント(笑)
うわ、むちゃくちゃ観たい!添野さんが似たようなのを作ってSFセミナーで公開してくれたりしないかな。 < 無茶を言いすぎ

ロシアで見つけた おっ!これは!? 第四回 「晴れ薬」という記事を読み驚いた。
 モスクワでは1981年より今まで、大きな祭日(デモやパレード、共産土曜奉仕日、モスクワ市の日)には一度も雨が降ったことはないのです(驚異!)。
って。ひみつシリーズ(『できる・できないのひみつ』だったかな)に載ってた天候操作の話って実現してたのか。いや、ほんとかどうかは知らないけど。
多くのモスクワ住人が
「人工的に良い天気を作り出した後は、1週間雨が続く」
と苦情を言っているそうです。
というのはリアリティがある。

ふと思い立って伊藤典夫訳「男と女から生まれたもの」を読んでみた。SFM34号のバージョン。そうか、こんなにわかりやすい話だったのか。仁賀訳も、『幻想と怪奇』で読んでたときには、とてもは気にならないと思ってたんだけど。あれは若い頃だからこそ許容できたのか。ここまでレベルが違うと、ちょっと。いくらなんでも。

9月12日
 昼飯を食いながらふと、醤油はなぜ醤油なのだろうと気になった。思いっきり水に溶けるんだから、油じゃないと思うんだけど。あれか、やはり油的物質が少しは溶けているということか。
 と、ここまで考えを進めたところで新たな疑問が発生。油ってなんだっけ?
 いやこれは知ってるはずだ。確かに高校で習った。あれ?なんで思い出せない?えーと、水酸基がついた有機物、それはアルコールか。長い鎖になった炭化水素?違う、それは燃料としての油だ。たぶん食用油とは違う。あれ?あれ?
 日々失われていく記憶の多さに、慄然とする今日この頃。

 ちなみに食用油は「1個のグリセリンに3個 の脂肪酸が結合したもの」らしいです。要は脂肪ね。

秋のアニメ新番組をチェックしてみる。えーと、視聴可能な分で40タイトル弱?興味があるものだけ拾っても
 1日(日) 2330 MX  BLACK LAGOON The Second Barrage
 3日(火) 1800 TX  D.Gray-man
         2456 NTV DEATH NOTE
         2640 EX  RED GARDEN
 4日(水) 2500 TX  武装錬金
 5日(木) 2525 TBS 009-1
 6日(金) 2400 KIDSくじびきアンバランス(CTC 水2600)
         2530 MX  パンプキン・シザーズ(CTC 土2535)
         2555 TBS コードギアス 反逆のルルーシュ
7日(土)  2455 TX  史上最強の弟子ケンイチ
10日(火) 2600 MX  銀色のオリンシス
16日(月) 1900 NTV 結界師
 と10タイトル以上になるってのはどうすりゃいいのか。原作漫画を読んでる奴は切るべきかなあ。

9月13日
 "Something Orange"の海外作家名の表記ゆらぎに関する記事をみていたらアーシ「ェ」ラ・K・ル・グィンという表記があり(訂正済)ちょっと気になったので、googleで検索してみた。うわぁ、アーシェラ表記が6.4万件もあるよ。
 いやまて。ル・グィンとは何の関係もないページもあるはず。「アーシェラ -グィン -グウィン -グィン」で検索してみたら5.2万件になりました。アーシェラなル・グィン(orル・グウィンetc)は1.2万件。アーシュラなル・グィン(or いろいろ)は30万件ほどなので、間違えている人の比率は3%くらいの模様。まあ、ありうる発生率の間違いか。
 不思議なのは Ursula という綴りを併記してアーシェラとしている人がいること。その綴りから「シェ」は出てこないと思うがなあ。思わず、こっちが間違っているのかと辞書サイトで発音を確かめちまったい。ところでUrsulaとは関係ないアーシェラは、どう綴るんだろう。

 ムアコックのほう。早川表記に慣れているのでマイクルだと思い込んでいたが、創元はマイケルなんですね。気づいてなかった。そしてAMEQさんのリストはマイクルで、Wikipediaはマイケル。基準表記にマイケルを使うのは別にいいけど、マイクル・ムアコックで引けないというのはどうかと思う。 > Wikipedia
 ?キーワードは「ムアコック」しかないが、存在しない「マイケル・ムアコック」にリダイレクトしているので、マイケル表記派の模様。みんな、そんなに《ホークムーン》が好きか。

おまけ。見た者すべてが呪われる「DMC地獄のFlash」。このFlashもよくできてんですが、それ以上にタイトル横のちゅるやさんな鷲巣が気になります。

9月14日
「何かのマンガを買い逃しているはずなんだけど、それが何かわからない」という微妙な気分に悩まされる今日この頃、みなさまおかわりありませんか。『鈴木式電磁気的国土拡張機』は買ったから、別の何かのはず。なんだろう。ほしのふうた『霧の童話』はまだ買ってないけど、たぶんちがうしなあ。
#エロまんがじゃない気がする。

そんなこんなで買ったもの。

シギサワカヤ『箱舟の行方』(白泉社JETS COMICS):女と男の話、全6篇。んー、上手いとは思うけど、僕の必要とするもんではないなあ。

絶叫『じゅっTEN』1巻(一迅社REX COMICS):おとなしい少年の前に現れた十円玉の精が巻き起こす大騒動、が当初のコンセプトっぽいけど1巻後半からはどんどんラブ展開が前面に。ギャグ分多目のラブコメという感じです。ヒロインの親友がそばかす標準装備(眼鏡オプション付き)の高レベルツンデレというあたりがセールスポイント。
 十円玉云々の設定をすぱっと切り捨てる潔さが素敵(いや、捨てたわけでは)。

大西科学『ジョン平とぼくと』(ソフトバンクGA文庫):ラノベを評判も聞かないうちに買うのはほとんど無いんだけど、大西科学という名前に驚いたんで、つい。小説も書くんだ。小川一水の解説によると「大西科学という作家の作品」ではなく、「ジャッキー大西の主宰するラボ、大西科学の生産物」という扱いのようだ。当然のようにまだ読んでないんだけど「量産型現代魔法に疲れた方へ」という帯の惹句が挑発的でいい感じ。

少女漫画新刊棚に並んでいたタカハシマコ『エオマイア(上下)』(双葉社)が気になってるんだけど、誰か読んだ人いませんか。

マシュー・ライリー『アイス・ステーション』(ランダムハウス講談社文庫)を読み終えた。おお、それなりに面白いぞ。
 南極のアメリカ基地で謎の宇宙船が見つかった。宇宙船の確保と基地の科学者の保護のため派遣された、米海兵隊のチームはフランス軍精鋭部隊の襲撃を受ける。やつぎばやに襲い来る危機また危機を彼らは乗り越えることが出来るのか。
 まあ、そんな感じ。30ページに一度くらいのペースで絶体絶命の危機が起きるという忙しいサスペンス。リズムもよくて、単調な展開の割りに飽きません。ご都合主義展開も多いけど、ハリウッド映画だと思えば気にならない。デビュー作でこれが書けるなら、『7ワンダーズ』はなんであんなことになっちゃったんだろう。

WebZap。

YouTube Sakura War 3 Union attack Collection:サクラ大戦3の合体攻撃ムービー集。なんでこんなすっとんきょうな映像ばかり。ハートのファイブカードなんて、この怒りをどこにぶつけようかと。

心臓が止まったらそこで試合終了だよ - 勃起判決:だれかの日記からもリンクされていたような気がするけど。ちょっと思いつかない展開。

2006年秋のアニメ新番組主題歌一覧表:タイトルどおり。くじアンのOPが桃井じゃないのかー。

Guym-network - 勝訴!!……ではない(軽犯罪法違反結末)-真概夢戯言/2006-02-08-Wiki:マルチツール付属のナイフ所持を認めさせたケース。その気になってる警察を相手にするにはここまでがんばらないといけないらしい。

アニメ製作現場のお話: 良いパース、悪いパース。

ルート検索の使い方- 生活地図サイト MapFan Web:これはただの実用ブックマーク。

9月15日
急に寒くなったとたん覿面に風邪引いた。流行に敏感すぎ。明日のファン交は這ってでも行きたいテーマ(ダンセイニ!)なんで、これから全力で寝て直したい。日曜、月曜の予定とかもあるしな。いつのまにかラピュタのアニメフェス開催も決定してるし、いろいろ忙しくなりそうだから、さくさく進めていかないと。

ピアノ・ファイア - 明日は全部沈没の、SFの題名の中に「以外全部」を入れるという遊びが面白かった。何年か前(いや、もう十年位前か)の京フェス合宿の明け方にみんなでやっていた、「風」を真ん中に入れる遊び(ex 山田「風」太郎)みたいなもんですな。当然のように、コメント欄で京フェス合宿明けのような世界が繰り広げられてます。コンセプトは面白いけど、既出チェックが面倒。
 既出の中では、「接続以外全部された女」がインパクト大。「しあわせ以外全部の理由」「あなたの人生以外全部の物語」もなんだか深遠。

先ほど知った話。青森県の地図の津軽半島に注目していただきたい。外ヶ浜町、中泊町、五所川原市のあたり。何をどうしたらこんなことになるんだろう。

奇妙愛博士の所長室で「ゼクター擬人化」というキーワードが話題になってたんで検索してみたら本当にありました。ゼクタンの保管庫。2ch特撮板、【ツンデレ】カブトゼクター萌え【ドリル】というのが発端となったゼクター擬人化スレッドのまとめサイト。他にも個人で似たようなことをしている人はいる様子(F I C K L Eとか)。世の中はひろいなあ。

kmizusawaの日記 それなんて宗教?で、「日本教育再生機構」なる集団のすごい呼びかけを知る。
さらに私たちは、あらゆる文明を巧みに受け入れてきた「日本文明」の中に、
ゆきづまった現代の世界を救う力が秘められていることを信じ、
世界の人々の幸福のため、広く海外へもそれを伝えていきます。
教育の力によって汚されたものは、教育の力で清めることができます。
教育の力によって衰亡したものは、教育の力で再生することができるはずです。
確かにこれはちょっと宗教っぽい。でも、なんか見たことあるなあと思い一部をちょっと変えてみた。

さらに私たちは、あらゆる文化を巧みに受け入れてきた「SF」の中に、
ゆきづまった現代文学を救う力が秘められていることを信じ、
世界の文学の発展のため、ジャンルの外側へもそれを伝えていきます。

あ゛。

9月16日
結局、風邪は治らなかったのでダンセイニ話&元ユタ例会は泣く泣く諦め、かわりに部屋の片隅につんでおいた本の山から、不要な本を抜き出してみる。エロ漫画とふつうのマンガが半々に、仕事用に読んだ小説少々を加え、ダンボール3箱あるかないかくらいか。全体の書籍量にはまったく影響を与えない風味。あれぇ?
 とりあえずひっぱりだしてまとめてみたんだけど、結局積んでしまっては意味が無いよなあ。蔵書リストに「売った」マークをつけてとっとと売りに行かないと。
 そんなかんじでごそごそやってたら、ほこりを吸い込んでいい感じにはだみどぅがでばず。なにやってんだ、おれ。とりあえず掃除機をかけよう。

それで体力を消耗したので、もう一度布団に入って中日・阪神を観てたら(横浜・讀賣は中継がなかった)、山本昌がノーヒット・ノーランとかかましていた。しかも無四球。これが41歳の投球か。野球分は補給したんで、着替えてGガン観にいこう。ああ、メビウス観てからにするか。

と言っているうちにタロウとゾフィーがメビウスのアバンに登場。メビウスはタロウに鍛えられたらしい。空を割って登場するバキシムは異次元人っぽくてかっこいいなあ。特撮の肝は敵の面白さと確信。

某所でGガンを観てきた。チャップマンがジュルジュをボコるあたりで到着、ファラオガンダムIV世が荼毘にふされたところで飯を食いに行き、戻ってから東方先生の妙技を堪能。#15のサブタイトルテロップが出たところで離脱。前半のクライマックスは観たから交通費の元をとる以上の収穫はあったかな。しかし、あれですね。やはり東方先生は素敵過ぎますね。ああ、スーファミとGBAソフト用アダプタ引っ張り出して2次Gやろうかな。

おまけ。YouTubeから山本昌広 189勝目関連動画で、2006年プロ野球 中日・阪神18回戦 9回表と、2006年プロ野球 中日・阪神18回戦 ヒーローインタビュー。アップロード屋、しごとはえぇ。

9月17日
リュウケンドーを観る。市子先輩がピンで主役を張った回。律子先輩との区別がついてないので、本当に市子先輩だったかはわかりません。たまたま拾って指輪にした光る石が、実は岩石巨人のコアというところまでは普通かなと思っていたが、まさかそこから岩石巨人に惚れられるという展開になるとはなあ。しかも「警官と岩は恋できないの」て。警官じゃなくても無理だろう、それは。

Bパートの展開が雑なのが残念だけど、それがリュウケンクォリティ。

9月18日
古代文明展には全力で行くキャンペーン実施中なので、風邪も弱まったところで東京都美術館のペルシャ文明展へ。

 展示されていたのは牛や獅子、グリフィンをモチーフとした陶器や青銅器、金銀器など。全般に高度に抽象化された端正な美術が多く、美しくはあるのだけどインパクトには欠ける感じ。なんというか少年サンデー的?
 中で印象深かったのはペルセポリスにあった万国の門のミニチュア。ペルセポリス関連の展示は全般に良かったので、在りし日のペルセポリスのCG再現とかあると嬉しかったな。
 ペルシャは、どうにも永遠の敵役という印象しかないんだけど、歴史関係の記述が面白そうだったんでちょっと調べてみようかと思った。

 あ、会場にいた中学校のジャージを着た少女が、とてもいい感じで展示に反応していて微笑ましかった。青銅の武器が並ぶコーナーで「これぜったい血を吸ってるよね!」とか。あまりに反応が良かったんで、ジャージがテニプリのコスプレじゃないかと疑っていたというのは秘密だ。
#実在の学校でした。

9月19日
経由元は忘れた。pya! カラテカユカイ。すばらしきドット絵の世界。

資料があったので。NPBの観客動員を記録。
  本拠地球場   収容人数 平均観客(2005) 充填率 平均観客(2006) 充填率
G 東京ドーム     45,600   40,029        87.8    40,048        87.8
S 神宮球場       37,933   17,914        47.2    18,345        48.4
Y 横浜スタジアム 30,730   13,370        43.5    15,209        49.5
D ナゴヤドーム   38,414   31,293        81.5    32,241        83.9
T 甲子園         50,454   42,907        85.0    42,354        83.9
C 広島市民球場   31,984   14,385        45.0    14,307        44.7

F 札幌ドーム     43,000   20,083        46.7
E フルキャスト   23,000   14,369        62.5
L 西武ドーム     35,879   16,223        45.2
M 千葉マリン     30,200   19,618        65.0
B GS神戸         35,000   19,943        80.6
  大阪ドーム     36,477
H 福岡ドーム     35,157   31,117        88.5
2006は8月31日付。平均観客には地方球場での主催試合も含む。充填率は本拠地収容人数に対する平均観客数(地方球場分を含むので、各本拠地の充填率と厳密には一致しない)。オリックスの充填率はGS神戸(スカイマーク)と大阪ドーム(京セラドーム)の平均収容人数に対する値として計算。

ホーム球場充填率を見ると、G、T、D、Hの4球団の人気が突出していることがわかる。客席キャパに対する入場者数はかなり高いので、この4球団が球場入場者数に頼って収支を改善させることは難しそうだ。中日は大幅赤字と聞くが、チーム崩壊の覚悟をしつつ人件費を削るしか改善の術はなかろう。

Bは意外と充填率が高い。目論見どおり、合併前球団のファンが両方ついてきた?いまいち信じられないが。M、Eはセの不人気球団よりも人気が高い。千葉ロッテは熱狂的なファンを抱えているというイメージがあったので、むしろ低く感じるが。東北楽天はホーム球場の定員が極端に少ないため充填率が高くなっているだけで、入場者数的には最下位クラス。

S、YB、C、F、Lの5球団はいずれも50%割れ。人気に比してホームの定員が多い北海道日本ハムはこの中では数段まし。他球団のように3万程度のホームなら、50%台後半から60%台となる入場者数がある。他4球団はかなり絶望的。300万都市の中心部に球場がありながら、3万の球場すら埋めることの出来ない横浜の不人気はどうしたものか。
 ただ、これらのチームは収支ののびしろがあるとも言える。1万余分に入れば(< 無茶)年間73万人の増加、客単価1000円でも7.3億の増収となる。広島以外はかなりの背景人口を抱えているのだから、可能性はあると思うのだが。

入場者数で見ると、4万台の阪神 讀賣、3万台の中日 福岡ソフトバンク、2万台の北海道日本ハム 千葉ロッテ オリックス、1万台のそれ以外という4グループに分かれているようだ。人気が均等になるようリーグを割りなおすなら讀賣・福岡SB・千葉ロッテ・オリックス・横浜・広島と阪神・中日・北海道日ハム・東京ヤクルト・西武・東北楽天とかかな。

観客動員関連では横浜から見る05-06セ観客動員数という資料もあった。この人は巨人戦の動員についても検討している。ここでは地方球場を除いた東京ドーム単体の平均動員も計算しているが、それだと充填率は90%を超えるようだ。

話題とはずれるが、この人の記事はいろいろ面白い。特に解雇された投手の成績を詳細に検討する山本賢寿という投手が良かった。

9月20日
1470.netのmemo経由で、身辺雑感/脳をとろ火で煮詰める日記: OP・EDにダンスがあるアニメ一覧 −アニメキャラが踊ってるのを見て「これなんてハルヒ?」と脊髄反射して恥をかかない用心のために。「ハルヒ以前にもダンスOP or EDはあったぜ」とYouTube動画を集めまくったエントリ。コメント欄で寄せられた情報を反映したもんだからえらい量になってます。「ハルヒEDの下敷き」という「ジャングルはいつもハレのちグゥDELUX」EDは確かによく動く。

別枠の特撮コーナーに爆竜戦隊アバレンジャーED特捜戦隊デカレンジャーEDがないのは残念。

 定時であがって近所のYSへ。着くなりタミヤの1/35 ミリタリーミニチュアシリーズとしか思えないU.C.ハードグラフ 1/35スケール 「ジオン公国軍 機動偵察セット」なる代物をみつけのけぞる。うわぁ。ワッパをこうしちゃうのか。狙いは悪くないと思うけど、このあとどうするんだ。ミサイルエレカとか?パッケージはやりすぎ感が漂っていてgood。
 奥のボードゲームコーナーには更なるトラップが。いつの間に、スティーヴ・ジャクソン・ゲームズの「マンチキン」日本語版なんて出てたのか。買っちゃうじゃんかよう。できるだけ荷物を減らそうとしているのに、またやりもしないゲームを。うう。コンポーネントに比べてあからさまにボックスが大きすぎるのはマンチだから?
 そして本命のGJ最新号は見当たらず。いや、ここにGJが入ったことは無いんで当然なんだけど。土曜のアンサンブル例会前にYS西口にでも寄るか。

 つづいて新星堂へ。COMICリュウ創刊号と季刊エス10月号(ハルヒの山本寛インタビュー;Ep00、Ep9、Ep12、EDの話題)に加え、「ハヤカワ文庫秋のHOT HIT 100」ブックレットも無事入手。久しぶりに週べも買ってみたり(残念ながら山本昌のノーノーはグラフ記事1pしかなかった)。
 MCアクシズ2号はイタリア軍関連の記事を立ち読みするうちに思わず買いそうになったが、他のマンガを見て理性を取り戻す。しかしこれといい、表紙で加藤夏希がコスプレしている「萌える!自衛隊最新ガイド」といい、抑制無く「メカと美少女」への欲望を垂れ流す本がいっぱいだなあ。

最近聞いたトリビア。だいたひかるの結婚相手で、「トリビアの泉」などを担当する放送作家の北本かつらは

元ジャンプ放送局優勝者の、竜王は生きていた。

冨田和音株式会社の「ローマは一日にして奈良漬」と同一人物のような気がして、検索しまくったのはひみつだ。奈良漬は岡戸孝宏だったか。

9月21日
どうでもいいこと。sorryは元来「残念に思う」という意味で、自分の非を認めたわけではないとかなんとかいう話から遠い連想。

 「最近の日本人は感謝を示す場面でも、謝罪を示す場面でも「すみません」で済ましたりしていけない。感謝のためには「ありがとう」という言葉があるんだからちゃんと使うべきだ」というような主張を時折目にする。
 そらまあそうだとは思うのだが、ふと「感謝」「謝罪」という語が気になった。

 漢語の文法から見てそれぞれ、「謝を感じる」「罪を謝する」だよな。えーと、まさに「感謝も謝罪も「謝」で済ましてる」ってことか?じゃあ「謝」って何?訓の「あやまる」が本義でいいのかな。手元に漢和辞典が無いので、妄想はここまで。

タイドライン・ブルーのTV初回放送では放送されなかった最終回をKIDSステーションで。グールド艦長の真意が明かされたりしつつ、父と子の(間接的)再会も成る後日談。おお、あのぐだぐだの話がまるでまとまったかのように。一応、録画した甲斐があった。全体としては観なくてもよかったけどな。

コヨーテ・ラグタイムショー最終話。感動的なほど盛り上がりませんでした。まる。コヨーテの面々のキャラが最後まで掘り下げられなかったのが致命的。この展開が許されるのは、キャラに愛着をもたせられたときだけだよ。#1以外はまったく観る価値なしでした。

ゼーガペイン#25。ここへ来て正調ロボットアニメ展開。のっとられた戦艦管制用仮想人格が登場する場面の手に汗握る感といったら!平日夕方アニメは録画しないの原則を曲げて、最初から観ておけばよかった。来年の星雲賞はきっと、って、強力なライバルが多すぎるか。

糞ボルト@落描道場から。今日のステキMS。
題名「強襲」:オリジナル・ジオラマの投稿写真。奥に今はプレミアもついているムック「BAISON SENTINEL」が写ってます。
Gyana:MS少女の一葉。すました風情の中に見える恥じらいが好印象。

9月22日
以前話題にした「【こぼれ話】通説に反してネズミはチーズが嫌い=英学者が研究」という記事について、検証しているサイトがあった。医学都市伝説;ネズミはチーズを好まない [都市伝説・デマ・トンデモ, ニュース]によると「動物行動学者のディビット・ホームズ博士」というのが眉唾らしい。また、記事の背景を調べた猫は魚が大好きだ、ネズミはチーズが大好きだ、パンダは笹が大好きだによると、
 あとは推測になりますが、どうもこれ、ブルーチーズの業界団体が、商品のイメージアップと販売促進を兼ねて行った「研究」が、マスコミに乗って世界をかけめぐり、ブログによってさらに拡散している、という構図じゃないですかね。
だとか。ちゃんと調査するといろいろわかるものだなあ。安易に記事に踊らされえないこと重要。「ネズミはチーズ」という世界観が守られて安心しましたさ。

って、検証もせずにblog記事を鵜呑みにするのはどうよ。
#でも面倒なので再検証はしない。

以下余談。「医学都市伝説」のコメント欄では、「猫がなぜ魚を食べるのか」が話題になってるんだけど、そこからリンクされたこの記事に呆然。

スナドリネコさんって、漁り(すなどり)猫だったのか!!ぜんぜん気づいてませんでしたさ。

徒然なるままにBlog - YouTube動画のタイムライン画像を作るという記事が面白かった。YouTube動画のURLを入れると、一定時間ごとの画像スナップショットを作ってくれるCGI。多用するとさまざまな方面に迷惑かけそうだけどな。

会社が引けてから徹夜カラオケに行ってきた。着くなりサプライズがあり大変吃驚だったのだけど、それはそれとして(←ひどい)歌いつづける。歌ったのは、リューケンドーOP2とか、NHK EDとか、勇者メドレーとか、韋駄天翔ED2とか、バクシンガーとか、GS美神OPとか、まじぽかED(sensuousののみ子VerとゆうまVerしか入ってなかった)とか。念願のGALACTIC PATROL レンズマンのOPを歌えたのは大きな収穫。"XTC"(ウィッチブレイドOP1)のアニメ映像は、とても色っぽくて良いと思ったよ。

韋駄天翔の最近の展開を知らない人がいたので「古代MTB文明の悪霊が取り付いた父親とMTBバトルをすることで現実世界とMTB世界、ふたつの平行世界の崩壊を救おうとしている」と説明したのだが信じてもらえなかった。完璧な要約なのに。

7時過ぎにすっかりぐだぐだになり、「家以外全部なき子」だのとダメ会話をしながら解散。

9月23日
アニメとか特撮とかを観る。

ウィッチブレイド 最終話:
 呪いの腕に翻弄された母娘の物語が終結。アクションが地味だとか、ナソエフ方面のプロットが余分だったとか不満もあるが、全体としては良い着地だったんじゃないすかね。舞い落ちる桜貝のかけらにはちゃんと感動できたし。

おとぎ銃士 赤ずきん#13:
 村人の変な踊りにどうしようかと。信仰の無力と力という、けっこう重いテーマがメインになっていたが、わりとあっさり流した風味。

韋駄天翔#51:
 最終決戦直前、いろいろな事実が明らかに。最終回前の盛り上げ方としては必要十分っぽい。とりあえず、次週。

メビウス#25:
 先週結構なホラー展開をしたのにもうお笑いですか。光速で超獣設定が使い捨てられそうで不安いっぱい。なんでこんなに「敵を魅力的に書く」ことが下手なんだろう。

「BLOOD+」最終話も見たけど、単体でどうこういうのは無理でした(あたり前)。

昼遅くからは新宿YSでGJ最新号を買ったりしつつアンサンブル例会へ。ちゃんとしたバーで飲むバーボンはやはり美味いね。

9月24日
さらにアニメとか特撮とか。

ガイキングLOD 最終話:
 プロイストの正体があかされて大団円&その後のエピソード。先週で全部終わってただけに、特に語るべきところもなし。あー、ディックへのフォロー(父親が回想するとか)が皆無だった気がするのは気のせい?なんか見逃した?(あとで見返したら生きてました。それはむりやりすぎでは)悪くは無いんだけど格別良くも無いというあたり、実にガイキングLOD的最終回。

リュウケンドー#38:
 SHOT基地を魔法爆発から救うため、御厨博士、走る。珍しくまとまりの良いエピソード。市子先輩のアクションシーンがあったのは喜ばしいが、ここは律子先輩にも登場して欲しかったところ。しかし、主人公が(ろくに)変身しない回のほうがまとまりがある変身ヒーロー物ってのはどうなんだ。

ボウケンジャー#30:
 大剣人ズバーンが仲間になる。こまごまとした部分への感想はすべて、アルティメットダイボウケンが巨大化したズバーンを手に取るところで吹っ飛んだ。ドリルとミキサー車じゃ、手が無いんだけどと思ってたら、挟むことすらしないんだもんな。なんだよ、その豪快な解決。せめて、握る用の手を剣側のパーツにするとかさぁ。まあ、面白いからよし。

カブト#34:
 矢車さんの堕ちっぷりをみることだけが楽しみです。

9月25日
焚書官の日常:ラムと名誉:数学の問題の「寝床争奪戦」の確率計算を考えてみる。
1番から5番までの席に順番に人が座ります。
全員座ったら1番から順に骰子を一回ずつ振ります。
2番の人は、1番の人の出した目以上(イコールを含む)の目を出せば、1番の人に勝てます。そうでなければ1番の勝ちです。負けた方は退席します。
次に、1,2のうちの勝者と3番が勝負します。このとき勝ち残っている側の骰子はふり直ししません。つまり、勝つために必要な出目は上がることはあっても下がりません。
これを繰り返し、計5回骰子を振って、最後に残った1人が優勝です。
同点で勝てるので、勝負としては後番有利。でも、自分の番になったときの目標値は後になるほど高くなる。で、最適値はどこ?という話。参加人数が十分に多い場合だと、目はほぼ6になっているから、最後の番の勝率が1/6(6のみ)、最初のほうはほぼ0、間は指数関数的って感じになりそう。というわけで極限では単純に後に行くほど勝率が高いというのが正解っぽい。5回のケースでも、実際に数え上げてみたら(たかだか8000ケース弱しかないので簡単)5人目(最後)が2割ちょいの勝率で最高となった。本質的な部分は変わらないから、ダイスをd10にしたらとか考えてもあまり面白くないかな。

 一昨日のアンサンブル例会明けに本屋に寄った時のこと。自分が玉置勉強『東京赤ずきん』の4巻を目の前にして、自分が3巻を買ったかどうか思い出せなくて困ってしまった。
 その時は、とりあえず自分を信じてみることにして4巻だけ買って帰ったのだが、既読のリストには3巻が見当たらない。はて、どこかに積んだだろうか。探すこと10数分。風邪気味だってのに埃にまみれつつ積みマンガの山を崩して回ってようやく見つけましたさ。なんで買ったときに読まなかったのかなあ。謎。
 そんなわけで3,4巻まとめて読了。2巻時点からの急展開の連続に呆然としまくり。そんなに大きな話にしてたのか。ラストもきれいに決まり、これはなかなか。売ろうと思ってたのになあ。

 そして山を崩す途中で、絶対読んだと自信を持っていた『低俗霊DAYDREAM』8巻が未読だと気づかされたのでした。あれぇ?

 その他、最近読んだもの。

塩野干支郎次『ブロッケンブラッド』(少年画報社YKコミックス):
 魔法少女にされた上、アイドルデビューすることになった不幸な少年の活躍。絵柄とべたなギャグのギャップがわりと好み。

くどうひさし『恋の行方』(桃園書房TOEN COMICS):
 ワニマガジンの雑誌に掲載されたという軽めのエロコメ集。いまどき電撃大王でももっと過激だという程度なんで、成年マークはなし。初期作品集のためか画は整っておらず、表紙画にだまされた感はあるが、でもまあ、これはこれで。

竹本泉『よみきりものの… コオニライフ』(エンターブレイン ビームコミックス):
 『よみきりもの』から一転、学園物という縛りをはずし自由に展開するようになった変な漫画読み切り連作。……あんまり変わってないかも。前後の話でひとつ関連するネタを入れるという新たな縛りあり。短篇としてのベストは、シルヴァーバーグネタ。ベスト・ヒロインはデザインならトンネル・シズカ(そばかすが、そばかすが)、設定含めてならコタ・ハルバルかな。

9月26日
ダメ人間度チェック2006(ver1.0)をやってみた。結果は、
名無しさんのダメ人間度は、 55 pointです。

markランク:B (A〜E)
mark偏差値:59.2
mark順位:5,154位 (30,389人中)

名無しサンに送る、ダメ格言
「世の中、妥協が大事だよ」
あまりに予想通りでわらっちゃう結果。ダメになりきれないあたりもダメすぎる。

Webから。OhmyNews:高校野球 送りバントの多さへの提案。実際の高校野球の結果からバントの有効性を検証。このあいだ読んだ『データで読む常識をくつがえす野球』にもプロを題材とした同種の検証があった。「高校野球でヒッティングを選択する場合、おおむね打者の打率が飛びぬけているので過度に得点力が高くなる」という可能性が否定できてないんで、ここからバントの無効を断言するのは難しいけれど、一定の打力を持つ打者ならバントよりヒッティングのほうが有効というのは実にありそう。名電監督の反論を待ちたい。

伊藤計劃:第弐位相 - お祭りの話。はてなの何かの企画用だと思うのだが、「マーク・レイドローの書いたシンギュラリティもの」というのがすばらしくツボだった。

 今日の失敗。その一。通勤途中、PHSがメールを受信したので確認すると、Amazonからの配送通知だった。蟲師DVD特装版の5巻(地上波未放映の21話〜26話を収録)がとうとう出たらしい。
 そうか、明日は早く帰って受け取れるようにしないと。などと考えつつホームに着いた電車に乗ろうとしたら、またもメールが。今度もAmazonだ。えーと、「蟲師DVD特装版の5巻」……?
 気づかないうちに2回注文していたみたいです。ご丁寧に価格が違うんでやんの。わははははは。

 その二。先ほど、夜食にパスタを食べようとした。そういえば、みょうがとレタスが余っている。よく食べている「めんつゆをかけただけパスタ」にはみょうががあいそうだし、冷しゃぶのたれをかけたレタスはうまいから、全部いっぺんにあわせればそれなりの味になるのではないか。
 想像してみた味はさほど変なものではない。とりあえず、パスタをゆで、みょうがとレタスを混ぜて冷しゃぶのたれをかけてみる。さて、ひと口。
 う。えーと、なんだ。いや、食えないわけじゃないけど、なんというか。
 とにかくいっぺんにというアイデアが間違っていたことを痛感しました。「みょうが+めんつゆ+パスタ」と「冷しゃぶのたれ+レタス」の間には実は接点が無いというのがポイントだったか。

9月27日
WebZap。だって、思いついたから [実験]君は小悪魔。たぶん1470.net経由でたどりついたショートショート。ちょっとうまいと思った。

livedoor ニュース - 恐怖! 魚2500匹を殺した「死のテディベア」=米ニューハンプシャー州。タイトルが秀逸。

社会実情データ図録 Honkawa Data Tribune。どのデータも面白い。たとえば図録▽都道府県別の女性おしゃれ努力度とか。関東&関西はなぜそんなに無駄に化粧をするのか。

 今日は定時退社日なので、不在連絡票を受け取りつつも20時から21時まで部屋にいるようにしてみた(稀にぎりぎりに再訪してくれる宅配屋さんがいる)が、蟲師DVD BOXは届かなかった。明日、明後日は20時までに帰るのが難しいので、受け取りは土曜朝。返品もそのタイミングだ。
 しかし、返品のためにはAmazonサイトで生成されたページを印刷する必要がある模様。うー。プリンタがなあ。職場で印刷させてもらうか。

 帰りに近所の本屋で『ナポレオン 獅子の時代』6巻、『ローゼンメイデン』7巻、『宵闇眩燈草紙』7巻、『クジラのソラ』『暗闇にヤギを探して』『あそびにいくヨ!』『ラブクラフトの世界』を買ってきた。帰宅後、『惑星のさみだれ』2巻を買い忘れたことに気づいたが、上記の理由で近所の本屋が閉まるまで部屋を出ることが出来ず涙を飲む。次に本屋にいけるのは土曜かな。

なお、『恋愛ディストーション』5巻は、快くスルー。4巻までもどこかにいったしな。

家に帰ったらフィリップ・リーヴ『移動都市』(創元SF文庫)が届いていた。ありがとうございます。冒頭からむちゃくちゃ面白そう。
「暗い荒れもようの春の午後――。ロンドンは小さな岩塩採掘都市を追いかけて、旧北海の干上がった海底を疾走していた。」
ね?

9月28日
SFM06年10月号読了。現代女性作家特集&スター・トレック特集。
ケリー・リンク「しばしの沈黙」
 入れ子構造の「うしろに進むものの話」。話の焦点が常にずれていくようで、概ね同じもののことを話しているようでもある。最も内側の話の無数のスーザンのビジョンは秀逸。ひとつ外側のチアリーダーの意味は取り損なったが、なにかあるのだろう。

マーゴ・ラナガン「地上の働き手」
 祖母を救うため天使を探しにいった少年。凡庸。
リズ・ウィリアムズ「天使と天文学者」
 ティコ・ブラーエが捕まえた天使。「地上の働き手」とほぼ同じ話というのは特集としてどうなんだ。ティコ・ブラーエの扱い方も不当に感じる。作品全体の雰囲気は悪くないのだが。

ジャスティナ・ロブスン「小熊座」
 ふたつに分岐した世界の北極星は。科学的説明が中途半端で気色悪い。ここまでイメージ優先なら、無理に理屈付けしなくても。

小説外ではアイリーン・ガンのインタビューが面白かった。DECの広報としての仕事はもう少し詳しく知りたい。エッセイのほうは現在の目からは当たり前になった部分が多く、やや物足りない。
#「当たり前になった」こと事態が偉大というのは当然として。

 もう一方のスター・トレック特集は、カーク&ピカードの声優対談に、スタトレ政治学に、言語学などなどと、とんでもなく充実。スタトレにまったく興味の無い僕でも面白く読めた。特集単体としては、初心者向けの歴史講座なんかもあると納まりがよさそうだが、SFMのスタトレ情報頻度からするとそこまでしたら冗長に見えてしまうだろう。

 その他の記事には特筆すべきものなし。永瀬唯連載の、「欧米における「血液型」の意義」というテーマは興味深いが、SFへの投影がソール『半数染色体』では弱い。

あ、橋賢亀のSF Magazine Gallery「金魚」はかなり良かった。

元本を読んでないのに野次馬的にとびつくのもあれだが面白そうなので山田化されたチェスタトンに関するURLを拾ってみた。

山田化されたチェスタトン;衝撃的な訳文の紹介。
Manalive Gilbert K. Chesterton;原文
a day in the life of mercy snow 9月後半;「たったいま、世の中には」ではじまる部分に関連記述あり。
【山田を】つづみ綾を応援しよう【超えた】;2chミステリ板に立った訳者ファンスレッド
186::Diary 原文を探す;「山田化されたチェスタトン 」で紹介された訳文と原文の対応

1470.net経由で知った、?Q:ウィキペディアのことを「ウィキ」と呼びますか?というアンケートの結果に衝撃を受けた。
 231票時点では、呼ばない123に対して呼ぶも108。そんな筋の悪い呼び方をする層が50パーセント近くもいるのか。携帯電話を「ケータイ」と呼ぶのと同じだと言われると返す言葉が少なくなるが、こっちは固有名詞だしなあ。こういうひとはwikipedia以外のwikiサイトや、wikiシステムそのものをどう呼んでいるのか興味がある。
#いやまあ、存在すら知らないんだろうけど。

と思ったらこんな質問も。「wikipedia」を「wiki」と呼ぶ人の半数近くは、「wiki」というソフトがあることを知っているらしい。

知っててそれかよ!

横浜 中日 19回戦。初回にいきなり3点取られて、その後も順調に失点。気づいたときには6対1で、ああ今日も立派に貢献したなぁと達成感をいだきつつ職場から帰ったら、なぜか逆転していてあらびっくり。どうやって6回に7点も取ったんだろう。

そして、テレビをつけたとたんに再逆転される罠。そうまでして中日を盛り上げたいのか。いやまあ、今年はいろいろと諦めてるんで、立浪に引退の花道を贈るため犠牲になるのは別にいいんだけどな。

しかし、この敗戦に対して「阪神ファンに申し訳ない」などとほざくベイスターズファンってのは何を考えているのだろう。球団としての阪神に対しては年中ぶつけられる&鴨にされているという悪印象こそあれ、好印象は別に無いぞ。

あ、中日には更なる悪印象(谷繁&ウッズの件)があるからか。

9月29日
まんがを山のように。

八房龍之助『宵闇眩燈草紙』7巻(電撃コミックス)
 ぼんくら大正だか昭和だかっぽいロマン超伝奇薀蓄でたらめバトル漫画、これにて完結。この愛すべきでたらめ能力のぼんくらたち(および、おまけのへたれメガネ)ともう会えないかと思うと寂しくてなりません。椎名さんかわいかったのに。でもまあ、京の字もちったぁ成長しちまったわけだし、これくらいが潮時か。気が向いたらまた、ひょっこり帰ってきてくれるだろうし。
 で、中身。シホイガン市篇後半は、後片付けという感じで盛り上がりに欠けるけど、他は好調。椎名さんをメインに置いた最終エピソードもいいけど、実も蓋も無い下品なギャグが冴え渡る「睦月」あたりが好みかな。

水上悟志『惑星のさみだれ』2巻(YKコミックス)
 破壊姫の騎士の物語第2巻。んー、ちょっと弱まったか。東雲半月のキャラでだいぶ持たせてはいるけど、1巻の「空に浮かぶ巨大なハンマー」のインパクトに比べると全体に弱い。で、なんか話が大きくなる風情なんだけど、ちゃんと制御し切れるのかいささか心配です。お、応援はしてるぞ。

白井三二朗『Dear Monkey 西遊記』2,3巻(シリウスコミックス)
 溜めてたのをまとめて。妖怪の支配から人類を解放するため、妖怪に殺された兄の仇を討つため、天竺に向かうテンテンと3匹の妖怪たち。人間爆弾だの、死者の恋だの、ベタなネタでこれでもかこれでもかと盛り上げてくれるのはいいんだけど、話がそんなに動いてないうちから大ネタばかり繰り出すってのは大丈夫なのか。なんか明日をも知れぬ身な感じが。

長蔵啓丸『闇に恋したひつじちゃん』1巻(カドカワコミックスドラゴンジュニア)
 異形の魔女狩人と、彼に恋した白魔女の少女。ふたりが協力して町に巣食う黒魔女たちに立ち向かう。ちょいとゲテモノな表紙に惹かれて買ってみたんだけど、なんというかいろいろ微妙。全般にもうちょいうまくなってくれないと辛い。

ムラオミノル『Knights』1巻(電撃コミックス)
 残虐な聖人の魔の手から魔女を救うため立ち上がった異形の従騎士の物語。魔女だからしょうがないよねというエロ分を除けば王道の少年漫画。エロ分っても、青年漫画に比べるとたいしたことないです。舞台は架空の王国だし、敵の聖人は化物だけど、魔女関係の薀蓄はわりとちゃんとしてます。

ほしのふうた『霧の童話』(LE COMICS)
 『霧の中の少女』のメインエピソードの続篇。いつものロリ&ショタエロものに伝奇っぽいストーリーを申し訳程度にプラス。そんだけだなぁ。

9月30日
「韋駄天翔」最終話を観る。
 前半で父との対決に決着、後半でエピローグという基本に忠実な展開。異界の危機が去った後、主人公が現実世界に戻らないことを決断するというのには驚いたが、なるようになってハッピーエンド。きれいにまとまった。良かったんじゃないでしょうか。
 失った父を異界で探しながら戦うというストーリーはガイキングLODとまったく同じだが、これは少年物の基本だからというころなのだろう。少年の父は常に不在だ。
 父が常にそばにいる勇者シリーズはその点、特殊だな。

ついでに、「おとぎ銃士 赤ずきん」も。グレ子がかわいそうでなりません。サンドリオンも、シンデレラで氷の女王でお菓子の家の魔女とは忙しいな。

DVDも無事受け取り、返品の発送も済ませて一安心。したと思ったら、別口で思いもかけないトラップが。まさかATMの引出し上限が50万になっていたとはなぁ。なんとかなって本当に良かった。一時はどうなることかと。

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