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綾波業務日誌

〜彼女がココロを持った理由(わけ)〜
byけんけんZ



三日目 日曜日



業務日誌 ○月×日


7時30分起床 体調は平常。体温他異常無し。

 朝食:サラダサンド、オレンジジュース (コンビニレシート添付)

 日曜日につき学校は無し。
 本部での業務予定も無く、休息に当てることとする。
 先日健康診断でビタミンD誘導体とカルシウム強化剤に頼るのは良くないと注意を受けた。
 カーテンを開け日光を浴びたまま横になる。
 わずかな時間だが寝ていた気がする。
 する事が無くなると、先日のサードチルドレンの行動をまた思い出している。
 何故しつこく回想するのか分からない。困惑する。

12時30分 昼食その他を買いに行くため家を出る。

13時15分頃、帰宅

 また、サードチルドレンの来訪を予期、もしくは期待している。
 帰った所に出会った先日の印象が強い為だろうか。
 なぜかそこに彼が居ない事に喪失感を覚える。
 胸から鳩尾付近に不快感。空腹だったがそれとは違う。
 詳細不明。困惑する。

 昼食:カップ麺、ジュース (コンビニレシート添付)

 日光浴を続けながら、読書。

16時 携帯電話にサードチルドレンより入電。

「何してるのかと思って」と言う以外に、特に用件らしき会話はなかった。
 何故彼に業務報告をしなければならないのだろうか?理解に苦しむ。
 彼の声を聞くと落ち着かない。不安にかられるような感覚。
 彼は先日のことを気にしているのかもしれない。不安になっているのだろうか?
 私は別に気にしていない。不可解ではあったけれど不愉快ではなかった。
 そう伝えると、ほっとしたようだった。
 気にするぐらいなら初めからあんな不可解な行動をしなければ良い。理解できない。
 読んだ本によれば「気の迷い」と呼ばれるものらしい。

18時30分 夕食:パスタ、サラダ、紅茶

 その後も読書を続ける。

21時 就寝

以 上






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1999.03.01・初出
1999.03.06/Ver1.10

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