第2章
 プライマリーマスターに接続し起動ディスクにする

 FMV-575D4には 540MBのハードディスクが搭載されているが、ギガバイトクラスのものに比べると容量はもちろん、速度的にも劣る。大容量ハードディスクは小容量のものより性能がよいのである。よって、大容量のハードディスクを起動ディスクにするとパソコンのパフォーマンスが上がるのである。ゆえに、Western Digital Caviar AC 21200を起動ディスクにしようと試みた。手順は以下の通りです。

  1. ジャンパピンの設定
    (WDC AC 21200をマスターに、標準搭載のものをスレーブに)
  2. ケーブルコネクタと電源コネクタに接続する。
  3. Windows95起動ディスクでパソコンを起動させる。
  4. FDISKコマンドの実行とドライブのFORMAT
  5. Windows95のインストール
  6. アプリケーション類のインストール

 ベンチマークは行っていないので数字的にパフォーマンスが向上したのを確認することができませんが、Windowsの起動が早くなりました。


Windows95のインストールするには以下の方法がある。

  1. SURVIVALコマンド(ユーザーズガイド P.166参照)を使い、Windows3.1からWindows95 をインストールする。
  2. MS-DOSと Windows3.1をインストールし、Windows95をインストールする。
  3. Windows95(通常パッケージ)を購入してインストールする。
  4. 第4章で述べる方法でインストールする。

 1は CD-ROMが Dドライブの時のみ有効である。しかし、ハードディスクを増設すると CD-ROMドライブは Eとなり実行不可能となる。ただし、BIOSの設定で 増設したハードディスクを無効すれば SURVIVALコマンドを実行できる。実行後 、ハードディスクを再び有効にしてやればよい。
 2は FDBACKUPを用いてシステムCDから MS-DOSをバックアップしないといけない。(ユーザーズガイド P.170参照) ただし、FDBACKUPを実行できるのは MS-DOS 6.2/V 上のみである。Windos95のみの環境では不可能である。
 3はとんでもない。ただ、近い将来自作機を作る予定があれば別だが・・・
 4は Windows3.1のアプリケーションが残らないクリーンな Windows95環境ができる。