花巻温泉松雲閣


花巻温泉は賢治の父が開発に参加した温泉であり、賢治自身も
訪れている。また、「ビヂテリアン大祭」を書き直した作品、
「一九三一年度極東ビヂテリアン大祭見聞録」(未完)では、
その舞台をここ花巻温泉の松雲閣と紅葉館(これも実在)に
移し、湯治に訪れた主人公の周りに起こる事件を描いている。


関連作品:「一九三一年度極東ビヂテリアン大祭見聞録」


日時計花壇


花巻温泉にあるバラ園の日時計花壇。賢治が設計したものである。
以前は紅葉館の庭にあったものであるが、再開発時にここに移された。
また、同じく賢治設計の南斜花壇もオリジナルはこのバラ園にあ
ったが、現在はその跡に碑が残るのみである。
なお、現在は、賢治記念館のある胡四王山で日時計花壇と南斜花
壇のレプリカを見ることが出来る。



釜淵の滝


花巻温泉のはずれにある釜淵の滝。車道から少し下った所にあり、
周辺は散策ができるように整備されている。短編「台川」の中で、
教師の「私」は生徒達と共に川に沿って登り、この滝にたどり着く。

関連作品:「台川」


LIST 花巻温泉 江釣子森山 豊沢川流域