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メモリーの増設

 FMV-575D4には4MBのメモリーが2枚メモリースロットに装着されている。具体的に述べると72PINSIMMFAST PAGE DRAM, アクセス速度70ns, パリティなしのメモリー4MBが2枚。ものによってパリティ付きのものもある。私のはパリティなしの方である。空いているスロットは2つである。Pentium機はメモリーを2枚1組でセットする必要があるので4MBが2枚付いているのである。
 私は96年夏頃にメモリー増設を思い立った。その当時、パリティ付き16MBが16,000 円前後、パリティなしが11,000円前後であった。30,000円の資金を持って日本橋に出かけた。まず、最初にソフマップでパリティなしのメモリー16MBを2枚買おうとしたが、店員にこの機種はパリティ付きのじゃないとまずいといわれ、用意されたパリティ付きのものは(メルコのもの)37,000円を越えていた。当然予算オーバーである。ほかの店をあれこれ探した後、最終的にパーツショップのTWOTOPで14,500 円のパリティ付きアクセス速度60nsを2枚購入した。(ノーブランド品)

 いよいよ装着である。このまま空きスロットに装着してもよいのだが、将来の増設を考えて標準搭載の4MBのメモリー2枚を取り外し、買ってきた16MBのメモリー2枚を装着した。緊張のスイッチオンであったが、すんなりと動いてくれた。ハードディスクがカチャカチャ動く音も減ったような気がする。(俗に言うスワップと言うやつ) 一太郎も快適に動作する。良かった、良かった。

アドバイス

 NIFTY SERVEの FMV フォーラム(FFMV) の報告ではパリティなしのものでも動作するようである。しかし、メルコ とかアイオーデータの動作一覧表では575D4はパリティなしのメモリーは動作不可になっている。なお、575D4 ではEDO DRAM は動作しませんので決して買わないように。アクセス速度は60ns のものでOKです。(現在は60ns のものしか手に入りませんが)
 現在、パリティなしのメモリー32MB が6,000円ちょっとで買えます。ノーブランドならば6,000円もしないと思いますが。これからメモリーを増設なされる方は32MB を2枚購入されるのをおすすめします。これは575D4に限らずパソコン全体について言えることです。また、最近のパソコンには標準で32MBのメモリーが付いていますが、購入時には32MB のメモリーを追加購入されるのがいいでしょう 。なぜなら、Internet Explorer 4.0 は32MB でも苦しいからです。


72PIN
メモリーの端子(接触部)の数の事。他には30PIN(絶滅)や168PIN がある。
SIMM
 Single In-line Momory Modulesの略の事。電極が一列に配列されている。一般的には72PIN SIMMの事を指す。72PIN SIMMは外部と32bitデータアクセスを 行う。Pentiumは外部64bit アクセスを行うので2枚1組必要なわけである。また、DIMMは電極が裏表二列に配列されている。168PIN DIMMが代表例で、64bit アクセスをするので1枚単位でのメモリー増設が可能である。Intel 430TXや440LX 搭載のパソコンにはDIMMの一つであるSDRAMが標準採用されている。97年から98年にかけてはSIMMからSDRAM DIMMへの世代交代が進むであろう。
Fast Page DRAM
 要するに普通のDRAMを使ったメモリーのことを言う。EDO DRAM やSDRAMに対してこう呼ぶようになったのだろう。

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記載内容は96年当時のものです。