魚釣りゲーム
昭和30年(1955年)5月 新潟市西大畑
撮影:
渡邊 馨一郎
学校の年中行事の一つに、子供たちの絵や工作の作品を見せる催しがありました。幼稚園や小学校では単に展覧会と言っていたと思います。中学校や高校になると文化祭と呼び方も高級に聞こえます。展覧会はバザーと一緒に行われるのがおきまりで、子供ごころにはむしろバザーの方が楽しみでした。事前の食券の購入のさいには、あれもこれも欲しいと親にせがんだものです。
幼稚園だけのイベントだったのかも知れませんが、魚釣りゲームというものがありました。いろいろな魚の絵をボール紙に貼って床に並べておき、棒の先に小さなフックのついたヒモを結び、それを釣り竿に見立てて引っかける単純なものです。魚の裏には番号が書いてあり、その番号で景品が決まります。私はなぜかこれが大好きで、小学校にあがってからも機会があれば幼稚園のバザーへ連れて行ってもらいました。
写真は西大畑の聖園幼稚園での魚釣りゲームです。大人も結構楽しそうにしていますね。