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『人に騙されない法』

いざというときの対処

【解説】
「自分は苦労して育ったから、人を見る目には自信がある」というように、自信を持っている人が、案 外、ころっと騙されたりします。人を騙そうという人は、それなりに頭もよく働くし、相手を操縦する 術にもたけています。
 物事は常に両面から考えるのが理に適っています。プラス面を見たらマイナス面を見ます。目立つも のが主流とは限りません。また、一つの考えが絶対とも言えません。ですから、決めつけた物言いや、 部分にとらわれた考えは全体に及ばない可能性もあります。物事を慎重に運ぶには、反対のことも試し てみることが必要です。

 現象だけを見て、背後にある本質を見逃してはいないか。目標を達成すればそれでよいとしなけ れば、つきあいにくい完全主義者によってすべてが無になってしまいます。
不利な条件を有利に活用したり、転んでもただでは起きない等々柔軟性も大切です。

【ポイント】
  1. うまい話には注意。
    甘いところだけ見て飛びつかないで相手の狙いをよく見ます。

  2. 自分の経験、知識がないものには慎重にします。
    経験者や専門家に同席して貰います。

  3. 結論を急がれるときは要注意です。
    説明が曖昧な点、詳しくふれたがらない点、つっこんで聞かれると逃げる点‥‥‥‥など、不明な 点が残されているうちは話に乗らないようにします。

  4. 時間をかけて調査します。
    1. 必ず別ルートでチェックします。
    2. 専門家に意見を聞きます。
    物事を進めるには、時期というものがあります。必要以上に時間をかけることによるマイナスはあ りますが、時間に気を取られると、焦りから正しい判断が出来にくくなります。

  5. 信 用できる人かどうかを見抜きます。

  6. 相手の話す内容を、事実、推定、嘘と、ハッキリ 区別してとらえます。
    相手の立場と希望を把握します。

  7. まずは、小さくて具体的な話を進めてみて様子を 探ります。