症例25=出っ歯(上顎前突症)は治す価値があるか?
価値観の判断は人それぞれです。
手に入れる前の期待感、手に入れた後の納得感。それも人それぞれです。
歯科矯正治療の価値観や納得感は各自の判断にお任せしますが、最近終わった症例で、すごく納得してくれた娘さんがおりましたので、ご報告を兼ねて。
☆初診時年齢12歳6ヶ月
☆治療後の側貌
上顎前突症を治すと横顔が変わります。
お口の中の変化は以下にまとめておきます。
☆治療前の口腔内写真
☆治療後の口腔内写真
学校歯科健診ですと、列の後ろに並んでいても、前歯部開咬、上顎前突、下顎前突は顔を見ただけでわかります。特徴的顔なんです。歯並びが悪くても死にません。しかし、見た目は、最終的には(成人すると)本人は気にします。そこでどうするか、考える人もあれば、諦める人もおります。
この症例では、成人してからでは成長がありませんので、ここまで治らないでしょう。成長期の学生時代に始めたから、この結果が得られました。
学校歯科健診で、歯科医院への受診勧告を受けなくても、(学校歯科健診で見つからなくても)気になった方は、歯科矯正で開業している歯科医師に相談してみて下さい。相談してから、やるやらないを決めればよろしいのです。情報は得ておくべきだと思います。(知らないよりはしっていたほうが良い、と思います。)