謹賀新年

 

 昨年は、白馬岳山麓の栂池自然園へ行き、また、大雪渓の端まで夫婦で登りました。高度2000mの栂池(つがいけ)は、尾瀬に似た広大な湿原です。木道も整備され、山道の先にある展望台からは白馬岳と大雪渓を見渡すことができました。白馬尻周辺の全山紅葉は見事でした。その日、猿倉山荘と白馬尻山荘とも、冬を迎えて閉鎖・解体の最中でした。

 

 5月には、『検証・大須事件の全貌』を御茶の水書房から出版できました。この事件は、メーデー事件、吹田・枚方事件と並ぶ3大騒擾事件で、唯一騒擾罪が成立しました。にもかかわらず、全貌や正確な経過、国際的背景などを総合的に研究した著書がありませんでした。また、日本共産党史からは実質的に抹殺されていたのです。

 

 発行にあたり、水田洋名古屋大学名誉教授の助言と推薦文をいただきました。この出版により、名古屋生まれ、名古屋育ちとしての責務を果たすことができたと思っています。下記リンクにあるように、多くの方から感想・書評をいただき、お礼を申し上げます。

 

 夫婦・長男3人のHPアクセスも、計61万を超え喜んでいます。

 

 今年7月には参院選があり、6月24日公示→7月11日投票が想定されています。それに向け、共産党のじり貧的瓦解5段階データ分析とともに、参院選議席予想を初めて試みています。改選4→3議席に減るという推計です。また、共産党比例代表議席が増えるというような予想を出しているマスコミ・選挙評論家は、現時点でまったくいません。ほとんどが3議席に減るというデータ分析です。

 

 ただ、09年総選挙公示前、ほとんどのマスコミ・選挙評論家は、共産党議席が増えるとの予想を出していましたが外れました。私が出した共産党比例代表9→7議席に減るという推計も、9議席維持結果によって外れました。はたして、有権者は政権交代後における最初の体験となる国政選挙でどのような投票をするのでしょうか。

 

 皆様のご健康とご多幸を祈っています。

 本年もよろしくお願いします。

 

2010年元旦  宮地健一  mel-ken@mxw.mesh.ne.jp

 

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『検証・大須事件の全貌』への感想・批評  『検証・大須事件の全貌』出版に当たって

 

(写真は、昨年10月初冠雪の白馬岳と大雪渓−栂池自然園)