トーキョーN◎VA編 W

明月寺 霞「いやー、すごいねー」

静元涼子「時々ずいぶん騒がしい時があって“幻天女”翠さんたちも悲しんでたそうですけど、最近そうでもないようでよかったですね!」

明月寺霞「‥‥ところで、リョーコさんの秘密ってなに? まだなんかあったの?」

静元涼子「(ぎくっ!) そ、そうなのよね。私もぜんぜんなんにも心当たりがないのですけど‥‥クリス・ハーデルさんの手帳にはいったい何が書いてあったんでしょう‥‥???
 さて、次のインタビューはHit数不明のMAAさんです!場所は遥か北方、カムイST☆Rにあるアンティークショプ。アルラルシリムさんやルーティエちゃんたちからも許可をいただいてますよ」

 北の果てのある雑貨屋。雑貨屋であることすらも忘れ去られたこの場所。
 その店の名は『ST☆R iT!』。その店の中で一人の男が雑貨屋の客として店の中をのんびりとさ迷っていた。
 体格はひょろっとしていて、髪も目も黒く、肌は東洋人のものだ。コートを羽織っており手はポケットに突っ込まれている。目には丸眼鏡をかけているが度はないっていないようだ。男の目は何かを探しているらしく、きょろきょろと棚の間をさまよっている。
 そして、目的のものがあるらしき棚を見つけると、今までとは打って変わってきびきびとした動作で棚を物色しはじめた。

静元涼子「MAAさん、ちょっとよろしいですか?」

MAA「なんですか。僕は今忙しいので後にしてください」

静元涼子「あらら‥‥KoolなDJ・Mad and Attentive Manさんはお気に入りのLPを探すのに忙しいみたいですねー」

MAA「何故その名を? あっ、あなたはNCBの静元さんじゃないですか。なぜこのような場所に??」

静元涼子「ええ、この店にはいろいろな掘り出し物が多いのでよくお客さんが来るんですよね。仕事で来たついでなので‥‥ほらルーティエちゃんがお茶もってきてくれたし、ちょっと落ち着いてどうですか?」

MAA「ま、勧められたからにはいただきますが‥‥しかしインタビューですか。何で僕なんかを? もっとすごい方々がこの店にはうようよいるではないですか?」

静元涼子「でもMAAさんもその筋では名の知れた方ですし、せっかくですから‥‥ちょっとならよろしいですよね?」

MAA「ま、良いですけどね。で、質問とはなんですか?」

静元涼子「では早速行ってみましょう。まず、MAA-Mad and Attentive Manのハンドルの由来はどこから来ているのでしょう?」

MAA「誰かが付けてくれたんですよ。それ以来ずっとこう呼ばれていますし、そのことについての違和感もなくなりました。最初のうちは抵抗があったのですが‥‥」

静元涼子「今度、店を開くことになっているそうですが、場所は何処に?」

MAA「今、世話になってる店のあとを引き継ごうかと思っていたんですけどなかなか今の親父が死にそうになくて‥‥ どこで開きましょうかね?
 ヨコハマ当たりなんか良いと思うのですけど‥‥あっちにはコネがなくて‥‥目下検討中ですね。何か良い物件があったら教えてください」

静元涼子「それから月並みですけど、音楽に対する意気込みなどをお聞かせ願いますか?」

MAA「今のところはとりあえず自分が満足できるものを求めてますね」

静元涼子「では、MAAさんにとってテクノとは何でしょう?」

MAA「楽しむための手段ですね。そのような態度で作ったものを受け入れてくれる人がいるから、生きていけるのですが‥‥」

静元涼子「それからファンにとっては待ち遠しい質問‥‥アルバムなんかは出さないのでしょうか?」

MAA「今のところは予定がないです。ライブの臨場感が好きなので、個室の中での演奏はちょっと苦手で‥‥。あれと同じクオリティでは無理でしょうね。気が乗らなくて」

静元涼子「えーとえーと、今のN◎VAではアイドルからロックやテクノまで、様々な音楽が溢れていますが、ずばりMAAさんの尊敬するアーティストは?」

MAA「外が騒がしくなってきましたねぇ。アルラルシリムさん、茶の代金はいくらですか?」

静元涼子「あららら、ここでおしまいですか?」

MAA「残念ながら、僕がこのままここにいると店全体に迷惑がかかると思いますので、半端でしたがインタビューはまたの機会にとっておいてください」

 彼は店を出ると何やら大声で演説をし、後には静寂だけがのこった。

静元涼子「なんだかMAAさんもお忙しいようですねー。時々あちこちでギグをやっているそうなので、そちらの方でお会いしましょう!」

 

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静元涼子「“ST☆RGAZER”アルラルシリムさんの経営するこの『“ST☆R iT!”』は、さいじょさんのサイト【百鬼夜行】にあります。ここは今、よりKoolにリニューアル中なんですねー。斉條副班長さんの姿もちらりと載ってたりして‥‥こちらも楽しみですね!
 あら今度は、メイホーさんからカッちゃんにお手紙が届いてますよ?」

明月寺霞「あっホントだ。次はリアルスペースの方で9996&9998Hitだった池さんだぜ。JGC’98のアクトにも出てきたメイホー(バサラ◎,チャクラ,トーキー● 24/♀)からだよ」

霞ちゃんへ。

 元気かい。僕はとりあえず元気だよ。相変わらず、ブルーゾンビで何でも屋稼業をしているよ。
 最近三合会の仕事は無い。干されちゃったのかもしれないな。ま、そうなったら僕は、腹を括って道士修行をするさ。
その時は神様仏様を拝みにくるんだぜ。真教やどこぞの新興宗教とちがって、旧い神様は御利益があるからね。

 さて、この間、暇に飽かせて桃花源ってバーに遊びに行ってみた。何か、烈の奴最近見ないなと思ってたら、あの針ネズミ、あっこで飲んでたな。
 そこに来たうえすたんすたいるの‥‥あれ、西部劇の保安官みたいな奴。だれだっけ。
 あ、コランダムとか言ってたな。下の名前は忘れた。長いから。長い名前は覚えたくないんだ。
そいつと、店がハネた後も少し話し込んだ。朴 博士(PL注:MBCさん【網路中心暫定版】です)とかいう人も一緒にいたな。
そこでな。コランダムの奴、「カラテカに知り合いがいる」って言うんだな。
朴さんは、「カラテカ、サムライに知り合いがいるっていうと、君は日本人か?」って、真顔でコランダムに聞きやがる。んなわけないだろう。あんなチンドン屋が日本人なら俺は日本を呪ってやってもいい
そして、コランダムの奴は言ったね。

「日本人じゃない」。

そこまではいいんだ。その後なんて言ったか君だけに教えてあげよう。

「日本人の上位種族の、カンサイジンだ」

霞ちゃん。‥‥カンサイジンって、なに?
日本人の上位種族っていったら、俺、宇宙人しか思いつかないよ。
あいつ、きっとホントに宇宙人なんだぜ。
きっと、M78星雲生まれなんだ。
霞ちゃん。ああいうおかしな奴には気をつけろよ。

じゃ、僕はそろそろ街に出るから。昨日知り合った子(10さい)と遊びに行かなきゃ。
それじゃ、元気でね。

追伸:

こないだ、遊園地の前で人待ちしてたら、9998人目の入場者扱いされたよ。
どうしよう。初めて会う親戚の子を待ってただけなのに。
結局すっぽかして、今日その埋め合わせだよ。

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明月寺霞「ははは、メイホーも元気そうだね。コランダムっていうと昔よくあちこちで見かけた情報屋だな。なんか納豆が嫌いだとかいう‥‥。最近は結婚したとかで全然見かけないなー。そうかコランダムは宇宙人だったのか、それなら納得いくな」

静元涼子「(あのコランダム‥‥twiLiteのかつての覗き魔‥‥サイアクよね! 彼からもメッセージが届くはずになってるけど‥‥またなんか胡散臭いデマ情報でも持って来るんじゃないかしら?)」

明月寺霞「そういえば、僕も“ニライ・カナイ”(風森人さんの【青緑ヶ丘村喫茶店】)からの招待状をもらってるんだった。風海香さんにインタビューすればいいんだったかな? そろそろ行かなきゃな‥‥」

静元涼子「(気を取りなおして)それから千早の斎條副班長やハガネさん、光理ちゃんたちからもまだですね。COUNT-Dさんも彼女が行方不明になってしまったそうですし‥‥? 皆さんそれぞれお忙しいでしょうし、しばらくお待ちしましょう!」

Under Konstruxion...

(以下、工事中にてあしからず/笑)

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