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しるべ政策研究会
■しるべ11月号 2001/2017■
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コミニテイバス100円議論!
新湊市民病院は、今まで市内全域に通院患者の為の無料バスを走らせたいた。病院当局は、9月定例議会
中、10月15日からのコミニテイバスの試行運転に伴い、患者減につながりはしないかとの事で、コミ
ニテイバス乗車を、今まで同様無料にしたいとの案が浮上していた。せっかく片道100円、一日乗り放題
200円の料金体系が当局から示されたばかりであった。議員間では、バス乗り継ぎ場所に対しては、多く
の指摘があったが料金体系にはそれなりの理解を示していたはずである。 コミニテイバスの試算
万葉線の料金体系思案!
市の公共交通機関として、2002年4月から、市民の足として、10月15日の試行運転を踏まえ「コ
ミニテイバス」の実施運行されます。特に万葉線との乗り継ぎで、料金の差額が大きな課題となります。
コミニテイバスの料金が比較的安い事で、万葉線を敬遠される市民も増える事が予想されます。 夢の海上タクシ−構想について
新湊大橋と周辺整備について。富山新港の建設にともない、昭和42年11月23日、主要地方道魚津・氷見線の港口が切断され、堀岡・越の潟間に1日123往復の定期航路として県営フエ−リ−が就航し、早34年が過ぎようとしています。当時の乗客数は79万1000人でありました。平成元年には33万5125人、平成12年には18万7343人と乗客数が減り続けています。港口の切断に伴う地元対策と補償としてしてスタ−トしたわけであります。その後、57年に『富山新港港口連絡橋建設促進期成同盟会』が発足し、20年目にしてようやく"仮称新湊大橋"の着工に向け、新たな陳情を市長を先頭に誠意ご努力なさっておられると思います。
■ 合併後のコミニテイーバス 平成17年11月1日合併
万葉線とコミニテイバス導入の考え方
合併前の議論! コミニテイバスを導入するか? 万葉船を残すか?
当初、コミニテイバスの導入目的は、赤字を抱えた万葉線存続の為の施策であったはずである。万葉線と
地鉄・加越能バスの連携が悪いことや本数が少ない事、採算性が悪いためバス路線の間引きや廃止につなが
るおそれがある事を誰しもが指摘していたはずである。市民の声として、市長の公約として「巡回バス構想」
が浮上したわけである。
2003年10月導入予定のノンステップバス
(17,472千円/台 県補助500万/台×2台)
・・・無料市民病院バスからの脱却・・・
私は、ようやく無料病院バスから脱却できるものと思っておりました。確かに今まで無料で市民病院へ通院
できた者が、10月15日から有料になり毎日、100円、200円を払わなくてはならなくなり、特に通
院している高齢者から不評を買うのではと想像できるからである。通院患者の既得権として無料にすべきとの
声や、有料にする事で患者減につながり病院収益が落ちるのではとの推察が働き、市民サ−ビスを図る上で
「無料バス案」が妥当とする意見がまだ当局にあるなら、考え直すべきである。100円、200円のバス
無料より、200円・400円の医療サ−ビスを患者に提供する事、特に外来の待ち時間の短縮に努める事
等、もっと大切であり、通院バスが有料になった事を謙虚に受け止め、これから新湊病院が、市民にどんな
サ−ビスできるか明確にすべきである。
又海竜スポ−ツランド等の公的施設利用の入場割引サ−ビス券や、病院ボランテイアについても無料バ
ス券の発行。通院患者・障害者・高齢者に対しての一部の市民団体の声として還元策が予想される。
私は、100円が高いか安いかの議論でなく、大人も子供も障害者も高齢者も、100円でコミニテイバ
スを市民の手で育てようとの意識が必要である。なんでもただなら良いと言うものの考え方があるなら、コ
ミニテイバスは新湊市に定着しないと思うのである。
コミニテイバス乗車による市民病院患者数
10/15〜10/23の9日間
<コミニテイバスの購入基金>
平成13年度12月見込みで、「新湊市長寿社会福祉事業基金」は、3億7869万4000円である。
その原資の内訳は、「国の交付税」として平成3年から5年までの3年間で、3億1967万2000円と、
「田中産業福祉基金」として7700万円(内1797万8000円取り崩し)が積まれている。元来、基
金は取り崩しできないのだが、その内の田中産業福祉基金から2台の底床バスの購入を図ろうとするもので
<病院バスとしての試算>
@中型バス2台:41人乗り・41人り【リ−ス】
Aワゴン車3台:15人乗り・15人乗り・15人乗り【リ−ス】
Bマイクロバス2台:26人乗り・14人乗り【市所有】
<コミニテイバスとしての試算>
@海王交通:1400万円(入札)
A地方鉄道:1290万円(随意)
B半年の運賃予想:400万円(委託契約者の会計に)
C停留所・バス改装・リ−ス契約・パンフ:2500万円(初期投資)
*平成15年度の運行費用8100万円(1/3が県補助)
<路線バスとの住み分けが大変難しいコミニテイバスについて。>
車社会の中で、弱者の足としての公共交通が、共存共栄が一番必要とされている、バス路線の幹線部分が
間引きされてきた経過がある。今年の7月22日付けの、新港東口・富山駅間10ダイヤ。新湊・小杉駅
間5ダイヤ。その他市内循環、5ダイヤ合計20ダイヤが間引きされている。そして、平成14年2月以
降の「路線バス運行事業者の規制緩和」も施行されようとしている。
今後、市民の要望とは別にして、企業として採算のとれない路線バスは必然的に間引き・廃止へと向かう
であろう。ましてや料金の安いコミニテイバスがその地域に定着して行くとしたらなおさら事である。
将来の公共交通としての単独のコミニテイバスを今から独自の路線として模索していく必要がある。
万葉線の恩恵を直接こうむっていない、作道・塚原・片口・七美地区周辺の市民は別として、今まで
通り沿線の万葉線が便利で利用される市民。又新たに導入された、コミニテイバスが便利で利用され
る市民は、その地域によって様々です。
乗り継ぎ
例えば、私が新湊市役所を往復するとしたら県営フエリ−を使い万葉線で市役所に、万葉線の往復料金
540円也。コミニテイバスを乗り継いでも往復200円で済むわけです。
万葉線は三セク。コミニテイバスは市直営です。両方に市税が導入されています。市民が平等のサ−ビス
を受け事を前提としたなら、料金体系について、新湊市における万葉線もコミニテイバス、どれを利用し
ても、片道100円、一日乗り放題200円をとする事が望ましいと思うのである。
採算性だけを見ると提言できにくくなりますが、万葉線の料金を下げる事で、採算性は伴わないにせよ乗客
数減を止める事はできるとと思う。その万葉線の料金差額を市で補填するのも一つの試みであると思うのだ
が。
私は、将来的に、コミニテイバスを充実するなら、万葉線は六渡寺から高岡までとする方が新湊市にと
って望ましいと思うのだが。ちなみに私は万葉線の廃止論者(代表質問)
である。しかし、2002年4月から三セクの新会社で新たに万葉線を地域交通機関として再スタ−トする
事を、議会の総意で決めている。
渡船事業・県営フエ−リ−の将来を見据えますと、乗客数の低下、橋の建設など、今の経済状況のなかで厳しいものがあります。県営フエ−リ−に変わる「海上タクシ−」や「海上バス」の運行調査研究を新湊市が独自に今のうちから進めるべきでないかと思うのであります。"岡"にコミニテイバスがあるように、 "海"に海上バスがあっても良いのではの発想です。一定航路に就航し、貸し切り、運送や遊覧、遊漁等です。就航先は、堀岡・片口(新港管理局)・越の潟・海王丸客船バ−ス・旧新湊漁港・マリ−ナ・足洗老人福祉センタ−等です。万葉線やフエ−リ−の恩恵をこうむっていない地域の方も多いのですが、コミニテイバスとの連動で公共交通としてなりたちます。
伏木の海運支局に法的調査をしますと、
新湊の公共交通を一部海にも求めることで、全国でも特色ある街づくりに活かせないだろうか。
港口切断当時からまったく風景が変わっていない地域があります。富山新港建設時の堀切切断で最も影響を受けた地域。フエ−リ−発着の堀岡西新明神と越の潟の東西港口に住んでいる地域であります。34年間その一角だけが取り残されたように見えます。又、大橋の完成時に橋桁の下になって再び環境が悪化するのではとの思いもあります。橋が架かることによって県営フエリ−も心配であります。これが率直な住民の声です。公共のサ−ビスは平等でなくてはなりません。このような状況を考慮し、フエリ−周辺をウオ−タ−フロントとして整備する必要があると思う。 tamio 2001.12.7
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