電話06(6949)3246
住所:大阪市中央区城見1-4-1 ホテルニューオータニ大阪18階
昼:11:30〜14:30、夜:17:00〜21:30
大阪環状線大阪城公園下車徒歩3分
2005年2月28日
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食べたもの
◎"エルヴェ ティスの卵"のラビオリ 小蕪のコンフィ
Navet Confit, Raviole de Jaune d'Oeuf Herve This
◎生姜を効かせた青りんごのグラニテ 法蓮草入りリコッタとブルビヨーグルト
Granite de Pomme Verte au Gimgembre, Ricotta aux Pousses d'Epinard
◎マスターベルのコンフィと小さな貝達 根セロリのパケ
Celeris Rave en Paquet, Poivron Vert Grille et Petits Coquillqges
◎丹波黒豆を添えた鮟鱇のトランシェ 東洋の香り
Tranche de Lotte au Curcuma, Cebette, Coco Rape et "Tamba-Kuromame"
◎亜麻の実と蕪のテュイル 鱈のジュレ オレンジと花野菜の飾り
Pate d'Orange, Choux Fleur Cru en Lamelles, Pignons Grilles,
Tuile de Lin et Gelee de Colinot
◎フォアグラムースのガトーにトロ鮪とセップ茸のアンサンブル
新生ブイヨンと共に
Mousseline de Foie Blond, Gras de Thon Rouge et Cepes Seches Bouillon Insolite
◎春の陽光で調理した国内産鮭 オニオンスービーズ添え
オシェトラキャビア入りクレームアーティチョーク
Coeur de Saumon Poche a Four Doux, Soubise d'Oignons Doux Fume
Pomme Paille au Caramel de Soja
et Creme d'Artichaut au Caviar Oscietre
◎グランドデザート ”ピエール ガニエール”
Le Grande Dessert de "Pierre Gagnaire"
飲んだもの
こちら
「卵のラビオリ」は小蕪のコンフィ部分が完全に日本料理の味。と思って食べ終わったあとスープをなめるとバターたっぷりのフランス料理。生温く、日仏料理の欠点を悪く足して2で割ったような一皿。
青りんごのグラニテはびっくりもの。グラニテと生姜で1品目で濃くなった口の中を洗い流してくれる爽やかさがあり、ヨーグルトで口腔内の粘膜を修復してくれる。ツボにはまった料理で食材の組み合わせがよく、素材それぞれの味に加えて化学反応をおこしたかのようなどの素材からも想像できない新しい味が次々とあらわれてきた。
マスターベルのコンフィはこれまた生温い日本料理。貝は確かにおいしいけれど昆布が必要なのかなぁ・・・。
鮟鱇にはアンコのような黒豆添えられていて、言葉遊びの料理。ってガニエールは日本語で駄洒落ができるんかい!?
テュイルは配られたメニューのままの訳をあげたが、フランス語を読むと「松の実と亜麻のテュイル」。オレンジの香りがぞくぞくした。ふわふわしたものはかつおぶし。意外といい組み合わせ。
皿の縁にはソバ。ねっとり茹で過ぎ気味のオリーヴオイル味で見た目は日本料理、味はフランス料理。キャヴィアは肉厚のアーティチョークと一緒に。一番右のは生ハムでくるんだニシン。これもおいしい。手前のソースは御団子に使うあの「みたらし」。
全体の印象は若きチェリビダッケが単身日本に来て(ガニエールは腹心を3人随行したらしいが)邦楽器が随所に使われている日本のオケでジャズを演奏するような感じ。ヤマハのホルンやフルートもはいっている(ヴィーンフィルで使われている)ので主題がそれらの楽器に移る時にはベートーヴェンのような立派な厚みと重みがでる。それ(だけ)で満足させる技量はさすが三ツ星シェフ。
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