第1章
 ハードディスクをプライマリスレーブに増設する

 FMV-575D4には 3.5inchのハードディスクを増設するためのスペースがあり 、増設ハードディスクの為の電源コネクタとフラットケーブルに空きコネクタがあるのでインチねじが4つあればハードディスクを取り付けることができる。FMV-575D4 にはプライマリマスターに 540MBのハードディスク、セカンダリーマスターに CD-ROM が接続されていて、プライマリ用のフラットケーブルには一つ空きコネクタがある。セカンダリの方には空きコネクタがない。よって、ハードディスクは1台のみ接続できるわけである。
 E-IDE規格に対応したパソコンは2つのIDEコネクタを持ち、2本のフラットケーブルを接続できる。1つのコネクタをプライマリ、もう一方をセカンダリと呼ぶ。1本のケーブルには2つのコネクタがあり、2台の IDE対応機器を接続できる。1台目をマスター、2台目をスレーブという。CD-ROMを含めて合計4台までハードディスクを接続できる。プライマリマスターに接続したハードディスクのみ起動ディスク(Windows95等のOSをインストールするディスク)にすることができる
 ゆえに、普通に増設するならばプライマリスレーブに接続することになる。 手順を以下に示す。

  1. ハードディスクのジャンパをスレーブの設定にする。→Western Digital Caviar 21200のジャンパ設定。標準搭載のハードディスクが Western Digital Caviar 2540ならばジャンパをシングルからマスターに変更する必要がある。
  2. 増設ディスク取り付け用の金具を取り外し、増設するハードディスクをねじ止めする。
  3. ハードディスクを取り付けた金具を本体に取り付ける
  4. フラットケーブルと電源コネクタを取り付ける
  5. Windows95を起動し、MS-DOSプロンプトで FDISKを実行し領域設定をする。それから、FORMATを行う。( Windows95 起動ディスクFDISKを実行し、FORMATする方法もある。)

 マイ コンピュータで増設したハードディスクが認識されていたら(Dドライブのアイコンがある)、成功である。