質問3
(仮称)「とやま呉西圏域」都市ビジョンとは! ステルス合併なの!
創生本部
計画2016年度〜2020年度の5年間 で31事業とは
計画2016年度~2020年度の5年間 で31事業とは
多極ネットワーク型広域連携(地方中枢都拠点市圏:総務省)(高次地方都市連合圏:国交省)
《平成28年度予算編成の要旨と当局の考え方》
本市の平成28年度予算編成に当たっては、第2次総合計画の着実な推進と「射水市まち・ひと・しごと創生総合戦略」に沿って地方創生の実現を図るため、これらについて十分配慮した予算配分を行いました。「選択と集中」に努める。6月議会の所信表明で市長は、議員各位の忌憚のない意見をいただき、(仮称)「とやま呉西圏域」都市ビジョンの策定を目指すと。
又、初日の予特で、「高岡・射水の2市が中枢都市だが多極ネットワークで水平連携を提案しており、6市が恩恵を受けられるものにしたい」と答弁!
●連携中枢都市圏構想推進要綱に定める「連携中枢都市」の要件の緩和。
現行の連携中枢都市圏構想推進要綱における「連携中枢都市」の要件は、中核市(人口20万人以上)等の中枢都市が周辺市町村を牽引する連携であり、圏域内に中核市を有さない場合は要件を欠くこととなる。 意欲ある地域を応援するため、中核市未満の人口規模の都市であっても、複数の自治体が広域連携し、経済・生活圏域として、一定のまとまりを有する場合にも、連携中枢都市圏として位置づけられるよう要綱改正を提案する。
総務省再検討要綱 全国で呉西6市「とやま呉西圏域」のみ
連携中枢都市圏構想推進要綱(平成26年8月25日付総行市第200号総務省自治行政局長通知):総務省・国土交通省
質問要旨
- 地方自治専門の学者の間で、連携中枢都市圏は「ステルス(隠れた)合併」と評されるのはなぜ?
- 全国で、人口20万以下で「多極ネットワーク型 連携中枢都市圏」が認定されている都市は幾つあるのか?
(全国に一つ:とやま呉西圏域のみ)
- 呉西圏域ビジョン懇談会のメンバーは?
(医療・地域交通・病院・NPO等の代表者が抜けているのでは?)
- 与えられた条件をクリアしたのがこの素案なのか!
(31事業は多くないか・・・ちょっとしんどいのでは?)
- 高岡市、射水市の昨年の両市の要望事項の文言に一言?
(高岡市のみが中枢市と思っているのでは)
- 本当に、射水市・高岡市の両市が中枢都市として国の承認を受けているのか?
(2015.05.18の談話では、「中心都市を設けないと・・・!」今は違うの)
- 2016.02.29に第31次地方制度調査会が開催された内容について。
@、二つの市が中核となる複眼型を連携中枢都市圏として容認。
〜「山口市(194,181人)・宇部市(169,687人)」
A、中核市は存在しなくても、圏域全体として中核並みの、規模・能力を有する複数地域も「広域連携」として容認。
〜「とやま呉西圏域(457,576人)」
B、中枢都市の条件を満たす候補都市61ではあるが、国の目標数は30である。(2015.12改定の国版総合戦略)
- 連携中枢都市への都市機能の「過剰な集約」が生じないようにすることも重要です。
(当市にとって必要でもない施策を「過剰集約」して、重荷になっていないか)
- 射水市が中枢市と認め、圏域全体の経済成長のけん引きを、どの分野でする?
(市は1-(2)-Bで起業・創業支援事業を提案したと言っているが・・・リーダーシップが問われる?)
- 施策31事業についての問題点を正す
8番、呉西観光誘客推進事業〜
(富山県西部産業開発協議会(高岡商工会議所)の公共交通でめぐる 富山県西部周遊マップと類似)
15番、電子カルテの共有化〜5年で本当に進むのか?
(汎用カルテ等ないのに、病診連携として新たな事業費の算定は可能なのか・・特別交付税措置?)
30番、公共施設マネジメント推進事業〜
(例えば射水市で陸上競技場の設置を望んでいても、類似施設の整備で抑制されるのでは?)
31番、権限委譲に係る調査・研究〜
(保健所は慎重に取り扱う必要がある?)
- 射水市は何が強くて、何が弱い!
(自治体間の差別的役割分担の足かせは、自治体の水平連携と相反するのでは?)
- 連携中枢都市で6市で定められた条例について?
(議会の議決が必要とならないのでは)
- 連携して射水市は何が一番のメリットか?
(市の総合計画とマスタープランから考えると・・短期5年で実績をあげられる施策はないか?)
- 行政マンはどう評価している。
(目の前のお金? 普通交付税・特別交付税)
- 連携協約に関する紛争:自治紛争処理委員とは!
(作成されたビジョン下で役割分担を嫌う首長が連携中枢都市の主たる役割に抵触するような事業を展開は協約違反)
連携中枢都市圏に関する質問(菊たみお過去データ)
- 平成26年9月予算委員会(少子高齢化にともない、日本はどんな国に向かうのか)
- 平成27年6月予算委員会(総務省が提案する連携中枢都市圏)
- 平成27年9月予算委員会(国の総合戦略 地方創生)
今までの、中枢都市圏を研鑽してきたが、何度聞いても理解できない。意見を求められても、未だに提案をできないでいる。
合併前の5市町村では広域事務組合で斎場・水道・ゴミ・屎尿・福祉施設等を保管してきた。今更、連携中枢都市圏は本当に必要なのか?
無理矢理、都市機能の過剰な集約をしていないか?チエックする必要がある。各市が総合計画をつくり、マスタープランから実施に向け施策を打ち出している。県西部の各々の6市は一対一の水平連携として位置づけられているのだが、学者が「ステルス合併」と言うのもうなずけるのである。(菊たみお談)
(2016年6月23日 射水市議会予算特別委員会室 CATV放送 所要時間質疑応答40分)