モスクワのアジア料理(日本、韓国、中華、インドなど)レストラン


評価は、味・雰囲気・値段をあわせて考え、そのお金を出して行く価値があるかどうかを中心に×☆☆☆の5段階でおこなってます。
目安としては、
☆☆☆・・・是非試してほしい店
☆☆・・・おすすめの店
・・・値段相応の店
・・・食欲を満たしたい時に
×・・・誘われても遠慮します

値段は、前菜、メインあわせて2〜3品、それにお茶を注文し、お腹いっぱいになるくらいの場合の目安です。ルーブル(ロシア通貨)は不安定なので、訪問時の価格を円換算で表示しました。
☆☆上海(シャンハイ)

店名からもわかるとおり中華料理。巨大ホテル「ロシア」内にあるが、中は静かで清潔・整頓されていて、よい意味で日本のレストランの雰囲気。一品料理はかなり高いらしいが、30$と50$のコース料理がある。サラダ、エビチリ、スープなど全部で6〜7品あり、最後の皿はやきそばかチャーハンを選択。デザートがアンニン豆腐。料理は油臭い中華とは対極的な洗練されたもの。取り皿がよごれると、会話の邪魔することなくタイミングよく替えてくれるサーヴィスは、ミシュランの星付きレストラン並み。高いので、自腹や旅行者むけではないけれど、今回の滞在中で一番気持ちよく食事できたレストラン。(2000年7月)

☆☆雰囲気・サービス☆☆値段☆☆
Ulitsa Varvarka 6。 12:00-22:30、無休、298-0003。4000円〜。地下鉄キタイ・ゴーラド。ホテル「ロシア」の東側一階。

韓国料理店

名前はただの「カフェ」。ピビンパ、キムチチャーハンが5$、プルコギ、キムチチゲが15$、カルビ20$。
韓国のラーメン屋という感じでしょうか。店内は清潔で、韓国式にキムチなどたくさんのお惣菜がつき、麦茶もタダ。場所がちょっと不便だけど、味もいいし、韓国料理を食べたくなったら、ここはお勧めです(2000年5月)。

雰囲気・サービス値段
Leninskii prospekt 90/2,ホテル「スポルト」内、9階。 11:00-23:00、無休、737−6761、737−6740(Fax)、600円〜。地下鉄プロスペクトベルナツカヴァ を降りてレーニンスキープロスペクトへ。

Якитория(焼き鳥や)

モスクワの日本料理店といえば、どれも高級レストランで、日本から素材を空輸している関係もあり、とても高くて入る気がしないものばかりであった。その中にあって、ここはうれしい中級食堂。内装は日本の居酒屋みたい(壁に「家族貯蓄」「東京社会」などわけのわからない字がでかでかと書いてあったりもするが)。焼き鳥、レバー、砂肝など、一串130円〜220円で食べられるほか、寿司や刺し身もある。味は回転寿司レベルだけど、モスクワで食べると何とおいしいことか。まぐろ、はまち、うなぎが一貫225円で、ほかのネタ(さけ、ホタテ、こはだ、しめさば、たこ、いか、えび、かに、たい、いくら)が一貫162円。他に居酒屋の一品料理もあり、おすすめは野菜てんぶら。かきあげ、ズッキーニ、赤ピーマン、ナスなどの盛り合わせで、270円。同じ物を日本で食べるよりはもちろん割高だけど、モスクワ滞在者にはうれしいお店。盛況で、客の8割はロシア人。(99年11月)

席が空いているのに中に入れてくれなかったり、料理ができているのにウエイトレスがさぼっていて運んでこなかったり、サービスにソヴィエト的なところがある。また、空調が悪く、店内はタバコの煙が充満。洋服に臭いがしみこむ。ただ、料理は値段にみあったしっかりしたものなので、日本食が恋しくなった時には利用価値がある。(2000年1月)

繁盛してるのか、ノーヴィアルバート(ドーム・クニーギの隣)、ポクロフカ通り(国立銀行の隣)にも支店ができました。
雰囲気・サービス値段
Pervaia Tverskaia Iamskaia 29/1、11:00-6:00(翌朝)、無休、250−5385、2500円〜。地下鉄ベラルスカヤ下車。ベラルスキー駅(ヴァグザール)の駅舎から駅前ロタリーをはさんで向かい側。駅から1分。

Tibet Kitchen(チベット キッチン)

チベット料理ははじめてで、何を選んだらよいかわからないので、例によってランチ。冷菜、温菜、ナルブーという鳥料理、やきそば、ごはんがそれぞれお茶碗一杯ずつ、最後に緑茶。これが800円。ピリッとくるものもあり、中華とベトナム料理の間という感じ。日本人にはあう味つけ。日本の中級以上の中華料理店のお昼の定食という感じ。シェフはチベット出身のインド人。サービスしてくれたウエイトレスさんはカルムイク人。50席ほどでそこそこ飾りがあり、くつろげる。キリンビールが475円で飲めます。(99年8月)
雰囲気・サービス値段
Kamergerskii pereulok 5/6, 12:00-24:00、無休、923−2422、2000円〜。地下鉄アホートヌィリャドで降りてトヴェルスカーヤ通りを上がり、最初の通りを右へ。150メートルほどいった右手。駅から4分。
SUMOSAN(すもうさん)

日本料理店で日本人の板前さんもいる。ウエイトレスさんは一瞬日本人かと思うが、旧ソ連のアジア諸国系の人たち。噂とおりとっても高い。お寿司は2貫で9ドル〜20ドル。一番やすい寿司セットは32ドル。一品(カレーとかチャーハン)は20ドル。ここのお勧めは6時までやっているランチ。メインをサケフライ、豚生姜焼き、エビフライ、鳥カツの4つから選ぶ。それにスープ(土瓶蒸しまたは味噌汁)、刺し身(タコ、ホタテ、サケが2きれずつ)、テンプラ、ご飯、デザートがつく。20ドルは絶対額としては高いが、料理は量がある上においしいし、モスクワであることを考えるとお得。わたしたちはこれを目あてに5時40分に入店。飲み物が高い(ミルクが1ドル、お茶2ドル、清涼飲料4ドル、日本のビール10ドル)ことに注意。けっこう賑わっているが客層はほとんどが新ロシア人で、豪勢に高い寿司や刺し身を食べている。「このやろー」と思わず思ってしまった。食べ終わるやいなやお皿を下げるのはゆっくりできないから減点。(99年8月)
雰囲気・サービス値段☆☆
Berezhkovskaia Naberezhnaia 2, 12:00-24:00、無休、941−8841、941−8020。8000円〜。地下鉄キーエフスカヤからすぐ。ホテル・ラディソン=スラヴャンスカヤ1階。
Cafe Int-Club(カフェ イントゥクラブ)

日本企業がいくつかはいっているビルのなかの食堂。ロシア料理と日本食。きれいな社員食堂風で、半セルフサービス。日本食は、串カツ、餃子、コロッケなどいわゆるB級グルメメニュー。コックさんは高級日本料理店で働いていたロシア人(そのレストランは一人一食100ドルはすると聞いていたが、つぶれたとのこと)。料理はまぎれもなく日本の味。日本食を頼むと20分くらいかかるということで、サービスとしてサラダとなす揚げが出た。一品400円−500円とモスクワにしては手頃だが、ご飯が一膳500円。ちなみにロシア料理のメニューのなかの「ライス」は60円。ビルの入り口で「カフェーへ行く」といえば中へ入れてくれる。NHK衛生放送のテレビがついている。ロシア料理が口にあわない旅行者にはもってこいだが、場所がちょいと不便。(99年7月)
雰囲気・サービス値段
Savvinskaia Naberezhnaia 15, 9:00-20:30、月〜金、258-4311, 258-4308。1100円〜。地下鉄でいうとスモレンスカヤが最寄りになるが、やや遠い。ロシア外務省からホテルベルグラード方面へ行き、モスクワ川にかかる橋の手前で左へ。川沿いを1キロくらい行った鏡張りのビルの1階。
Сайгон(サイゴン)

東洋料理、ロシア料理とうたっているが、店名からもわかるようにベトナム料理レストラン。ネムという春巻(ふつうに揚げたもの)、トムチエンセイというえびフライはおいしい。メニューには2人分、4人分の値段がついた料理が多いが、頼めば小ポーションにしてくれる。全体的に化学調味料を多用していて、口にははじめおいしく感じられるが、あとで疲れる。店内はこ暗く、場末的だが、いちおう清潔。(99年7月)
雰囲気・サービス値段
Ulitsa Pervaia Mashinostroeniia 6, 12:30-22:30、無休、275-0427。1000円〜。地下鉄アフトザヴォードスカヤからヴェロザヴォードスカヤ通りへでて左へ。ひとつめのとおりを右へ。駅から15分。
☆☆Darbar(ダールバール)

インド料理。ビジネスランチを食べに行きました。ソ連時代の典型的なホテルのひとつ「スプートニック」のなかに、やはりソ連らしい雰囲気のだだっ広いホール。お客は私たち以外に一人もおらず、ちょっとハテナな気持ちで入りました。が!!!
まずチャツネとヨーグルトのミントソースとパーパンド(とうもろこしチップス)とジュースが運ばれ、「値段が値段だからもしかしてこれだけ?」と思いきや、つづいて銀色の丸いお盆にのったご飯、ナンとダールを含む3種のカレー、2種のヨーグルトがでるという豪家さ。ディナーとしても十分な質と量。これが8ドル(普段は10ドルだけど、ロシア経済危機支援ディスカウントでした)。アラカルトだと一人30ドルくらいしそうだけど、日本で行ったことのあるどのインド料理店よりもおいしかったので値段相応でしょう。シャブリなどのワインも置いてある。つぶれないで欲しいお店の一つです。(98年10月、11月、99年4月、5月、10月、2000年1月、2月)
☆☆雰囲気・サービス値段
Leninskii prospekt 38.地下鉄レーニンスキープロスペクトを降りて、ガガーリン広場を左(中心とは逆側)へ。道路を渡った反対側。ホテルスプートニック1階。930-2925、12〜24時。3000円〜。
Доутор(ドウトール)

日本資本の喫茶店ドトールです。色んな種類のコーヒーや紅茶が100円前後、日本の喫茶店(ただしセルフサービス)の雰囲気で味わえる。ホットドッグやオープンサンドは75円〜200円、各種ケーキは180円〜300円。その他にイクラにぎりやおにぎりも手ごろな値段。ただし材料はロシア製。醤油のみが日本の味。アルバート散策で疲れた時のお茶にはいい場所です。(99年2月)
雰囲気・サービス値段
Staryi arbat 19. アルバート通り。レストラン プラーガから500mくらい行った左側。500円〜。
5-Spice

基本的に中華料理だが、タンドリーチキンなどインドの肉料理も扱っている。一通り中華料理のメニューがそろっている。下拵えはきちんとしてあるようだが、調理実習したての中学生が家でもはじめて料理をつくってみました、という変な味つけ。たとえば鳥肉とやさいいためでは肉はお酒につけてあったのかやわらかくいためられていたが、ウスターソースとオイスターソースを混ぜたようなへんな甘みがついていた。
食べ処にこまってひょいとはいってしまった旅行者が、「知らない土地でとりあえず中華が食べられるのだから、これくらいの値段でもしょうがないか」と思うようなお店。ビジネスランチはスープとメイン(ごはんとお茶つき)で10ドル。(98年12月)
雰囲気・サービス値段☆☆
Ul.Sivtsev Vrazhek 3/18.地下鉄クロポトキンスカヤからゴーゴリエフスキーブールバールを上(アルバートの方向)へあがり、二つ目の通りを左へ。駅から5分。203-1283、12〜24時。3500円〜。

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