安吉にかけて!解答篇・寿屋旅館
寿屋旅館
[ことぶきやりょかん:KOTOBUKIYA INN , Congratulations House Inn]
長岡駅大手口前にある老舗旅館。付近の建物が新・改築を繰り返す中、独自のレトロ路線を固持。『○○様御一行』という宿泊者表示がなく、繁盛の程は不明。しかし玄関引戸の隙間からかいま見ると、多数のスリッパが並んでいるらしい。ちなみに、イトーヨーカドー寄りの玄関(たぶん開かない)に書かれたキャッチコピーは『駅前の奥座敷』。コトブキストを驚喜させた潜入レポートは『特別編・寿屋スペシャル』へ。そのほかにも下記のごときミステリアスなエピソードが続々と寄せられているのであった。


01: かつて天皇陛下も

かつて天皇陛下も宿泊したという衝撃の報告が。いつの天皇なのかは定かではないが、「後醍醐天皇だよ」とか言われても「そんなバカな」とは言えないオーラが同旅館にはある。


02: と思ったら

と思ったら、かつて同業者の令嬢であったお母様を持つ投稿者さんによると、天皇宿泊の事実はなく、「今も戦前も弱小旅館だった」とのバッシング。駅前空間から浮いているだけでなく、長岡の旅館業仲間からも浮いているアウトサイダーな奴らしい。


03: インターネットタウンページには

インターネットタウンページには、同旅館の電話番号が5件も掲載されていたという報告が。実は、2〜3本の電話では予約がサバききれないほどの人気旅館であったのか、あるいはダイヤルインを導入するほどの大企業であったのか、謎は深まるばかりである。


04: 『ツガミ』のHPの

『ツガミ』のHPの長岡の宿泊案内には、駅周辺のホテルが価格明記で紹介されているが、寿屋だけはひとこと「価格不明」になっていた。ツガミでさえリサーチ不能らしい。ツガミHPは
http://www.tsugami.co.jp/
問題の記事は『インフォメーション』へ。
あいかわらずリンクはしない、びびりんぼうの主宰であった。


05: 『特別編』の

『特別編』弐話にある、館内に飾られている「誰が描いたかわからん油絵」群は、どうやら寿屋ご主人の作であるらしい。ご主人と小中学校の同期であられるというお母様を持つ投稿者さん(…このパターンが多いなあ、このネタ)からの情報によると、「絵が好きで、旅館業そっちのけでハマってる」とのこと。確かに「そっちのけ」ムードが濃厚に漂う同旅館であった。


06: 21世紀も

21世紀も寿屋健在を確信させる情報が。
「遠距離の恋人が来たので、シャレで『寿屋』に泊まろうということになって電話で確認を取ったら『満室です』という意外な返事が!」
とのこと。また、その際、問題の
いくつかある電話番号には、誰も出ないという沈黙の回線があることが判明した。そして、オフシーズンにもかかわらず満室の理由は、「その日、某ホテルのロビーに『歓迎・高島易断総本部様』という札が・・。もしかして寿屋にも占い関係者が?」と投稿者さん推測。寿屋と占師って、コワいほどお似合いな。


07: 壽屋は『旅館』ではない!

壽屋は『旅館』ではない!という衝撃的な情報が。投稿者さん談、

「壽屋旅館にTELが5本あるとのことでイエローページを調べてみました。
・旅館の項には記載なし。
・ビジネスホテル…記載なし。
・ホテル…どういう訳か古城の次に壽屋旅館のTEL.Noが5本そのうち1本は台町の駐車場(697ページの広告をご覧ください)とまで。広告には 創業100周年と書かれ違い鷹の羽の紋までありました。
昨年発行のイエローページ中越版695ページです。
その他には長岡グランドホテル・佐渡ロイヤルホテル万長などと一緒です。

なんとびっくり、『ホテル』だったとは。姉さん大事件ですうううう〜!!!


08: 壽屋は『ホテル』でもない!

あの震災をも乗り越えた長岡の要石・壽屋旅館の真の姿について、またまた続報が。前記事では「実はホテル!」という衝撃事実が明かされたわけですが、さらに別の顔も持つ模様。投稿者さん談、

寿屋旅館の前を通った時に気がついたのですが、そこの明らかな手書きの看板に「旅館」ではなくて

「 旅 飯 」

と書いてあったんですが... どなたか突っ込みいれてますか???

「旅飯」!!?? あの黒いシブい玄関脇にある看板でしょーか? 考えてみると看板の字が「寿」なのか「壽」なのかも思い出せないくらいなので、「旅館」だと思い込んでいた文字が違っていてもフシギじゃないかも。もしや中国の「飯店」を意識したアジエンス造語!?


09: やっぱり長岡まつりの日は

不死鳥フェニックスが夜空に舞った日、この不死旅館では・・・

長岡祭り前夜祭の日、壽屋の前を通って誰かいるかな?と思ってもう1つの玄関のガラス越しに中をのぞいてみたらなんと人がいました(笑)
どう考えても従業員ではない感じだったので、やっぱり長岡祭りの日は満員になるんだ!と納得しました。
既出かもしれませんが、知人が他県の駅で長岡祭りパックのパンフレットを見ていたら一番安いホテル・旅館の所に駅前のビジネスホテルと並んで壽屋の名前があったそうです。
行ってびっくりとはこの事かも・・・立地は最高ですが・・・

従業員じゃない人の姿が見えると驚かれる旅館って(笑)…、と書いていてフと気付いたんですが、普段は従業員の姿すらも見えないよーな。ランチに出かけたりしないんでしょーか。「寿屋」のハッピ着た番頭さんがスタバでフラペチーノ飲んでたりしたら…(時空がねじまがりそうなので想像停止)。


10: 忘れられなくて

前回――日付表示がないのでいつの記事かわかりませんがフェニックスと言っているからたぶん2007年くらい――注釈長っ――に引き続いて、花火がきっかけで寿ゾーンに迷い込まれたかたより。

今年の長岡花火に行った際、駅前で見た壽屋旅館の次元を超えた趣きが忘れられなくて検索していたら、こちらに辿り着きました。
あの近代的な商店街の中で昔ながらの姿を守り通してきた宿なのだから、よほどの謂われがある老舗なんだろうと期待していました。
ひょっとしたら新潟県の重要文化財にでも指定されているのかという考えは、こちらのサイトで思いきり否定されましたが、笑いながら
特別篇・寿屋潜入譚を読ませていただきました。とても楽しい記事でした。 そのお礼が言いたくて、メールを送らせていただきます。

それと、自分で撮った写真の看板をつぶさに見ていたら、妙なことに気づきました。
御サイト情報によると旅館の「館」の字が「飯」だとのことですが、よく見ると舎に皮という字なのです。調べたところそういう字は存在しませんが、舘がもっとも近いので、やはり「旅館」というつもりで書いてるんですね。でも、気になるのはその事じゃなくて、「御旅館」と書いてある点です。自分で「御」をつけちゃうところが、さすがに長岡トワイライトゾーンだなと、妙に感心して笑ってしまいました。
まずは、お礼まで。

これはこれは、ご丁寧にありがとうございます。寿屋のドス黒い重厚なたたずまいは市民の心の重要文化財と言っても過言ではないかと!
看板の漢字、「旅舘」と書こうとして「旅 舎皮」とゆー謎語を書いてしまっているのですね。しかも自分で「御」をつけて(^^;。でも、投稿者さんの仰る通り、例のゾーンではきっとアリな言いまわし! 次回お越しの際は、トワイライトゾーンのもうひとつの黒い巨匠酒小屋にもぜひど〜ぞ〜(怪笑)。(2010.10.31)



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