モスクワのロシア・東欧料理(含:グルジア、アルメニア)レストラン


評価は、味・雰囲気・値段をあわせて考え、そのお金を出して行く価値があるかどうかを中心に×☆☆☆の5段階でおこなってます。
目安としては、
☆☆☆・・・是非試してほしい店
☆☆・・・おすすめの店
・・・値段相応の店
・・・食欲を満たしたい時に
×・・・誘われても遠慮します

値段は、前菜、メインあわせて2〜3品、それにお茶を注文し、お腹いっぱいになるくらいの場合の目安です。ルーブル(ロシア通貨)は不安定なので、訪問時の価格を円換算で表示しました。

レーニン図書館食堂

ロシア国立図書館の地下食堂。ソ連料理
ロシアの国会図書館にあたる通称レーニン図書館の食堂。ソ連時代には1ルーブルで前菜、スープ、メインを食べられたが、最近はインフレで日本の大学生協より高く500円強。ただメニューは比較的多いし、ちゃんとした食事をとれる。私のおすすめはグリャーシと付け合わせにマカロニ。プローフ(ピラフ)もおいしい。簡単なアンケートを書けば誰でも入館証(写真付き100ルーブル=300円)をつくってもらえるので、旅行者もお試しにいいかも。食べたものはこちら(2014年4月)。

雰囲気・サービス値段
ulitsa Vozdvizhenka 3/5。 10:00-18:00、ほぼ無休。500円〜。地下鉄ビブリオテーカ・イーメニ・レーニナのホーム中程から上がる改札をおりてすぐ。


Вкусное место (フクースノエ・メスト)

地下鉄スポルチーヴナヤ近くのカフェレストラン。ロシア料理
前菜が600円〜、スープが500円〜、メインが900円〜、デザートが600円〜。日本より少々高めという感じだけど、料理はしっかりしているので、前菜+メインあるいはスープ+メインでお腹一杯になる。おすすめはボルシチ(約400円)、ジャルコエ・パ・ダマーシュネム(約800円)。後者は肉と野菜の煮込み。パンは白パン黒パン3枚ずつのセットで60円。飲み物はヴォトカが50ミリリットル300円〜。ウエイターさんは感じがいいし、英語のメニューもある。一人客でも大丈夫(2013年9月)。2014年4月再訪。

雰囲気・サービス値段
ulitsa Dovatora 13/2。 10:00-23:00、無休。1500円〜。地下鉄スポルチーヴナヤの後ろ(アホートヌィ・リャド)寄りの改札でおりて右へ。一つ目の交差点を渡り左折してすぐ。駅から2分。


Китайгородская Стена(キタイゴロドスカヤ・ステェナー)

ロシアホテルに泊まるひとには近い。基本的にロシア料理
サラダバー(16−24時のみ)250ルーブル(1000円)につられて劇場帰りに入る。スープ・サラダが400−800円、メインが800−2000円。
味、雰囲気、サーヴィスとも普通。日本的には値段が高い。モスクワでは標準的かも。 (2003年10月)

雰囲気・サービス値段
ulitsa varvarka 14。 11:00-24:00、無休。1500円〜。地下鉄キタイ・ゴロドをおりて、ロシアホテル方向出口を出てすぐ。


ОАЗИС(オアズィス)

中央からは少し離れたところにある。モスクワ舞踊学校(ボリショイバレエ学校)近くのなんということもないカフェ。 基本的にロシア料理
サラダ・スタリッチナヤ(ポテト、鶏肉などのマヨネーズあえ)400円、チョウザメ1200円、シャシリク800円、ペリメニ600円、ケーキ300円、ビール200-400円。
標準的な味の料理。ふつうのカフェとしてはおいしい。デザートだけを食べにきている人もいた。サーヴィスは愛想のいいお姉さん。
でも考えてみれば前菜、メイン、デザートと食べて2000円するのは高いなあ。(2003年10月)

雰囲気・サービス値段
Komsomol'skii prospekt 25/1。 11:00-23:00、無休。1500円〜。地下鉄フルンゼンスカヤをおりて、地下道でコンサモーリスキー・プロスペクトを横断してすぐ。


Restaurant Evropeisky(レストラン エヴロペイスキー)

ホテル「メトロポール」のレストラン。正面玄関入って左。レストラン専用の入り口もある。 基本的にロシア料理ヨーロッパ料理をうたっている。
ボリショイバレエがはねたあと、どこへ行こうかと迷って近場なのでふらりとはいる。メトロポールなのでびっくりするほど高いかもしれないと思いつつ、入り口でメニューをみるとそれほどでもない。

サラダ1600円、メイン2000円、デザート1200円というところ。ペリメニ(水餃子)は800円。
選んだサラダは「ロシアの魂」(2000円)。ロシアでお客に招かれると生野菜やマリネ、マヨネーズかけのサラダなど前菜攻勢に驚かされるが、それが一皿に収まっており、ヴォトカも1杯ついている。おすすめ。飲み物はロシア産スパークリングやグルジアの赤が揃っており、ボトル4000円くらい。
金曜の夜なのにがらがら。店員さんたちは帰ろうとしてたところじゃないかと思うけど、私たちがはいるとちゃんとピアノの生演奏をしてくれた。
ロシア的ずるがしこそうなところのある給仕人で少し心配だったが、食べ終わって勘定書きを眺めていると突然「値引きしよましょうか?」ときた。理由をきくと「最後のお客さんだから。」
世界的にも一流のホテルレストランではじめての体験。お金を払ったあと「おつりはいる?」と聞いてきたのもロシア的。一応もらってチップを400円渡すと喜ばれた。(2003年10月)

雰囲気・サービス値段☆☆
Teatral'naia ploshchd' 1/4。 12:00-23:00、無休、927-6062。4000円〜。地下鉄アホートヌィ・リャッド/テアトラーリナイヤ・プロシャチ/プロシャチレヴォリューツィイ、どこからも近い。


Кафе Пушкин(カフェ・プーシキン)

プーシキン生誕200周年を記念してつくられた店の1階(ロシア料理)。2階はフランス料理がメインらしい。いずれにせよ、まずは地下のクロークへ行き、階段またはエスカレータで上る。内装がシックで、帝政期の代表的な百科事典「ブロックハウス・エフロン」は本物が飾られていたり、古時計やオルゴールが部屋にうまく溶け込んでおり、日本ではとても真似のできないようなもの。プーシキンの時代とはいわないが、19世紀後半の雰囲気がうまく醸し出されている。椅子、テーブルはレトロながら居心地のよいものだし、カトラリーも重みがある。サービス陣はしっかりと訓練されたプロ。ただし来て欲しい時にテーブルの担当者が気がつかない一方で暇につったってる者もいる。料理はほどほどに手の込んだもの。キャラメル・トルトは上品な甘さだし、クレープ.シュゼットは最後の仕上げが見もの。内装、料理、サービスとも西側の水準だが、ビジネスマン、観光客、暇をもてあまし談笑に忙しい駐在員夫人、と客は外国人ばかり。あるいはすわったまま携帯電話でうるさい会話をする新ロシア人。総合では☆☆レベルだけど、そうした減点が重なり、結局は星ひとつ。日本語メニューもあるので旅行者には便利。12時〜16時のランチは前菜・スープ・メインで12ドル。(2000年2月)
クリントンが2000年6月にモスクワに来た時ここに行ったと新聞にでてました。

2003年10月再訪。雰囲気は以前とかわらないし、サービス担当はここはロシアか?と思うほど愛想がよい。一人で行っても大丈夫。
だけど肝心の料理とワインはハテナ。かなりの大味だし、チキンは火のいれすぎで食べるのが困難。ワインは一昔前の日本のようにバカ高。
換気が悪く、煙草を吸う客がそばにいると最悪。室内はかなり暗い。プーシキンの時代の雰囲気の再現とのことで古本が店内のいたるところにあるが、置いてある必然性を感じない。

値段は日本より2-3割高というところ。冷たい前菜10$、暖かい前菜6-8$、スープ7−10$、ペリメニ10$、メイン料理(魚)20$、メイン(肉)13-30$。
ペリメニ(水餃子)は9,5$だが、ルスコエ・ビストロと変わりない味。ビーフストロガーノフ(12,5$)も大衆食堂と同じ。
味や値段にこだわらないなら行っても悪くない。

雰囲気・サービス値段☆☆
Tverskoi bul'bar 26-a, 24時間営業、無休、229-5590/9411、2600円〜。
地下鉄プーシキンスカヤ下車。プーシキン広場のプーシキン像が向いている方角の斜め右にはマクドナルドがあるが、その正面。つまり銅像から見て斜め左。駅から5分。


Русское Бистро (ルスコエ・ビストロ)

数年前から展開しているピロシキ中心のファーストフード。頼むときは単数形のпирожок(ピラジョーク)で。肉(ミャーサ)、ポテト(カルトーシュカ)、キャベツ(カプースタ)、レバー(ペーチェニ)、カッテージチーズ(トヴォーロク)、干し杏(クラガ)、入りのどれかを指定しよう。1個60-80円。
サラダはグリーンサラダ、ビーツ、ニンニク、ヴィネグレットなどで160円。スープ160円、ペリメニ180円。
せっかくのモスクワだからマクドナルドではなくここを試してみませんか。(2003年10月)

雰囲気・サービス値段
Rozhdestvenka 3。 9:00-22:00、無休。500円〜。いろいろなところにある。たとえば地下鉄キタイ・ゴーラッドのロシアホテルに近い出口をでて、ホテルの方へ歩いて1分。

Restaurant Savoy(レストラン サヴォイ)

ホテル「サヴォイ」のレストラン。基本的にロシア料理。前菜、メイン、デザートの三皿構成+飲み物の昼の定食(29$)を食べた。料理はそれぞれ二種類から選択。料理はそこそこ。ロシアにしてはがんばっていると思うし安心して食べられる。でも少し古臭い。ここで特筆すべきは内装とサーヴィス。内装は20世紀初頭のロシア・ブルジョワ文化が花開いた時のもの(を最近、4-5年前に復元)で、レストラン内になんと噴水(!)がある。でもなぜか全体と調和がとれていて、「成金趣味」という感じが全然しない。サーヴィスはヨーロッパの1流ホテル並みレヴェルでつかず離れずの気持ちいいもの。(2002年12月)

雰囲気・サービス☆☆値段☆☆
Rozhdestvenka 3。 12:00-24:00、無休、929-8600。4000円〜。地下鉄グズネツキー・モスト/ルビャンカを降り、ジェーツキーミールの南西。ツムの方へ。ホテル「サヴォイ」の一階。


Клуб Ресторан Националь(クルブ レストラン ナツィオナル)

ホテル「ナツィオナル」にはいくつかのレストランがあるが、これは「マキシム」が閉店したあと、その内装のまま再開した店。基本的にロシア料理。前菜、メイン、デザートの三皿構成+飲み物の昼の定食(2400円)を食べた。料理はそれぞれ二〜三種類から選択。ダイナミックな印象の料理だが、よく味わうと味付けのバランスが考えられており、マキシム時代のシェフが残って作っているのかもしれない。キエフ風カツレツはとてもおいしかった。店員は大柄の男ばかりで、ハンサムどころを揃えたようだ。サーヴィスはスキがないが、どうも慇懃。レストランなのだから、リラックスさせて欲しいし、もう少し遊びがほしい。ちょっと食通をめざしたい新ロシア人を対象としたようなレストラン。時々貸し切りになるので注意。(2000年7月)

雰囲気・サービス値段☆☆
Mokhovaia Ulitsa 15/1。 12:00-24:00、無休、258-7000。3000円〜。地下鉄アホートヌィ・リャドを降りてすぐ。ホテル「ナツィオナリ」の一階。モホヴァヤ通り、トヴェススカヤ通り両方に入り口がある。もちろんホテルからもいける。


Механа Банско(メハナ バンスコ)

はじめて食べるブルガリア料理の店。店名の「メハナ」は家庭料理店を意味し、「バンスコ」は地名らしい。地下に位置し、どっしりとした石造り。天井は寄せ木。店員の服装とテーブルクロスは共通のブルガリア織物を使っていて、演出がうまい。料理の特徴は「バランスのよさ。」サラダ「ショプスカ」はきゅうり、トマト、フェタチーズという、ありきたりの材料・組み合わせながら、新しい味になっていたし、「テレシュキ」というレバー料理は、トマトソースとレバーと香辛料という濃いもの同士なのに、トマトの酸味、レバーの臭みがともに中和されていてするりと喉にはいった。これはハンガリーの煮込み料理として有名でロシア料理にもはいっている「グリャーシ」の系統なのかもしれない。メインでは他に、ナスをつかったキッシュ風の「ムサカ」もおいしい。シェフはよい材料を基本にしたがいきちっと作っている。お皿の底をすくうのに欲しいな、と思ったその瞬間にスプーンをもってきてくれるサービス。というように、好感のもてる店。ランチは前菜、スープ、メインそれぞれを3つの料理から選択(飲み物つき)で800円。プラス160円でデザートとお茶がつく。アルバート見物の旅行者にはおすすめ。(2000年6月)

雰囲気・サービス値段
Smolenskaia Ploshchad' 9/1。 12:00-23:00、無休、241-3132、244-7387。1700円〜。地下鉄スモレンスカヤのアルバート通りでない出口。ショッピングセンター「スモレンスキー・パッサージュ」の方へ。環状線と右へ交差する一つ目の小道すぐのところに入り口がある。


Шоколадница(ショコラードニッツァ)


ロシア料理の定番がいろいろ揃っているソ連時代からあるカフェー。代表的なサラダ・スタリッチナヤ(じゃがいも、鳥肉などのマヨネーズあえ)が150円、鳥もものグリル(クーリッツア)が300円、キエフ風カツレツ(カトレット パ キーエフスキー)が450円、肉とじゃがいもを煮込んだ壷料理(ジャルコエ パ ダマーシュネム)が400円。店名にもあるチョコレートのクレープ(ブリンチキ ショコラードヌィエ)が200円。ヴォトカも飲める。味も雰囲気もスタローヴァヤとレストランの中間。料理はさっと出してくれるし、一人の夕食でも気楽に入れ、フルコースで頼んでも1時間しないで終わることも可能。はいって右側にはカフェテリアがある。(99年2月)

久しぶりに訪れると、ますますソ連的になっていた。タイプで印刷されたメニューの「お茶」の横に、鉛筆書きで「ニェット(ない)。」キエフ風カツレツは、中からバターがじゅーっとでてくるけれど、肝心のお肉がカタカタ。チョコレートのクレープもなんだか古そう。
試してみると面白いのは「ショコラード」。この名前のついた飲み物を頼むと、ロシアではたいていココアがでてくるものだが、ここのは凝縮された液体チョコレート。好きな人にはたまらなくおいしいが、普通の人だと、一口か二口しか飲めない。
はっきり言って、味はスタローヴァヤ(大衆食堂)に劣るが、「とても」が付くほどまずくはない。なんとなく郷愁を感じるレストラン(2000年6月)。

雰囲気・サービス値段
ちなみに前の評価は 雰囲気・サービス値段
Krymskii val Ul.2/4.238−2745、12〜22時半。無休。 地下鉄オクチャーブリスカヤから徒歩1分。レーニン像があるカルーガ広場の北西角。地下鉄環状線出口から自動車環状線道路を渡ったところ。800円〜。


Левша(レフシャ)

ランチ99ルーブル(400円)というのにつられてはいった。中はサッパリとした西側喫茶店風で、ウエートレスさんもよく気が付いてくれる。グリル料理を得意としているようで、メニューには子牛、豚、羊、鴨のグリエがならんでいる。他にブリヌィ、ヴァレーニキ(クレープ)、ペリメニ(餃子)など素朴なロシア料理もある。前菜320円、スープ280円、メイン600円、デザート240円くらいが平均。シェフの腕はしっかりしてるし、安いし、早くでてくるし、場所が便利。特にランチは旅行者におすすめ。(2000年5月)

雰囲気・サービス値段
Bol'shaia Dmitrovka 2。 11:00-24:00、無休、292-8263、1500円〜。地下鉄アホートヌィ・リャドのボリショイ劇場より(トヴェルスカヤ通りじゃないほう)の改札をでて、左側の出口をでて右へ行ったすぐ。


☆☆Красная Площадь Дом 1(クラスナヤ・プロシャチ)

店名は「赤の広場 1番地」。その名の通り、赤の広場への入り口にある歴史博物館(由緒ただよう赤い建築物)の中へ入った左手にある。帝政期ロシア料理を当時のレシピに基づき、再現している店。入り口には係のお姉さんが座っており、そこでメニューをみられる。彼女の案内で地下へ。秘密の穴蔵の雰囲気だが、室内は白と赤を基調としてとても清潔。メニューはひとつひとつにその歴史(「ロマノフ朝300周年記念の際、ニコライ二世が食べたもの」、とか「ラデツキー著・食通年鑑1861年版による」、とか)が書いてあり読むだけでも楽しい。シェフの腕もそれに見合うものがあり、帝政期ロシアがフランス料理に影響を与えたというのもうなずけた。場所と料理がいいにもかかわらず、値段は適切な設定。前菜として食べた「アンチョヴィーとイクラを添えた新鮮なうなぎ」が1050円、メインの「子牛のローストチェリーソース」が936円。前菜、メイン、デザートを食べて一人2500円くらい。ミネラルウオーターが117円、お茶は60円。自家製のパンはおいしいが、有料(30円)。ピロシキ、ペリメニ、ジュリエン(グラタン)、キエフ風カツレツなどの定番も安く食べられる。二つ星半。モスクワで一番お勧めの店。(99年10月)

値段が高くなり、サーヴィス陣に新ロシア人風の人が加わった。おつりは要求しないともってこない。
それでも味は・・・美味しいが、モスクワとしては高い。日本の感覚なら値段相応。一つ星半。
おすすめはアレルキンサラダ、鴨のフルーツ煮(甘みがやや強すぎるけど)。(2000年4月)

☆☆雰囲気・サービス値段☆☆
Krasnaia Ploshchad 1, 12:00-23:00、無休、925-3600、3500円〜。地下鉄アホートヌィ・リャドを降りて赤の広場へ。その入り口にある「歴史博物館」中。駅から1分。


Дом Журналиста(ドーム ジュルナリスタ)

ロシアジャーナリスト協会内にあるロシア料理レストラン。前菜、メイン、デザートとも、とてもたくさんの料理がメニューに記載されているのがメリット。料理・内装・サービス共にソ連時代の少しよいレストランのレヴェル。一見きれいに飾っているが、テーブルが薄汚れていたり、ぶ厚い肉にとろけるチーズをのせ、さらに大量のベイクド・ポテトがつけあわせ、と料理はヴォリュームを誇ったり。ソヴィエトレトロにあこがれる人向き。(2000年2月)
雰囲気・サービス値段
Nikitskii bul'bar 8a, 13:00-23:00、無休、291-2479、1500円〜。地下鉄アルバーツカヤ下車。レストラン・プラーガを見て右手へのびる道(ニキーツキー・ブールバール)へ。地下横断路でノーヴィ・アルバートを横切り、でて2分くらい行った右手。民族友好会館の裏手にあたる。駅から5分。


Le Rendez Vous(ランデヴー)

フランス料理を名乗っているが、まぎれもないロシア料理の店。きれいだが暗めでソヴィエト的。料理はそこそこ。場所は悪いのにお客が結構はいっていたので、行く価値は認められているのでしょう。ランチはサラダ、スープ、メインで99ルーブル(445円)。(99年9月)
雰囲気・サービス値段
Ulitsa Miklukho-Maklaia 18/2, 11:00-23:00、無休、424-3401、1200円〜。地下鉄ベリャーエヴォで降りて中心を背に右へ400mほどいった百貨店「セジモイコンティネント」の三階。駅から7分。

Столовая(スタローヴァヤ)

ソ連時代には国営の大衆食堂(スタローヴァヤ)がちゃんと機能していて、しっかりしたロシア料理が安く食べられた。特に官庁の食堂はそのグレードに応じてかなり立派なものがあったという。このスタローヴァヤは「ロシア連邦非常事態省」のもの。お客さんも半分は背広を着た人。午後2時以後は一般にも開放している。清潔でおいしくて安い。カフェテリア形式で、店員も愛想がよい。前菜40円、スープ40円、メイン80円、つけあわせ20円、それぞれ幾種類かのメニューがある。それに菓子パン類を中心としたデザートもおいしい。七面鳥のストローガノフ風(インデェイカ)がおすすめ。夕方になると売り切れが増え、選択の余地が少なくなること、役所ということで定休日以外の休みも多いことに注意(99年2月、6月)。
雰囲気・サービス値段
Teatral'nyi proezd 3、14〜19時。土日休み。 地下鉄ルビャンカから徒歩2分。デェーツキーミール(子ども用品デパート)からボリショイ劇場の方へ。メトロポールホテルの前、マールィ劇場の隣りの肌色の建物にちいさくСтоловаяと書いてあるところが入り口。アホートヌィ リャドからも5分位。ボリショイ劇場、マールィ劇場を越えて通り沿いの建物。200円〜。最近は一般には開放してないようです

Амадеус(アマデウス)

モスクワ音楽院そばにあるロシア料理の喫茶店。大学のそばなので割安。サーモンやチョウザメの料理もアラカルトで800円で食べられる。調理は料理の本をみて一生懸命つくった感じ。16時まではサラダバー(150円)がある。雰囲気が暗くなければもっといいのに。(99年6月)
雰囲気・サービス値段
Bol'shoi Kislovskii pereulok 15/2、11-23時、無休、229-0507。1000円〜。地下鉄アホートヌィリャッドビブリオテーカイメニレーニナ結ぶモホヴァヤ通りの真ん中をクレムリンと逆の方へ延びるバリシャヤドミトロフカへ500メートルほどいったところ。音楽院へいく手前左手の半地下(看板がでている)。駅から7分。

Мурена(ムレーナ)

西洋居酒屋風の造りで、カウンター席の後ろにテーブル席があるロシア料理店。「野菜のブーケ」「悪い奥方」「愛と異国情緒」など、変わった名前の料理がならぶ(ちなみに店名は「ウツボ」)。うなぎを使った料理がいくつかあるのが特徴。他は一般的なロシア料理で、前菜500円、スープ350円、肉料理900円、魚料理1000円、デザート250円。料理も値段にみあっている。ランチ(前菜、スープ、メイン、飲みもの)は500円。(99年5月)
雰囲気・サービス値段
Gazetnyi pereulok 3/1,12-24時、無休、229-0830,229-0669。2000円〜。地下鉄アホートヌィリャッドを降りて、トヴェールスカヤ通りを上がり、中央電報局を左へ。マクドナルドを過ぎ400mほどいった右手。ロシア内務省の正面。えきから7分。

Грин Хаус(グリン ハウス)

その名の通り緑色の建物の地下にあるレストラン。がっちりとした木製のテーブルと椅子は少しすわりごこちが悪かったが、店内は清潔で垢抜けた雰囲気。通常のメニューはブッラクタイガー、ロブスター、ちょうざめ、にじますなど比較的高めの素材を濃厚なクリームでしっかりと料理することが基本になってるみたい。お肉では豚料理の種類が多く、耳や足を使ったものもある。前菜1000円、スープ500円、メイン1500〜3000円、デザート1000円。その他「経済危機メニュー」として安めの設定のものもあり、サラダ300円、スープ250円、鶏のグリエ700円、壷入り肉の煮込み(ガルショーチック)600円、デザート150円。ランチはサラダ、スープ、メイン、デザート、お茶で1300円。値段相応のお店。(99年4月)
☆☆雰囲気・サービス値段☆☆
Bol'shaia Dmitrovka 17/1、12-24時、無休、 926-5147,926-5126、3500円〜。地下鉄アホートヌィ・リャッドとビブリオテーカ・イメニ・レーニナを結ぶモホヴァヤ通りから、そのほぼ真ん中を直角に交差しているバリシャヤ・ニキーツカヤ通りへ。モスクワ音楽院をとおりぬけてすぐ左手。

Кафе(カフェー)

プーシュキン美術館の別館「個人コレクション」部にある名もないロシア料理店。カウンターで注文して、簡単なものだけ(菓子パンやビール)ならその場でうけとり、料理なら席へ運んでもらうしくみ。注文をとる人が一人なので込んでるとロシア流非効率にぶつかるし、またメニューは書かれてるものは多いが「出せるもの」は少ない。料理は垢抜けてるし、テーブルなんかもいいもの使ってるのでもったいない。前菜150円、スープ150円、メイン400円くらい。美術館帰りで時間がある時には使える。(99年4月)
雰囲気・サービス値段
Ulitsa Volkhonka 14/1、11-18時、月火休(たぶん)、600円〜。地下鉄クロポトキンスカヤからプーシキン美術館へ。別館の地下。駅から2分。

Ёлки−Палки(ヨールキ・パルキ)

日本でいえばファミリーレストランにあたるロシア料理のチェーン店。いわゆるお店風、濃い目の味付けだが、わりとおいしい。ただ、ボルシチはビーツの味が出過ぎているのか、かなり甘く、最後まで食べるのは難しかった。ロシア人の家に招待されたら、どわっとテーブルに並んだ前菜に驚くが、ここの前菜バー(750円)でその主なものを味わえる(1回限りの取り放題)。請求書には「チップはお客様にまかせます」とあるからか、テーブル上の汚れ物をすばやく持って行くなど、サービスはしっかりしている。でもこの値段ならあたりまえかも。(99年3月,9月)
雰囲気・サービス値段
Bol'shaia Dmitrovka 23、11-23時、無休。200−0965、1500円〜。地下鉄チェーホフスカヤを降りて、映画館ロシアを正面に見て右へ。一つ目の信号を右へ曲がってすぐ。駅から2分。ノーヴィアルバート店は地下鉄アルバーツカヤからレストランプラーガを左に見てすすみ、商店街がはじまる一番手前、通りの左側。

Аэро(アエロ)

シェレメーチエヴォ2の5階にあるレストラン。ロシア料理。9年ぶりに訪問したが、雰囲気は以前のまま。メニューはいろいろ増えたが、ロブスターやカニを使った、いかにも新ロシア人が好みそうなものばかり。他方で安いものを注文しようとすると、「それはきれてます」。まるでソ連時代のレストラン。メインにビーフストロガノフをとったが、量こそ多いがなんの飾りもなく金属の皿にのせられて、これまた以前と同じ。味はスタローヴァヤよりややおちる。ただし空港の眺めは抜群。シェレメーチエヴォの4000m滑走路はもちろん、離陸・着陸する飛行機がばっちり見える。送迎のついでなら寄ってもいいかも。(99年3月)
雰囲気・サービス値段
Mezhdunarodnyi aeroport Sheremet'evo-2 5 floor.24時間営業、無休。578−7527、2000円〜。

Кафе рюмочная/пельменная(カフェー)

アルバート通りのパン屋/お菓子屋の奥のスペースを食事処にしたもの。壁に書いてあるメニューをみて、カウンターのお兄さんに注文するセルフサービス方式。店内もお兄さんも暗い感じなので日本から来た人はとまどうかもしれないが、安く上げたい人にはおすすめ。味はそこそこだし、メニューのバラエティーも最低限はある。基本はロシア料理だが、グルジア名物のチャホフビリもある。ペリメニ(餃子)を肴に一杯やるにもいい。(99年3月)
雰囲気・サービス値段
Stary Arbat 51、8〜20時(これはパン屋の営業時間。カフェーはもう少し短いかも)。無休。レストランプラーガから アルバート通りへ行った場合、ほとんど通りのおしまいの左手。マクドナルドの手前。プーシキン記念館のとなりの建物のパン屋(булочная)の中。300円〜。

Пивной ресторан на арбате(ピヴノイ レストラン ナ アルバーティエ)

アルバート通りにある。日本でいう喫茶店風レストランだが、名前の通りカウンター席でビールを飲むこともできる。各テーブルはそれほど大きくないが、きれいなテーブルクロスがきちんとかけられているし、各皿ごとにカトラリーを替えてくれる。ロシア料理のメニュー。料理は待たせることなく運んでくる。味はそこそこだし、ロケーションがいいので、旅行者には便利。ランチ(サラダ、スープ、メイン)は550円。(99年3月)
雰囲気・サービス値段
Stary Arbat 17、10〜23時。202-3534,202-3374、 無休。レストランプラーガから アルバート通りへ500mほど行った左手。1500円〜。

Место Встречи(ミェスト フストレーチ)

店名は「出会いの場」という意味。店は地下にあり、カントリーパブ風。ロシア料理を様々に工夫した意欲的なメニューがならび、食べたくなるものがたくさん。シベリア鹿をつかった前菜「シベリアの贈り物」(сибирский сувенир)とか、ナスに鳥肉、ベーコン、くるみ、パルメザンチーズをつめた「なすのつめもの」(баклажан)とか。メインも肉料理だけでなく、サケ、ちょうざめ、にじますなどを使った魚料理などいろいろ充実している。ペリメニ(餃子)やタバカもある。つけあわせ(ボテト、マカロニ、米など)は別料金で300円。いろいろなカクテルもそこそこの値段で飲める。ランチは飲み物(ビールかワインか水)、前菜(またはスープ)、メインで760円。(99年1月)
☆☆雰囲気・サービス値段
Maly Gnepdnikovskii pereulok 9/8. 229-2373, 12〜5時(翌朝)。場所はほとんどトヴェルスカーヤ通り。地下鉄アホートヌィリャッドを降りて、(プーシキン広場の方へ)坂を登っていき、モスクワ市庁舎(ユーリードルゴルーキー像の正面にある赤い建物)を越えて、二つめの小道を左へ曲がってすぐ。通りから看板が見える。駅から7分位。2500円〜。

Дядя Ваня(ジャージャ・ヴァーニャ)

スタニスラフスキー&ネミーロヴィッチ=ダンチェンコ劇場の隣りにあるロシア料理店。店内は少々暗めで、カウンターとテーブル席からなる感じのいいパブのような作り。店内に入るとすぐにあっさり化粧で清潔な感じのウエイトレスさんたちがメニューを持って来てくれる。前菜400〜600円、メイン1000円〜1500円。ビジネスランチはサラダ・スープ・メイン・お茶で700円。全体的に料理はまぁまぁだけど、ボルシチとかウサギの煮込みがおいしいらしい(食べてないけど、評判では)。また月代わりのお勧めメニューというのもある。飲み物も種類こそ少ないがフランスやイタリアのワインもあり、それなりにレストランできる。わざわざ行くほどではないが、近くに用があるときには寄る価値がある。(99年1月)
雰囲気・サービス値段
Bol'shaia Dmitrovka ul.17、232-1448、無休、24時間営業。地下鉄チェーホフスカヤを降りて、映画館ロシアを正面にみながら右へ。一つ目の信号を右へ300mほど行ったところ。駅から5分。2000円〜。

☆☆Кафе Консерватория(カフェ・コンセルヴァトーリヤ)

名前の通り、モスクワ音楽院にあるロシア料理店。店内は簡素な作りだが清潔で、日本やヨーロッパの目抜きとおりにある少しハイセンスなカフェーの雰囲気。客層も音楽院の学生とおぼしき人やしゃれた服装を着こなしている芸術家風の人ばかり。料理もそれにみあっており、基本がしっかりしているが軽やかで、量も十分。その上安い。前菜が300円、スープが200円、メインが500円平均。ワインもグラスで400円。ビジネスランチ(11時〜15時半)がまた安い。前菜、スープ、メイン(水つき)で360〜420円。こういうお店ができたんですねぇ、モスクワにも。なお、同じフロアにスタローヴァヤ(一般食堂)もある。(98年12月、99年1月)

値段を据え置いているせいか、料理の質がややおちた。またサービスも少しソヴィエト的になっちゃいました。このままだと一つ☆へ降格かも・・・(99年4月)。

サーヴィスの質が以前よりだいぶ落ちた。また、タバコをスパスパ吸う人がとても多く、部屋の構造上、煙がこもってとても不快になることがある。でも、料理の内容を考えると、行く価値がある。とびきりおいしいわけではないが、値段を考えると他では得難い内容。シーザーズサラダ、サラダ・コンセルヴァトーリヤなど、サラダが充実。(99年10月)

雰囲気・サービス値段
Trifonovskaia ul.56.地下鉄アホートヌィ・リャッドとビブリオテーカ・イメニ・レーニナを結ぶモホヴァヤ通りから、そのほぼ真ん中を直角に交差しているバリシャヤ・ニキーツカヤ通りへ。クレムリンと逆側へ。駅から10分弱。モスクワ音楽院内。小ホールと同じ建物(通り沿いの入り口から入る。入って左がカフェー、真っ直ぐがスタローヴァヤ)。11〜23時。無休。1200円〜。


Кафе(カフェー)

ロシア料理。ソ連時代のスタローヴァヤ(大衆食堂)をちょびっと改装したもの。以前はアガニョーク(ともしび)という名前があったが、今はただの「カフェー」。前菜はおいてあるものをとればいいので簡単。サラダ類が80円くらい。スープと肉料理は自分で注文する。こういうお店のメニューはたいてい手書きだが、ここはタイプ印刷したものが壁に貼ってあるので読みやすい(ロシア文字が読めれば、だけど)。
キャベツスープ(シー)が70円、サリャンカ(塩辛めのスープ)が82円。メインは鳥のグリル(クーラ)が184円、ガルショーチック(壷にいれたビーフシチュー。これはお勧め)が253円。メインの付け合わせとしてじゃがいもピューレ(カルトーシュカ)や茹でたお米(リス)がある。アイスクリーム(マロージュノエ)は68円、コーヒー67円、レモンティーが28円。
日本の大学生協より値段はやや安いうえに、ちゃんと作っているぶん質もこちらのほうが上。日本でいえば場末のラーメン屋といった雰囲気だけど、ふつうのロシア人がいく標準的食堂で食べたい方はどうぞ。カフェテリア形式。(98年11月、99年1月)
雰囲気・サービス値段
Ul.Bol'shaia Dmitrovka 16.地下鉄アホートヌィ リャドからトヴェーリ通りを上に上がる。ユーリードルゴルーキー像の手前、Most Bankの角を右へ。アラクヴィを越え、一つ目の通りを右に曲がるとすぐ左手に緑の看板にカフェーと書いてある。駅から徒歩8分くらい。229-7489、10〜20時。350円〜。閉店。コーヒー屋になった模様。

☆☆Мама Зоя(マーマ・ゾーヤ)

グルジア料理。ロシア人の知人数人が薦めるので行って見たが、期待を裏切らない。味は最高級ではないが、ていねいに作っている。サツィヴィ(鶏やチョウザメのクルミソースがけ)、プハリ(スパイシーなトマトソース味のロールキャベツ)、アドゥジャルサンダル(野菜の煮込み)、ヒンカリ(肉まん)がおいしい。ハチャプッリ(チーズ入りのふんわりしたパン)、チュレック・ムチャヂ(とうもろこしパン)もパン代わりに試すべし。他の挽肉系の肉料理はちょっと???。ボルシ、オリヴィエサラダ、ジュリエンなど、ロシア料理の定番メニューもある。ほぼすべての席が4人〜8人くらいの個室になっているので寛げる。雰囲気がいい本格レストランなのに驚くほど安い。ワインはグルジアもののみで、ボトル1000円〜1500円。ヴォトカ・ボトル800円〜1000円。(98年9月、10月)
雰囲気・サービス☆☆値段
Sechenovskii pereulok 8.中心から行く場合、地下鉄の一番前に乗り、クロポトキンスカヤで降りて、救世主キリスト大聖堂と逆方向(右手)に延びているプロチスチェンカ通りまたはオストジェンカ通りを歩き、4つめの小通りであるセチェノフスキー小道のほぼ真ん中。店は通りに面していない。住所の番地の建物を裏へ入ると地下に通じるレストランの入り口がある。地下鉄クロポトキンスカヤから徒歩8分。201-7743、12〜23時。1500円〜。

У Пиросмани(ウ ピロスマニ)


1988年にできた、ペレストロイカの申し子レストラン(グルジア料理)の一つ。。前回滞在時から気になっていたが、訪問の機会がなかった。ピロスマニとはグルジアの有名な画家にちなんで名づけられていることからわかるように、店内は画廊にもなっている。ウとはフランス語のchezあたる。メニューはドル表示。数字の魔力で一見安くみえるが実際は高いというのがこの手の店共通の特徴。そう、ここはいつのまにかアメリカ大使館御用達になっちゃってて、ベイカー(国務長官)、モンデール(副大統領)、はてはクリントンまで食べに来ている。こうなっちゃおしまい。料理はそこそこだが一皿がめちゃくちゃ少ない。一人数皿食べなきゃお腹いっぱいにならないのに、メインは最低でも14ドル。割高感のみがあとに残った。(98年10月)
雰囲気・サービス値段☆☆
Novodevichii proezd 4. 地下鉄スポルチーヴナヤからノヴォデーヴィッチ修道院の方へ歩いて10分。修道院の裏(北側)の池の前。247-1926、12〜23時、6000円〜、ワイン3000円〜。

Прага(プラーガ)

アルバート通りの入り口にある大きなレストラン。建物は20世紀初頭のモスクワの写真にすでに写っているほど由緒あるもの。89-91年の滞在中に
しばしば通った。97年8月にユダヤ系資本を導入して新装再オープン。はっきりいって以前も今も味より雰囲気の店。「皇帝の間(ヨーロッパ料理)」「クレムリンの間(ロシア料理)」「アルバート」「円柱の間」などいくつかの部屋に分かれている。これだけの内装の店は日本ではありえないと断言できるほど、どれも貴族的な豪華な内装を凝らしている。が、新ロシア人趣味的でもある。ほかに、東洋料理、ブラジル料理がある(私たちが食べたのはロシア料理。)。1品の量が多いので、前菜1皿、メイン1皿、デザートにお茶で十分。フランス産良年銘醸ワインも飲める。ハムを使った前菜(にこごりゼリー寄せ、とか)はおいしい。メインはオーソドックスにビーフストロガーノフあるいはキエフ風カツレツか。お金は料理に対してでなく、場所代と思えば高くはないかも。(98年9月)
雰囲気・サービス☆☆値段☆☆
Ulitsa Arbat 2. 地下鉄アレクサンドロフスキーサードまたはアルバーツカヤで降り、アルバート通りの方へ徒歩4分。290-6171、12〜23時、7000円〜、ワイン5000円〜。予約料金1人300円。

☆☆Арагви(アラグヴィ)


ソ連時代からある有名なグルジア料理店。
一時はマフィアが巣食っているかのような妖しい雰囲気があったが、今は普通のレストラン。料理はいわゆるお店ふうで、スタンダードでしょう。チャホフビッリ(鳥肉の玉ねぎドマトソースかけ)やサツィヴィを試しましょう。(98年9月、97年8月)
☆☆雰囲気・サービス値段
Tverskaia Ulitsa 6. 地下鉄アホートヌィ・リャードで降り、トヴェーリ通りを赤の広場と反対方向へ上がり、ユーリー・ドルゴルーキ像の手前の銀行がある建物を右に曲がる。229-3762、12〜24時、2000円〜。

Novyi Arbat Letnee Kafe(ノーヴィ・アルバート/レートニェエ・カフェー)

目抜き通りの一つ、ノーヴィアルバートの入り口にある、テント仕立ての夏だけやっているウズベク料理レストラン。
店のつくりは簡単なので、外が寒い日にはつらいが、料理はなかなかのもの。ラグマン(たくさんの香辛料をつかったスープにうどんのような麺をいれたもの)、プロフ(ピラフ)がおすすめ。 ショッピングや市内見物の後の昼食などには最適。(98年9月、99年1月、2月)
雰囲気・サービス値段
Ulitsa Novyi Arbat 13,アルバート・アイリッシュ ハウス(スーパー)の前。通りをはさんだ反対側にはドームクニーギ(本屋)がある。地下鉄アレクサンドロフスキー・サードまたはアルバーツカヤから徒歩4分。800円〜。
・・・と思ったら、スーパーの中の喫茶コーナー(Закусочная)で営業しています。(99年1月)。
と思ったら、少し改装してセルフサービス方式に変りました。メニューは同じ。10〜23時、無休。(99年3月)
5月からテントも復活。ただ使い捨て食器を使うなど、雰囲気は落ちた。(99年5月)

モスクワ大学食堂

モスクワ大学にはいくつもの食堂があるが、スターリン様式の有名な建物の中、ゾーナ・ベー(Б)(バス停のある裏正面から入ったら右手側)の半地下にあるスタローヴァヤ(大衆食堂)はおすすめ。正式名はスタローヴァヤNo.1。以前の滞在時(89-91)には、まずいし、なにより不潔なのでとてもじゃないが食べられなかったので近寄りたくないくらいだったが、94年以降信じられないほどよくなった。時間をかけてちゃんとつくっているのでモスクワでの栄養の補給が必要なときにはわざわざ行く価値があるほど。レトルトやインスタント仕立ての日本の大学生協食堂とはレヴェルが違う。基本的にはロシア料理。さまざまなサラダ、ビフストロガーノフ、ボルシなど、なんでもおいしい。エクレアやクッキーなどお菓子もイケル。、メニューが手書きなのではじめての人には読むのがつらいが、カフェテリア形式だから指でさせばなんとかなる。ゾーナ・ヴェー(В)の食堂と間違えないこと。(98年8月、10月、99年10月)
雰囲気・サービス値段
ヴァラビヨーヴィ・ゴールィのモスクワ大学本館内。地下鉄ウニヴェルシテートから徒歩18分。 12〜15時30分。日曜休。500円〜。

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