ポリス・ストーリー2 九龍の眼 (製作年度: 1988年)
レビュー日:2009.3.15
更新日:
評価:★★★
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解説(Yahoo映画より):
「ポリス・ストーリー/香港国際警察」の続編。問題続きで交通課に回された刑事が爆弾事件で特捜班に復帰、捜査に乗り出す。前半のコミカル・アクションはまずまずの出来だが後半、犯人グループに恋人を誘拐され自分の体にも爆弾を仕掛けられるあたりから俄然面白くなる。クライマックスの花火工場での戦いも、従来の肉体アクションに爆発効果がプラスされていて新味。
全力投球って……疲れない?
もうそろそろ「ポリスト系」にも耐性ついたかな、と思って見てみました(笑)。
っていうか、そこそこデキのいい作品で残ってるのって、このあたりのジャンルしかないのよもう〜。
これは思い切り「ポリス・ストーリー」の続編なので、冒頭前作の回顧場面があって、「うわー痛いってばぁ」の連続。半分目をそらしながら見てました(爆)。
ま、おかげで前作のあの憎たらしいボスの末路が見られた、というサービスもありましたが(笑)。
今回も直属上司と署長のコンビは健在。しかしこの署長さん、いかにもエリートで見た目イヤミな感じなんだけど、2作目では案外いい人だとわかった反面、けっこうテキトーな性格だということも判明(笑)。ま、ふたりとも結局は中間管理職だものね。トップはみんなイギリス人、という返還前の香港の雰囲気もよく出てました。
ジャッキーは相変わらず全力投球で頑張ってます。冒頭交通巡査に格下げくらってる間も「ラッシュアワー3」のカーターと違ってきっちり仕事こなしてるし。
(しかし東西を問わず格下げっていうと交通整理のおまわりさんなんだねぇ。なんかこんな扱い受けてる交通巡査が可哀想な気もするけど)
このシリーズが見てて疲れるのは、ひとつにはそのへんもあるのかもしれません。ジャッキーはいつだって一生懸命。そのために敵もいっぱい作っちゃうし、それがもとでイザコザおこして、一度はぶち切れて「辞めます。お世話になりました」と宣言しても、爆弾騒ぎで元同僚たちに助けを求められれば率先して対応に動いちゃうし、爆弾犯人にお説教までしちゃうし……
若い頃だったら共感してたかも知れないけど、こっちもある程度年齢重ねてくると、「まぁそう頑張らないで、肩の力抜いてよ〜」という気分になってくるものです(笑)。
爆弾犯人と対決するための特捜班によるチームプレイ尾行シーンとか、遠隔操作で起爆できる爆弾巻きつけられちゃったジャッキーが、電波の届かないトンネルの中でそれをはずすシーンとかは面白かったです。
こらこらアクションシーンのコメントはなしかよ(自爆)。
イヤ確かにスゴイんだけど……ジャッキーの場合スゴイのが当たり前になっちゃってるからねぇ。
