成分名 | 薬物名 | 主な働き |
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●交感神経興奮剤(血管収縮剤) | 塩酸ナファゾリン、塩酸テトラヒドロゾリン、塩酸フェニレフリン | 交感神経の受容体を刺激して、血管を収縮させる働きをもつので、目の充血をとる効果を期待して目薬に配合されている。使いすぎには注意。眼圧を上げることもあるので緑内障の人は避けること。 |
●眼筋調節剤 | メチル硫酸ネオスチグミン | 副交感神経を興奮させて、目の調節機能を改善させる作用があり、疲れ目による不快感を緩和する。 |
●抗炎症剤 | グリチルリチン酸二カリウム | アレルギー性の目の炎症に効果的。にきびの薬のページ参照 |
塩化リゾチーム | かぜ薬のページ参照 | |
アズレンスルホン酸ナトリウム | キク科の越年生植物であるカミツレの成分。アレルギー性の目の炎症にも効き目が高い。角膜上皮の再生を促進する作用をもつ。 | |
●抗プラスミン剤 | イプシロンーアミノカプロン酸 | プラスミンは血栓を溶かす作用をもつとともに、炎症の原因になるキニンなどを産生する働きをもつ。抗プラスミン剤は、目の炎症を抑える効果を期待して目薬に配合されている。 |
●消炎・収斂剤 | アラントイン | ヒレハリソウの根茎の有効成分。抗炎症、肉芽形成、組織修復などの作用があり、結膜の炎症や充血を鎮める働きがある。 |
硫酸亜鉛 | 消炎作用で目の炎症を鎮める。 | |
●抗ヒスタミン剤 | マレイン酸クロルフェニラミン、塩酸ジフェンヒドラミン | かぜ薬のページ参照 |
●抗アレルギー剤 | クロモグリク酸ナトリウム | アレルギー反応による化学伝達物質の放出を抑制し、症状を改善する。 |
●ビタミン剤・代謝性剤 | フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム(ビタミンB2)、塩酸ピリドキシン(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、酢酸トコフェロール(ビタミンE),アミノエチルスルホン酸(タウリン) | ビタミン・カルシウムのページ参照 |
●アミノ酸 | コンドロイチン硫酸ナトリウム、アスパラギン酸カリウム・マグネシウム、アスパラギン酸カリウム | 組織への移行性がよく目の細胞の生理機能を維持するために必要なマグネシウム・カリウムの補給効果が期待できる。ビタミン・カルシウムのページ参照 |
●抗菌剤 | スルファメトキサゾール(ナトリウム) | 細菌の葉酸代謝を阻害することで抗菌作用を示す。 |
●無機塩類 | 塩化ナトリウム、塩化カリウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム | これらの成分を配合した人口涙液により、涙液不足による目の疲れや角膜の炎症を予防する。 |