やはり腕まくりはSUN-BAHRAINの基本（笑）

　今回の会場も浜松町の都立産業貿易センター。

開始１時間前には会場入り
さっさとブラックBDUに着替えて気分を盛り上げる
まわりを見回すとブラックBDU系の服装のチームが多く
気分は盛り上がる。


　コンペで使用する弾はマルイ製競技用0.25ｇが主催から支給される
これ意外にも持ち込み弾も使用可能なので各自で各種用意した。

　それぞれの火器に今まで使ってきて一番相性の良い弾を込める。
各メイカーによって微妙に大きさや硬さが違っていて、普段使い慣れている弾で
ないと信用して使う事が出来ない、その為には市販されているほとんどの弾で
一通り試射して一番相性の良い弾を見つけておく事が大切。

　試射の為に色々買い込んでプリンキングしに行くのが楽しいんだけどね
最近はシューティングレンジを設備したショップも多くて遠くまで出掛けなくて
よいので嬉しい（笑）
それに室内なので横風に邪魔されず精密なセッティングが出せるのも嬉しい。

　この弾込めの作業をしながら自分の世界に入って行く（笑）
私と友人はとくに病気なので９mm弾を使用する銃器と４５ACPを使用する銃器で
BB弾を替えて混用する事を嫌う（←バカ）

　スタート前に全員を集めてのミーティングが行なわれる
各参加チームと一緒に集合し聞き入る
今年は昨年とコースレイアウトが変更無いのでレギュレーションの
事とスナイピングステージの距離の変更の事がメインで伝えられる。

　我がチームもアタッカー２名が怪我と別任務（仕事の事(^^;）で
参加出来ず、頑張って無理矢理任務を終わらせて来たｍｕｋｙが
合流しての規定ギリギリの最小限人数４名での参加となった。

これにより、また今年も写真を撮ってくれるメンバーが居ない・・・



　第１ステージ

　路上でタクシーの合間を縫って
犯人を追いつめるイメージのステージ。

　机が交互に並べて置いてあり、この机の間を縫って
奥にあるターゲットプレートをヒットさせて、手前に
置いてあるホステージ（人質）を救出して最後に
スナイピングでフィニッシュプレートを倒せば
ステージクリアーになる。

　ホステージはＢＤＵの中にポリタンクが入れてあり
ポリタンクの中には水が満載されているので
合計で４０〜５０kgにもなるので非常に重い
写真の赤い幟の手前に見えるのがホステージ。

全長２０m有る、今回のスナイピング距離は
セミオートで１５mだった・・・
これがなかなか当てられず苦労して順位を
落してしまう結果となった（涙）



　これがターゲットプレート、直径１０cmの大きさで
赤い線が入っている物がノンシュートプレートで簡単に
言ってしまえば人質などの扱いになる、これを撃ってしまうと
失格扱いの「どんなに良い記録をだしても参考記録」となってしまう
このプレートをエンドライン上の５mまでの距離までに速射する。
（腕に自信があるならスタート直後の２０m先から撃ってもOK）

　写真では解りにくいが、シュートプレート、ノンシュートプレート
のお互いの距離が狭く、少しでも射軸がズレるとノンシュートの
プレートを倒してしまう。

　第２ステージ

　バスの中の犯人をハシゴ等を使って外部の窓から
撃つイメージのステージ。

　１m80cmある壁の上からの射撃には
主催側が用意した脚立を使う
このステージにはバスの内部の通路を移動する
犯人に見立ててムーバー（移動するターゲット）が
設置されていて、このムーバーが曲者となった。

丸い発砲スチロールの球が転がっていくので
見えてるうちに撃ち落とすものなのだが
移動事体は遅いのだが、セミオートでは落とせず
フルオートなどの火力がないと厳しい為
ハンドガンやセミオートメインで射撃していたチームは
苦戦を強いられる。

　この写真を見てもらえば脚立の使い方と壁の高さが解ると思う。

障害物は床から１m80cmの高さで、脚立は主催側が用意して
くれるモノで約60cmの高さがある。
この脚立をいかに速く運び、撃ちやすい場所に置き
安定して登り、正確に射撃出来るかが勝負なので
脚立の運び方、置き方（置き位置）が２ステージでの
重要なポイントになってくる。

この脚立は各チームで持参してもよいので、RV洗車用などの
上部が平らな広い物で、アルミ製など軽めの物を用意出来ると
コンマ１秒レベルだが上位に上がれるかも（笑）

来年はコースチェンジだが、また脚立が必要なステージが
存在するなら用意しようと思う今日この頃。



　第３ステージ

　SWATと言えば定番になる室内突入をイメージした
ドアを撃ち抜いて突入するステージ。

　ついたてを並べて壁として部屋が作ってあり
この部屋の入り口にあるターゲットを落とす事により
ターゲットに繋がっている障害物が落ちる事で
ドアの破壊と認識し室内に突入する事が出来る。

　このドアの破壊にはやはりショットガンだろう！と
毎回好んでショットガンを使っているのだけど
SWATコンペの性格上か、他のチームでショットガン
を使っているチームはごく希なのが寂しい・・・
しかし、カート式のショットガンはジャムる事が多く
競技には向かない事は散々体験した（笑）
でも！ドアぶち抜きにはショットガンは欠かせない。

　スナイピングで最後のフィニッシュプレートを倒す事で
ステージクリアーとなるのだが、このスナイピングが難しい
今回のレギュレーションでは１５mの距離をセミオートオンリー
で倒さねばならず、１発で倒せれば0.5秒程度で済むが
４〜５発以上掛かれば２秒以上掛かってしまう。

　画像はスナイピングステージでテストしてる時のものだが
この日用意しておいたPSG-1が朝１番のテスト時に壊れた（笑）
仕方なく写真撮影用に持ってきていたG3-SG1を急遽使う羽目に
このG3にはSWATでよく使われている狙撃システムの真似をして
ナイトスコープを積んでいたのだがめっちゃ狙いにくかった(T _ T)

このナイトスコープが写真撮影用のギャグとして持ち込んだ物だっただけに
調整もろくにしておらず、短い時間で大まかな調整をする羽目になる
しかもナイトスコープは実際のSWATが使用してるからと言う理由だけで持ち込んでいたので
射撃の際はとても狙いずらく、結果チームメンバーに迷惑を掛けてしまった。（反省）




　前衛のアタッカーとバックアップの２人（惡者戦士とムックギドラウスキー）
惡者戦士はメインアームがコルト9mmサブマシンガンのＭ６５３（マルイXMベースの自作）
サイドアームがWILSON M130＆ OFFICERS 45ACP。
ムックはメインアームがＭ４カービン、サイドアームがＳＴＩイーグル。




　後衛になるリカバリーとスナイパーの２人（ハカイダーとモンゴ）
ハカイダーはメインアームがMP5A3、サイドアームはSTIエッジ。
モンゴはメインアームがG3-SG1＋ナイトスコープ、サイドアームはOFFICERS 45ACP。

今回参加出来なかったメンバーも前衛のパチがメインMP５SD6、NOGIASがメインMP5K、
バックアップのエノカナがステアーなので、チーム全体の傾向として
前衛のアタッカー＆リカバリーがメインアームの弾丸が９mm、サイドアームが４５ACP
バックアップがメインアームの弾丸が５,５６mm、サイドアームが４５ACP
スナイパーがメインアームの弾丸が７,６２mm、サイドアームが４５ACPとなっている
別に強制した訳じゃなかったのだがなんか雰囲気で皆で揃ってしまった（笑）
ほら、同じ弾丸を使用していればイザって時に弾丸の共用出来るじゃん（エアガンじゃ皆６mmだけどな(苦笑)）



　御昼休みにコンバットマガジンでお馴染みのイチローナガタさんが
９０年代のコンバットアクションショー（笑）を見せてくれた
我々が憧れカッコイイと思っていたアクションはどうやら
７０年代のモノなんだそうだ（イーチ談）
でもいいや、そっちの方がカッコイイと思うんだから。

しかし最新のインドア突入方法はそれなりに勉強になった
今度どこかのインドアで実践してみます。

　そう言えばこの時気が付いたのだが
東京ファントムが販売しているバイオハザードに出てくる
Ｕ．Ｂ．Ｃ．Ｓ（Umbrella Biohazard Countermeasure Service）
のユニフォームで固めているチームが居てかっこいいなぁ〜（←ミーハー(^^；）
と思っていたらこのチームは・・・・

　声優などで有名なあっぷ２だった（笑）
この日はＡＸマガジンなどのコーナーの企画だそうだ。

やはり女の子がライフルかついで走りまわってるのは
はたから見ていてかわいい（笑）
会場に「おもい〜」とか「よいしょっ」などと
比較的に男が多い会場に黄色い声が飛んでいました(^^；

　やっぱり女性が参加してると見ていても楽しい・・・
他のチームにも女性が参加しているチームがありますが
今回から優勝したら「次回からメンバーに女性を加える事」
って主催が笑い話してたけど
出来たらホントにならないかな。（笑）

　この日一番活躍してたのはもしかしてコレかも（笑）
極厚アルミ製（？）の突入用盾
ステージ内から全開で走ってきて、この盾で勢いを止めると言う
はたから見ていてとても羨ましい装備。

次回はうちらもシールド用意して行こうかなぁ(^^；
これに全力で走ってきてスライディングして止めてもらうの
隣のステージなどで活躍してるのを見てたので羨ましくて仕方なかった
でも止める時に２〜３人の人手が必要だからうちのチームじゃ厳しいかも
今回も人手がギリギリだったからアタック中の写真無いし(T _ T)
どなたかウチのチームの写真有ったら分けてもらえませんか〜〜
今回は無理して参加してくれたムックのお陰で規定人数ギリギリだもんな
ムックに感謝ですm(__)mペコリ

　恒例のまとめですが、やはり気になるイベントはどんどん参加するに限る！
今回で４回目となり、直接他のチームと交流がある訳じゃないのですが
やはり毎回参加しているチームは１年に１回しか逢っていないのに戦友のような気になれて楽しいです
各チームで色々な特色が有って、こちらも参考になりますし、本当に素晴らしいチームは
なんか芸術の域に達しているような気にさえさせます。

　たしかに成績では良くない我らチームですが（いや・・・その悪い成績は私のせいでもあるのですが（ρ＿；））
めいっぱい楽しんでいます、写真がないから紹介出来なかったけど
毎回必ず１回は勝ち負けに関係なく御遊びで会場を沸かせています（笑）
今回も「皆殺し」をして遊びました（苦笑）で、すっごく嬉しかったのがこの御遊びをして
競技的には失格になって帰ってきたら「今回は蛍光灯割らないくて良かったですね」と言われた事！（＾＾；
じつは昨年のSWATコンペで偶然なのですが会場を少々破損してしまったんです（第３回SWATコンペの末を参照）
その事を覚えてくれた人が居たなんて、私達にとっては忘れられない素晴らしい思い出となりました
（いや、破損させちゃった事は反省してますが（偶然だったのだけどね)）
また次回も是非参加したいと強く思いました、皆さんも是非参加してみませんか？
勝負しましょうよ！見せてみろお前だけのハイステップを！（笑）

反省：やはり写真が少なくて寂しい・・・写真を撮れるようにメンバーで仕事の調整頑張りましゅ・・・・

　競技結果

　◎総合優勝（ＣＱＢ賞）　　　タルカス−Ａ　　　　　２９．８４ポイント（前回３０．３９ポイント）

　◎タクティクス賞
　　第１ステージ　　　　　　　タルカス−Ａ　　　　　　８．５１秒　　　（前回　８．８２秒）
　　第２ステージ　　　　　　　タルカス−Ａ　　　　　１２．１６秒　　　（前回１０．８９秒）
　　第３ステージ　　　　　　　タルカス−Ａ　　　　　　９．１０秒　　　（前回　９．１０秒）

　◎東京マルイ賞　　　　　　　Ｓ．Ｅ．Ｓ

　□参考記録出現率　　　　　　１６．０４％　（２６参考記録／１６２全記録）
　　　　　　　　　　　　　　　（前回２２．２２％）

　今回使用したG3-SG1とM1100。
ショットガンはオートのM1100を使ったが
やはりジャムやとっさの事体の事を考え
ればポンプアクションのM870などの方が
良いかも・・・
今回も結構な装填不良のジャムが
多かったです（ガス作動で冬だしね）
ここ２回M1100だったので次回はM870に
戻してみるかな？
（あくまでカート式のこだわり！(笑)）


　前衛である惡者戦士の腰まわり。（朝のミーティング時にこっそりと撮影）
右サイドがWILSON　M130、バックサイドがOFFICERS 45ACP
当日気が付いて笑ったのだが、右サイドに入れてあるWILSONのマガジンが
ロングマガジンになっている事が左の画像で解るだろうか？

これはWILSONに同じWA社のハイキャパシリーズのマガジンを入れて
エクステンデットマガジン風にしてあるのだ（笑）
SWATでよく見られるSIG２２０＋エクステンデットマガジンを真似しているのだと
思われる・・・・当日に気が付いてクスクスと内心笑ってしまった。
こんな事思い付いて実践するの好き者だけだろうと思っていたら
我々のチームだけだった・・・・こんな小さなトコにも遊び心を忘れない
我がチームメイトに改めて敬意と愛着を覚えた。
タイム計測の競技なのに、私がドア抜きステージはやはりショットガンだろう！と
わざとカート式ショットガンを使っても怒らずに、自らM６５３（コルト9mmSMG）
を製作してきて使い、「見えないお洒落が大切だよね」と細かい事に気を配って
くれる惡者戦士を始め、チームメンバー全員に「いつもありがとう」と同時に
「さぁ次の戦場が俺達をまってるぜ」と改めて伝えたい、ホントいつもありがとう！

ほんとに単なるおまけ


以前仕事で関わった事のある「あっぷ２」（笑）
この数週間後にまた同じ場所で同じ格好して逢うとは思わなかった（苦笑）
写真はSWATコンペの時のモノだが、また仕事で一緒になったら
この時の事をきっかけに御話ししてみよう(＾＾；

mailto:mongo@muc.biglobe.ne.jp