当院の治療方針(その2)
治療方針というか治療に対する姿勢、考え方です。
お金儲けのためにやっているわけではありませんので、治療を強くお勧めすることはありません。 あくまでも患者さん本人の治療意欲があるかどうかが重要です。治療意欲(治そうという気持ち)がないのなら、やらない方が良いと考えてます。
先日の新患さんがヨソの歯科医院で強く治療を勧められたようで、ウチに相談に来られました。
お話ししたことは以下の内容です。
1)現在の状態がどのようなものであるか。
2)それを放置した場合、将来的に問題を起こすか?
3)治療法はどのようなものがあるか?→歯科矯正治療、補綴治療、その他
4)歯科矯正治療の利点、欠点
5)概算の費用もお話しします。
※歯科矯正治療でも、非抜歯治療、抜歯治療、外科手術併用の治療などいろいろあります。
私の話を全部聞いて、質問があればお答えして、それから治療するかどうか判断してもらいます。自分一人で決められなかったら、おうちに持ち帰っても結構です。
選択肢は3つ。
1)歯科矯正治療にするか、
2)それ以外の治療法にするか、
3)欠点を承知して、放置するか?(治療しないという選択肢もあります。)
これはたとえば、身体に癌(ガン)が見つかった時と同じです。
1)外科手術で、癌を取り除くか、
2)抗がん剤治療にするか、
3)放置するか
選択権は患者さんにあります。私が決めることではありません。
まとめ
治療の利点欠点をしっかり理解して、治療をするかどうかご判断ください。「治療しなければいけない!」なんて、絶対に私は言いません。治療の選択権は患者さんにあります。