弥生会計05以降の「使いこなそう!弥生会計」のページ
マウスから右手を開放する---「編集」メニューに隠されたもの
弥生会計はMDIアプリケーションということは説明しました。ほとんどの作業を子ウィンドウで行います。弥生会計04までは、子ウィンドウに配置されていた各ボタンに、そのボタンと同じことができるキーボードの表記がありました。弥生会計05になってから、デザインが一新されたのに伴いなくなりました。
弥生会計はMDIアプリケーションである前にWindowsアプリケーションです。Windowsアプリケーションには、「編集」というメニューが用意されている場合がほとんどです。この「編集」メニューにはさまざまな作業が実行できるコマンドが用意されています。
Windowsの場合、メニューは実行されている子ウィンドウに併せて変更することが可能です。弥生会計はMDIアプリケーションです。現金出納帳、振替伝票、元帳や合計残高試算表など実行されている子ウィンドウに合わせてメニューの中に必要なコマンドが用意されています。
それでは最初に現金出納帳の「編集」メニューから見てみましょう。一つの取引の行をコピーしたり削除したり、仕訳の検索などメニューの右側にキーボード操作のための表記があるものがあります。この表記されているキーを操作すると、そのコマンドと同じ操作が可能です。これらのキー操作を「ショートカットキー」と言います。
さらに、コマンドが黒くはっきり見えるものとグレーではっきり見えないものがあります。実行できるコマンドは、黒くはっきり見えるものだけです。カーソルがある位置によって実行できるコマンドは変わります。
振替伝票の「編集」メニューです。現金出納帳と違うコマンドが用意されていますね。
総勘定元帳の「編集」メニューです。
合計残高試算表の「編集」メニューです。
これらすべての「編集」メニューのコマンドをすべて覚える必要はありません。自分が良く使うコマンドを覚えておけばよいと思います。ただ、各子ウィンドウでも同じコマンドがあります。これらは、Windowsアプリケーションに統一している作業で、統一するようにプログラミングするように各ソフト開発社(者)は努めています。
コマンド操作 | キー操作 |
元に戻す | Ctrl+Z |
切り取り | Ctrl+X |
コピー | Ctrl+C |
貼り付け | Ctrl+V |
削除 | Del |
すべて選択 | Ctrl+A |
また、弥生会計で統一されたコマンドもあります。
弥生会計の操作 | キー操作 |
行切り取り | Ctrl+K |
行コピー | Ctrl+L |
行貼り付け | Ctrl+Y |
新規行挿入 | Ctrl+Ins |
行削除 | Ctrl+Del |
前行項目複写 | Ctrl+F |
検索またはジャンプ、ズーム | F8 |
検索 | F3 |
検索解除 | Shift+F3 |
戻る | Alt+← |
進む | Alt+→ |
次の伝票(入金、出金、振替伝票) | F6 |
前の伝票(入金、出金、振替伝票) | F7 |
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