ほんとの日記 最新版

2006年10月

■10月4日(水)
 9月末日に、お料理屋さんのお庭で開かれるこじんまりした観能会に参加しました。 空には半月が冴え冴えと輝いて、薪能には最高の夜でした。 それではしゃぎ過ぎたせいか、翌1日から風邪はひくは胃腸はおかしいは、 なんだかお天気もすっきりしないし。10月のスタートはどうも冴えませんねえ...。
 しかし、ひそかにとある謀略が進行中であります(笑)。「Wikipedia」に手を出してしまいました。 ご存じない方のために...ウィキペディアと読みます。世界中で現在進行形の、 ネット上にフリー百科事典を構築しようという巨大プロジェクトで、誰でも原稿が書けます。 で、ミミズも下手の横好きを...。自分のHPもまともに運営できてないのに、 何でこう八方美人かなあ。体調不良の原因は、こっちの分不相応が原因かもしれません。

■10月8日(日)
 中央線高架化にともない国立駅がいよいよ解体にはいるとのこと。なごりを惜しみに出かけて参りました。
 さすがにカメラを向けている方が多いですね。国分寺駅と立川駅の間だから国立(くにたち)という あんまりな命名の駅でしたが、メルヘンチックな駅舎がみなから愛されてました。
 わたしも子供のころほんの少しだけ国立市民だったのです。子供心にはあの三角屋根が ヘンゼルとグレーテルのお菓子の家みたいに見えて、(わかっているのに)ケーキ屋さんかしら、 それとも遊園地かな、とわくわくするのを止められなかった...。撮影をしながらそんなことを思い出してました。
 予算の関係などもあり、まだ次の駅舎のデザインすら決まっていないようで。旧駅舎がうまく生かされて、 また国立のシンボルとして蘇ってほしいですね。

■10月11日(水)
 久々に玉川上水ミニウォークを敢行しました。 本日デジ一眼をぶらさげて独りでブツブツ言いながらぶらぶらしていたのは、ミミズでございます(笑)。 はたから見ると怖かったかもな〜。
 「玉川上水−秘密の花園」は実は10月がすっぽり抜けておりまして。でも今日、色々収穫があったので 近々更新できそうです。まさかご近所にカリガネソウの群落があるなんてねえ...。 何で今まで気がつかなかったんだろ。そもそも山野草として扱われることが多いので、 野の花の図鑑にはあまり載ってなかったりする花です。ほんと玉川上水ってあなどれないです。

〜近頃の玉川上水〜(2006.10.11)


この夏は例年より徹底的に草刈が行われました。 なので、今、咲いている花たちはその苦難を乗り越え、 草丈をのばした草たち。ノハラアザミも頑張ってます。


■10月12日(木)
 まったくキク科ってやつは〜!左の写真は、昨日撮ったもののひとつなんですが。 ミミズはまず98%ユウガギクだろうと思ってるんですけど、あと2%決め手に欠くんですよね。 ノコンギクやヨメナは普通は淡青紫色で、でも真っ白なやつもあるらしく、 でユウガギクは図鑑によるとわずかに青みがかった白、みたいに書いてある... わずかってどのくらい???確かに見た目に蛍光漂白したみたいな白色で、 それを青みがかったといえば、ま、そうとも言うかなあ。
 ううううーん(TT)。きれい花なのでアップしたいんですが。

■10月23日(月)
 ウィキペディアにはまっている、というのはこの間も書きました。 それで、改めて思い出したわたくしミミズの性質。そうだった、わたしって調べもの魔なんだった。 昨日の晩なんか、辿り辿って厚生労働省の「日本薬局方」のページを見てたら楽しくなってきて、 ニヘラ〜してしまいました。何のこっちゃ、と思った方は調べてください。話すと長いので(苦笑)。
 すでに「お菓子用語辞典」だの「玉川上水〜秘密の花園」だの手がけておりますように、 調べてリストアップして書き綴るのが大好き。あら綺麗な花ねぇ...ほっ。ではおさまらない。 きれいな花よ君の名は?に始まって、あ似た花があるぞなになにこっちは多年草でこっちは木本、 えっそれどういう意味!?と、手を尽くせる限り調べないではいられない。
 小学6年生くらいのころ、気になることがあって、部屋の床いっぱいに百科事典やら国語辞書やら 家にあるありとあらゆる資料を広げていたら、「いい加減にしなさいっ!」と 父に叱られたことがあります。あの時は、調べもののなにがいけないんだろう?と不思議でしたが、 今なら父の気持ちもわかります。我が子ながら不気味だったんだろうなあ、あの執着ぶりというか粘着ぶりというか。
 ごめんね父よ、あなたの娘は今でも昔のままです。

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