GO-GO VIDEO & CDカタログ

MOVIES & SOUNDTRACKS


GO-GO関連の映画とGO-GOアーティストが曲を提供しているサントラCDを集めてみました。


ソウルビート・ストリート(日本版ビデオ 1986)

 原題“GOOD TO GO”で、私のコレクションの中でも自慢の一本。アイランド・レコードがGO-GOを世界に売り出すために制作した映画で、レゲエにおける“Harder They Come”と同じような意図を持った作品でした。
 主演はなぜかアート・ガーファンクルでして、映画としては全くのB級ですが、チャック・ブラウン、トラブル・ファンク等のライブシーンは熱い。このビデオを個人で持っている人は多くはないはず。

-お知らせ-

 GO-GOファンなら誰でも知っているこの映画ですが、実際に観たことのある人は少ないはずです。この歴史的資料を独占していてはもったいない!
 というわけで、ご希望の方にはダビングしてお送りしますので、メールでご連絡ください。

タファー・ザン・レザー(日本版ビデオ 1988)

 RUN DMCが実名のまま主演する映画。日本では劇場未公開。
 リック・ルービン(!)演じる音楽事務所の社長に仲間を殺され、RUN DMCがマイクとターンテーブルを銃に持ち替えて復讐するというバイオレントな物語です。リック・ルービンを射殺した後、平然とライブに戻るという恐ろしい結末で、こんな映画作るから「ラップ=暴力」だと世の中に誤解されるんだよ(笑)。
 映画の前半で刑務所から出所したDMCのお祝いパーティーで演奏するのが、なんとJUNKYARD BANDで、 曲は“Sardines”。時間は短いし、口パクですが、非常に貴重な映像です。 ドラムもパーカッションもなぜか逆さにしたバケツを叩いているのですが、「黒人は楽器を買う金も無い」という演出なんですかね?

 なお、この映画には日本語吹き替え版ビデオも存在します。
  RUN=ブラザー・トム
  DMC=ブラザー・コーン
  Jam Master Jay=桑野信義
 〜という絶妙なキャスティングで、なかなかハマッています。
 2005年5月に東京のディック簔輪さんからDVDにダビングして頂きました。感謝です。

スクール・デイズ(日本版ビデオ 1988)

 スパイク・リー監督の初期の作品。あの“Do The Right Thing”の前作にあたり、黒人専門の大学を舞台に、人種差別や黒人の意識向上の問題をテーマにしつつ、ミュージカル仕立てで笑える映画ですが、唐突なエンディングはちょっと強引すぎるような?
 GO-GOファンにとっては、主題歌にEUの“DA'BUTT”が使われていることが有名で、劇中にEUの演奏シーンもあります。しかし、あのEUが体育館らしき場所で演奏するパーティー(?)のシーンで、学生達が全員水着になって踊るのは、どういう意味なんでしょうか? 

スクール・デイズ / コレクターズ・エディション(日本版DVD 2006)

 さすがはスパイク・リー監督作品、ちゃんと日本版でDVD化されました。
 コレクターズ・エディションということで、映像特典も収録されており、なんとEUのDA BUTTのビデオ・クリップが収録されています。映画本編でのライブ・シーンとは異なる映像で、スパイク・リーも登場。これは貴重です。

 

SCHOOL DAZE (EMI Manhattan 1988)

 こちらはスクール・デイズのサントラCDで、EUの“DA'BUTT”ももちろん収録。スティーヴィー・ワンダーがKEITH JOHNというシンガーに楽曲を提供しているほか、レニー・ホワイトのプロデュース曲やブランフォード・マルサリスのサックス・ソロのある曲など、なかなか楽しめるサントラです。
 さすがスパイク・リー、音楽の使い方が上手いですね。

STRICTLY BUSINESS (MCA 1991)

 91年頃はブラック・ムービーが好調だった時期で、“NEW JACK CITY”や“juice”といった良質なサントラが次々とリリースされていました。
 この“STRICTLY BUSINESS”もL.L.Cool J, Mary J.Blige, Nice&Smooth, Heavy D&The Boysとなかなか豪華なメンバーが集まっており、その中にRare Essenceの“LOCK IT”も収録されています。
 “LOCK IT”はマッチョなオリジナル・バージョンと違って、女性コーラスを使ったり、シンセをオーバーダブしたり、一般向けに洗練された(?)バージョンにリミックスされています。

ROOFTOPS (NEW VISIONS RECORDS 1989)

 TROUBLE FUNKが1曲提供しているサントラCD。“KEEP RUNNIN”というのが問題の曲ですが、はっきり言って出来は大したことないです(笑)。89年という時代で予想できる通り、打ち込みテクノ風味の“TROUBLE OVER HERE〜”路線。JBの声ネタ・サンプルを使ったり、KC&The Sunshine Bandのフレーズを引用したり、ちょっと安易な作りで、やっつけ仕事な感じ。
 サントラ全体のプロデュースはユーリズミックスのデイヴ・スチュワートで、ユーリズミックスの曲はもちろん、グレイス・ジョーンズの曲などを収録。TROUBLE FUNKがなぜ参加しているのかは謎です。
 肝心の映画は、カポエイラ(ブラジルの武道)をやっている主人公とドラッグ・ディーラーの女性のラブ・ストーリーらしいです。
 こちらのCDは長野のTakizさんから2004年11月に提供いただきました。いつもありがとうございます。 



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