ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱 [DVD] ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ/天地大乱 (製作年度: 1992年)
レビュー日:2009.12.29
更新日:
評価:★★★★
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解説(Yahoo映画より):
黄飛鴻(ウォン・フェイフォン)の活躍を描いた「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズの第2弾。今回は、諸外国の排除をうたう白蓮教なる秘密結社が登場、広州を訪れた黄飛鴻たち(弟子のフー役はユン・ピョウからマク・シウチンに交代)に襲いかかる。


男兒當自強

ひとえにジャッキー・チェンの歌う主題歌「男兒當自強」にひかれて見たようなものですが(笑)、いや面白かったです。

このへんってつまり日本で言えば「幕末物」ですよね。時々「日本の夜明けは近い」というセリフを連想させる雰囲気がありました。
「酔拳2」でジャッキーがやってたのと違って、ジェット・リーのウォン・フェイホンはとっても真面目。ジェット・リーは「ドラゴン・キングダム」で見せたように、やろうと思えば結構おちゃらけた演技もできる(ジャッキーみたいな軽妙さは出せないけど)人だけど、今回その片鱗を見せたのは白蓮教の本拠地に乗り込んだ時に「われは武術の神なり」なんて見栄をきったときくらいかな。大真面目にやってるのにちょっと笑えるあたりがチャーミング。
長袍の裾をバッとさばくところとか、扇子の使い方とかでちょっと「酔拳2」のジャッキーを思い出した。

しかし、孫文が医者だったなんて知らなかったよ〜。中国近代史の勉強してないのがバレバレ(笑)。
漢方医のフェイホンと協力して領事館で怪我人の治療するシーンがなかなかいい感じでした。

カンフーはもちろんもうスゴイの一言。速すぎて目が追えない(笑)。ドニー・イェンとの対決なんてそりゃもう…… 要所要所で決まるポーズもキレがあってスゴイ。

しかし「男兒當自強」ってほんと聴けば聴くほどいい歌だよなぁ。こういうのをガンガン歌える男性が羨ましい。女性が歌ってもサマにならないんだもん(爆)。


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