劇「種山ヶ原の夜」について


作品名「種山ヶ原の夜」
作成年大正13年
関連作品「種山ヶ原」
作品内容 賢治が花巻農学校の教師時代に、生徒達を指導し上演させた劇。(会話中心であることから岩手の方言が多く使われており、馴染みのない人には難解。) 賢治の作曲した歌や、他童話作品からの引用が使われている。
 夜、農夫の伊藤は種山ヶ原に建てられた小屋の中で日雇いの草刈達と雑談をしていた。外で馬の声がしたので草刈り達は迷い馬を探して小屋の外に出る。一人残された伊藤はいつしか眠ってしまう。夢の中で伊藤は樹霊達に出会う。樹霊達にからかわれ、木を切らない約束をさせられそうになる伊藤だが、すんでのところで気づく。樹霊達と歌い踊りはじめた伊藤は眠っていた雷神を踏みつけてしまい、雷鳴が轟く。朝になり目を覚ました伊藤は、帰ってきた草刈り達と仕事に出かける。




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