羽越本線のD51

 

 

 

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新潟操車場の転車台上のD511046。架線がないので空が高く見える。

1972.4.29   新潟操車場     Photo by K.Watanabe.

 

新津と秋田を結ぶ羽越本線は、いまでも日本縦貫線の一翼をになう大動脈である。客車列車こそかっての賑わいはないが、鉄道による貨物の輸送ルートは東北本線のほかは羽越本線しかない。
まだ蒸気機関車が動力車の重要な一部を占めていた時代、現在ほど自動車による交通網が発達していなかった昔は、信じられないほど多くの列車が羽越本線を走っていた。そして、その列車の先頭で最もよく見かけたのがD51であった。
製造両数の多さ、活躍範囲の広さから全国各地でみることができ、"デゴイチ"の呼び名は鉄道ファン以外でも蒸気機関車の代名詞のように使われた。
当時の過熱したSLブームの中でも、羽越本線は比較的関東からはなれていたせいか、それほ多くのファンが押しかけることなかった。
羽越本線のD51は、ファンの視線を気にせずに、最後まで黙々と働き続けた。
このページでは、無煙化のそのときまで間違いなく羽越本線の主役であった、新潟のD51を紹介したい。
ここでは、当館で撮影した新津機関区、坂町機関区、酒田機関区に所属したD51の写真を展示した。
1972年(昭和47年)3月31日付けで新津機関区、坂町機関区、酒田機関区に配置されていたD51を網羅して紹介する。
電化間際では機関車の転属が多く、転属の情報が鉄道雑誌に掲載されなかった場合も多かった。そのため、機関車の所属区は、原則として1972.3.31現在の車両配置表に基づくものとした。また、1972.3.31以前に廃車になったものは、最終配置区を所属区とした。

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ナンバープレートをクリックすると、その番号の機関車のページへジャンプします。

 

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