ポリス・ストーリー3 超級警察 (製作年度: 1992年)
レビュー日:2009.3.25
更新日:
評価:★★★
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解説(Yahoo映画より):
「ポリス・ストーリー/香港国際警察」、「九龍の眼/クーロンズ・アイ」に続く“ポリス・ストーリー・シリーズ”の3作目。全アジアを牛耳る麻薬王チャイバを逮捕するため、香港国際警察のエース・チャンは、中国公安の敏腕女性部長ヤンと共に、潜入捜査を開始する……。今回もジャッキーが、麻薬組織相手に “キレた”アクションを展開、相棒のミシェール・キングもジャッキーに劣らぬ派手なアクションを披露。
香港仔(ヘゥンコンチャイ) ミーツ 人民中国(レンミンヂョングゥォ)
結局「ポリスト」シリーズも3まで勢いで見ちゃいました。
これは1・2とはかなりテイストが違いますね。どっちかというと「ファイナル・プロジェクト」に近い感じ。
直属上司は相変わらずあの調子のいいトン・ピョウさん(笑)だけど、署長さんが人事異動しちゃったらしく違う人だったのが残念。
今回初めて明らかになるチェン刑事のプロフィール……1958年生まれって4つくらいサバ読んでないか(笑)。血液型ABってのもなんとなく納得。(^^;
空手、合気道、テコンドーなど各種格闘技の有段者だけどカンフーは得意じゃない、という設定のはずなのに、「カンフーのマネ」の型が一瞬ピタっと決まっちゃったのも見たぞぉ(爆)。
あ、それから、ジャッキーの「抱拳礼」もはじめて見た。
(「ヤング・マスター」でもやってなかったよな……あれ、してたっけ?)
アクションのほうは、格闘シーンは相方のミシェル・ヨ−のほうが目立ってた気がします。ジャッキーも確かにスゴかったし、ヘリコプターの縄梯子につかまって振り回されてるシーンは「ひゃ〜」と思ったんですけどね。
でもラストのたたみかけるようなアクション展開は確かにスゴかった。逃げようとする麻薬王のヘリの縄梯子につかまってたジャッキーが走る貨物列車の上に振り落とされて、その縄梯子が列車に引っかかってヘリが墜落して乗員がこれまた振り落とされて、そこにミシェル・ヨ−がバイクを使って飛び乗ってきて、もう最後は大乱闘(笑)。
息つく間もないというのはこういうことか、みたいな……
でもわたしにとってやっぱり興味深かったのは、香港仔(香港っ子)代表みたいなジャッキーが捜査協力のため乗り込んでいった中国大陸(同じ広東語圏ではあるけれど)で見せる、相手との微妙な距離感。
ことに公安部のお偉方との対面シーンで双方が見せるなんともいえない緊張感とぎこちなさが、そのまま当時の雰囲気を表しているような気がします。
時期的にも香港の中国返還まであと5年というタイミングだけあって、あんまり突っ込めなかっただろうし、メインはあくまでもアクションなんだけど、それでも香港と広東の片田舎の風景は、同時代とは思えないほどのギャップがありました。
