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しるべ政策研究会
■しるべ11月号 2001■ |
無料病院バス増発は、病身連携につながるの!
昭和51年4月、新湊市民病院の移転計画(二の丸〜朴木)にともない、患者の足を確保する意味で病院行きの
無料バスがスタ−トした。当初1コ−スのみであったが、昭和53年.54年頃から3コ−スに増え、平成
7年には5コ−スとなった。平成10年7月には新湊市民病院も新しく中核病院(200床)として再スタ
−トすることもあり議会では、収益性の面も含めて通院患者のサ−ビスに「バス増発」を強く求める声があ
った。
<市民病院と開業医の在り方について>
過去の経過は別として、私は平成11年の決算特別委員会で、バス増発に意義を唱えたのであ
る。オ−プンベッドや住民検診の扱い方と収益性の問題を抱えて、バス増発が病身連携に本当につながるのだ
ろうか?地域医療として総合病院と開業医(町医者)との連携は不可欠である。開業医で問診し市民病院で検査・手術
後又開業医で治療する体制は医者同士の信頼関係がないと生まれないはずである。せっかく5床のオ−プン
ベッドを創設し医師会との協力要請をしたはずなのに、病院バスが「患者集め」と写る行為は地域医療の根
幹に関わる唯識問題であると強く指摘したのである。
●医師の倫理規定には、
医師は医業にあたっては営利を目的としない。
医業は営利を目的とするものではないが、医師に課せられた社会的責任の重大さに鑑み、その責任に見合
う報酬と、健全な医業経営のための適正な医療報酬は必要である。
この場合、何が適切な報酬であるかを決めることは必ずしも容易ではない。そのためには、医師が社会の
人たちから信頼され、また医師の責任の重大さやその診療内容に見合った評価がなされることが前提となる。
医療内容を疎かにしたり、誇大広告や不当の手段による患者集めなど、社会常識に反して利益追求に走るよ
うなことがあってはならないとある。
新湊市民病院の事務局・医師は病院の運営(採算性・収益性)の立場で、日夜努力されている
ことは十分承知しているが、今後増え続ける介護に対処するため、公的機関の病院の在り方を根本から
考えて見るべきである。病院バスをとおして、特に住民サ−ビスとは何かを!
●平成11年10月病院決算特別委員会の指摘事項
(10/6.11/2〜2回 tamio)
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