GA-586STXでK6-2 3DNOW!を使う法


586STXの仕様を確認

 GIGABYTEのGA-586STX(以降STX)は安い・早い・うまいの3拍子そろったマザーとして愛用者がそこそこいます。何がうまいのかといえば、

  1. 83MHzの隠し設定がある。
  2. クロック倍率は5.5倍まで、電圧は2.0V〜3.5Vまで0.1V単位で設定可能。

の2点であろう。他の仕様はこちら。

 K6-2 はベースクロックが100MHzはもちろん66MHzでも動作するので、電圧が2.2Vに設定可能でBIOSが対応していれば100MHz非対応のマザーでも動作するようである。さて、STXは2.2Vに設定できるので対応BIOSがあればOKそうである。そこでGIGABYTEのBIOSページを探しているとBIOS Ver1.9というものがありました。内容をみてみると、K6-2 に対応(起動画面で表示される)と書いてあったので、さっそくダウンロードしてBIOSのアップデートを試みました。詳細はこちら。ただし、マザーのレビジョンが1.6以降に限ります。

マザーボードの設定はK6 266MHzと同じでOKです。

 肝心のK6-2は266MHz版を毎度毎度のパソコン工房 大阪日本橋店で1998年9月頃に15800円で購入。

結論を述べますと見事に動作しました。Cyrix の 6x86MX 200MHz よりかなり快適に動作してます。めでたしめでたし。ベンチマーク結果はまた、後日。

586STXのBIOS書き換え方法

注意

 BIOSの書き換えは自己責任で行ってください。私の方法でまず間違いなく成功すると思いますが、100%の保証はできません。自信のない方は書き換えを行わないでください。万が一、失敗されても、私及びGIGABYTE社では一切責任を負いかねます。マザーボードを購入された店にご相談ください。BIOSの書き換えは非常に大きなリスクを伴うものとして十分慎重に行ってください。

方法

 まず、マザーボードのレビジョンがRev.1.6以降であるかお確かめください。それ以前の人はBIOSを書き換えても動作するかどうかわかりません。

  1. システムフォーマットしたフロッピーディスクを用意する
    • ウインドウズ上ではシステムファイルのコピーにチェックを入れる
    • コマンド入力(ファイル名を指定して実行)では ‘format a: /s’で行う
  2. 5stx_19.zip と AF.zip をダウンロードする。こちらからダウンロード可能。(現在はダウンロードできません)
  3. 5stx_19.zip と AF.zip を解凍する。(Lhasa等で)
  4. 5stx_19.bin と Af 56.exe というファイルを1で作成したフロッピーにコピーする。
  5. このフロッピーでパソコンを起動させる。そして、af 56.exeと入力する。
  6. 古いBIOSを保存しますかという意味のメッセージがでてきたら、適当なファイル名(例えば、5stx_16.bin)と入力する
  7. 再起動を促すメッセージがでてきたら、リセットするかスイッチを入れ直すかして再起動。
  8. 起動画面でCPU名がk6-2(tm)となっていれば、成功である。

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