村上電業株式会社【プラスチックの加工屋です】

プラスチック 問と答え <10010>

 アクリルについた傷を消すか、もしくは目立たなくできないものですか。
 まず、傷を消すということは傷のついた部分と周辺とが同じ高さになり色具合が同じになればいいと定義します。アクリルは削ることが容易でありなおかつ透明度が非常に高いため母材と同一にまで磨き上げることが可能です。よって、修復が可能です。具体的には擦って傷がついたような、そう、擦り傷程度であれば、傷の大きさにあわせてサンドペーパーのようなもので擦ってあげれば透明になります。研磨ですから粗めからはじめて細目にと何回か研磨してあげることが肝要です、そこで弊社ではこうしたときのためにファインセラミックスを丁寧に焼き上げた粉を用意しており、1000番を50CC、1500番を50CC2000番3000番を50CC、5000番を50CC、8000番を50CCを6種類を一組にして送料込み12000円にて販売しております。この粉を水で練り柔らかい布につけて擦ってあげますと磨くことができます。3000番を越えた粉で磨きますとそれこそピカピカの一年生といった感じになること請け合いです。この粉は硬いため金属をも磨くことが可能です。自宅にありますステンレス製のスプーンをこれで磨きますとそれこそピカピカ、テカテカになります。ここまでを要求されないときはバフ研磨する方法(つまり車の外装のツヤを出すときに使うあれです)もあります。ですがダレテしまったり摩擦熱で歪が残るために強度や対薬品性を要求されるときには注意が必要です。かなり傷が深いときにはアクリルそのものを埋めてあげる必要があります。980405SUZUK