ヨーグルトのおはなし

ヨーグルトがいつ頃から食べられていたのか、はっきりしたことはわかっていません。
しかし、六千年前のエジプト、メソポタミア、ギリシャ、ローマでヨーグルトやチーズの記録が残されています。
そして、その栄養価の高さから、さまざまな宗教の布教活動などに利用されてきました。

天智天皇の時代にも食べられていたヨーグルト

日本人が初めて牛乳を飲んだのは百済から牛が輸入された６世紀頃のようです。
天智天皇時代、７世紀には日本各地に国営牧場が作られていました。 遠方から牛乳を献上するときは、腐ってしまわないように加工して運んでいました。

平安時代の医学書『医心方』にも酪・酥・醍醐について書かれており健康、美容に良いとされていましたが、この時代は貴族にしか食べられない貴重品だったようです。
酪:乳を温めたもの（現在の、コンデンスミルク、ヨーグルト）
酥：乳を煮つめたもの（現在の、バター、チーズ）
醍醐：酥を精製したもの（現在の、ヨーグルト、チーズ）

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