第3章
CD-ROMが使えるWindows95起動ディスクを作成する
Windows95のインストール時、及びコントロールパネルのアプリケーションの追加と削除で作成した起動ディスクにはCD-ROMドライバが入っていないので、Windows95(CD-ROM 版)の再インストールをしようとしてできない。MS-DOSとWindows3.1 とDOS用の CD-ROM ドライバがあれば 95をインストールできるのだが、面倒である。ここでは、第4章で述べる方法で Windows95をインストールするのに必要な CD-ROMドライバの入ったWindows95起動ディスクを作成する方法について述べる。
Windows95起動ディスクを作成し、起動に関係ない以下のファイルを消去する。
Chjdsk.exe, Debug.exe, Scandisk.exe, Scandisk.ini, Regedit.exe, Uninstal.exe, Edit.exe
C:\windows\command からMSCDEX.EXEをコピーする。
config.sys に DEVICE=A:\CR_ATAPI.SYS /D:MSCD000 /Qを加える。
エディタで A:\MSCDEX.EXE /D:MSCD000 /M:15 /Vと入力し、ファイル名をautoexec.batとして起動ディスクに保存する。
起動ディスクに cr_atapi.sys をコピーする。これはメンテナンスディスクのDOSフォルダもしくはシステムCD の Floppy\sb16\Disk4にある。
以上でCD-ROMが使えるWindows95起動ディスクの完成である。次の第4章ではこのディスクを用いてWindows95のみをインストールする方法を述べる。