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一桁のビジネスマン《行動心理資料》より

【足を引っ張る】

「トラブルメーカー」
「流れの底を見る」
 同じ地位の人々と意見が衝突する管理者がおります。また、任務が遂行できない上役もおります。
 これらの管理者はなかなか昇進することは出来ません。

こうしたトラブルの起きやすい状況では、周りからその管理者の出世を望まれない場合もあります。そしてときには、そんな管理者は、馘になるか、左遷されて欲しいとさえ思うことが起こります。

 次ににあげた事項に従うと上司の計画を台無しにすることが出来ますが、これは諸刃の剣です。相手はもちろん自分にも傷がつきます。

@ 命じられた任務が何であれ、期限内に終了させません。「時間がかかりまして」という言い訳を使います。

A 任務や、仕事の内容を故意に理解しないで、違うことをした後、「課長が、はっきりおっしゃらなかったからです!」といいます。

B 新鮮なアイデアや提案は、絶対に管理者の処に持っていきません。

C 会議では決して自分の見解を述べません。

D 「これはどういう意味だったのですか?」と、繰り返して尋ねます。

E 管理者について気がいたり聞いたりした良くない事柄を、噂話として流します。

F 他の課員の仕事の能率を下げたり、妨害したりして、管理者の企てを失敗させる新手を見つけます。

G 管理者の上司に向かって、管理者が鈍感で、気まぐれで、途方もないことを要求すると不平をいいます。

 以上のようなことは、気をつけて用いないと薮蛇になります。これらが効を奏して、しかも、自分にはね返ってこなければ、管理者の昇進を台無しにすることが出来るでしょう。

全ての力を管理者が持っているわけではありませんから、みんなの力で、管理者を作り上げたり、止めさせたりする事ができることになります。

 
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