酒田機関区
1972.6.14 廃車 保管
  東京都板橋区に保存

寒気の中では白煙が映える。坂町を発車するD51513。

1972.2.6    坂町     Photo by K.Watanabe.

D51513も、電化の一足前に引退した。が、最後の春はよく使われたのか、坂町で出会う機会が多かった。
長澤氏の資料によれば、昭和16年の新製配置は直江津たらしく、戦後は長く新津で働いていた。
昭和44年から酒田へ移り、そこで廃車になったが、幸運にも保存機になった。

坂町駅を発車するD51513の牽く851レ

1972.3.11    坂町駅     Photo by K.Watanabe

72年3月改正前は米坂線の9600が最期だったので坂町付近を集中的に狙っていた。この時期は全検切れ近いカマはこき使われたようで電化前廃車のカマは頻繁にお目にかかるようになった。

坂町駅で、貨物列車と交換するD51513の835レ

1972.2.13    坂町駅     Photo by K.Watanabe

労使紛争で落書きの目立つ時代に513では汚れた顔をほとんど見たことがなかった。運がよいのか、他に理由があるのかは不明。同様のカマに新津の1031がある。
交換待ちの貨物を見ると、有蓋車の大きさのばらつきに思わず吹き出してしまう。多分、ワラとワだと思うがもっと貨車も記録しておけば良かったと後悔する。 

坂町駅を発車する835レ

1972.2.13    坂町駅     Photo by K.Watanabe

当時は各停でも7、8両の編成は当たり前で、撮影する側から見れば大迫力。現在はこの区間は日中は2両編成なんてものもある。ここは荒川橋梁のすぐ手前で、必ず加速する好ポイントだった。

 

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羽越本線のD51
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