バトルクリーク・ブロー　(製作年度： 1980年)
レビュー日：2010.11.22
更新日：
評価：★★
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解説（Yahoo映画より）：
ジャッキー・チェンのアメリカ映画初主演作品。テキサスの小さな町バトルクリーク。ここは、世界中のプロ・ファイターたちが集まり死闘を繰り広げる“バトルクリーク格闘技選手権”が行われる町。ジャッキー扮するジェリーは、ある組織に兄の花嫁を誘拐され、その交換条件としてシカゴからこの大会に参加する事となるが……。

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コケてもタダでは起きないジャッキー（笑）

久々に若い頃のジャッキーの作品。
あんまり評判よくなかったんだよね、これ……確かにイマイチでした。
舞台は1930年代のアメリカ、大都会シカゴとバトル・クリークという小さな田舎町。この頃のアメリカのなんか殺伐とした雰囲気はよく出てるかも。

でも話の展開は例によって無理やりだし、エンディングは唐突だし……
「酔拳２」の時みたいに、「そこで終わりかいっ！」と突っ込みたくなる一品でした（笑）。

それに最後のストリートファイトがどうにも感性が合わないのよねぇ。
人が多すぎてジャッキーの動きが見づらいし、「んもう邪魔っ！」という感じでフラストレーションたまる。同じ群集をバックにした格闘シーンでも、「酔拳２」の時にはあまり気にならなかったのはなぜだろう。アメリカ人のエキストラが自己主張強すぎるのか、それともカメラワークの問題なのか……

それにだいたい、あんな危ない格闘技大会の最前列（相撲で言ったら砂かぶりの位置）で子どもつれて見物している親の神経疑う。なんかそっちのほうが気になって集中できなかったぞ。

ジャッキーはそこそこがんばってるけど、やっぱり最後の戦いがつまらなかったのが残念。
お父さんの手前、自分は手を出してないのにケンカに巻き込まれたというフリをして裏でしっかりいてこましてる（笑）格闘シーンとか、カンフーを教えてくれる叔父さんとの特訓シーンはよかったです。音楽と動きのコンビネーションもいい感じだし。ボールを使う訓練は、あれ「ベスト･キッド｣のネタ元だよねぇ？

ああいうの見ると、ああジャッキーはどんな経験もムダにはしてないな、と感心するわ（笑）。