しむ
2007. 1. 29
マイ・レシピ(イカ大根)

イカ大根の試作品?<1月24日>
はじめに(お断り)
「マイ・レシピ」というより「わが奮闘記」といった方が正しいかもしれない。

22日に健歩クラブのウオーキングで通りを歩いているときに「イカ大根」の話が聞こえてきた。私はその話に加わったわけではないが、話を聞きながらブリ大根の応用として作れるのではないかと思った。
しかし、私はイカを調理したことがない。まあ輪切りにすればいいだろうという気で1杯を買ってきた。
スーパーの鮮魚コーナーには皿状の発砲スチロールに入れてパックされている。
一人で食べるには少量でいいのだが、2杯がパックされている。ブリを見てみると5切れ程度で500数十円、イカの1杯パック刺身用がみつかった、200円弱。
魚もさばくのが面倒でヒラキ物しか買わないのに、我ながらよく買ったものである。
ブリ大根は2年位前、よく作ったが今冬は作っていない、手順を忘れてしまっている。わがホームページのレシピを開きながら手順を考える。自分で作っておきながら忘れて自分で見る。いい加減なものだ、まぁ、いいじゃないか。

材料
イカ(1杯)、大根:厚さ1〜1.5cmX5、ショウガ:少々(今回は手元になかったので略)、コンブ:1cmX10cm、ハチミツ、日本酒、醤油、みりん

下ごしらえ
先生はインターネット(手前に包丁が見える)
問題はイカのさばき方だ!。
輪切りにすればと思って買っては見たものの、皮を剥ぐ必要は?、内臓は?、フネは?どうすれば、などと疑問が浮かんできた。
ネットで検索するが、なかなかさばき方まで書いたサイトは見つからない。と素人さんらしい年の頃なら、ん歳前後の奥さんらしい人の手書きの絵入りのサイトが見つかった。
ひと通り読む、フム、フム、フフム・・・・
読んでもなかなか頭に入っていかない。
”さばく場合は手早くやらないと手の温度で鮮度が落ちていく”と書いてある。じゃ、ダイコンの方の準備を。

ネットはページを開いたまま、ダイコンを四つ切にする。ダイコンってえのは、柔らかいようでなかなか火が通らないようであり、レンジでチンする。
フライパンに水1カップ、コンブを入れ、醤油、みりんを加え沸騰させ、チンしたダイコンを入れ煮はじめる。

さて、イカの方であるが・・・・
<先生>「まず、胴体とげそを分離します。指を突っ込んで、くっついているところを離す。肝などは、破らないよう気をつけましょう。」

言われた(いや、書かれた)とおりに指を入れて引っぱるが抜けない、エイッと引っぱると、黄色い液体などが流れ出す。
ダイタイ、解体新書などないのでどれが肝やら分らない。
胴体の奥に指入れて残り物を取り出すが、ホネのようなものが残っている。「イカの輪切り」は諦めて胴の部分を開きホネらしいのを取り除く。

<先生>「煮物の場合、皮は剥がなくてもOKです」
そうか、これは助かった。
<先生>「次に目を取ります。はじけることもあるので注意して」
包丁で、目玉付近を突き刺し押し出す。黒い液体が流れ出る。 なんじゃ、墨か?

<先生>「げその下から覗いて黒いものを取り出します」
そう、烏口と言ったように記憶している。カラスの口に似ているというより、私は製図のときに使用する墨を含ませるヤツを思い出す。
<先生>「げそは吸盤なるべく取りましょう」

よく水洗いして口に入り易い大きさに切る。

ついでに、この先生はお母さんから教えてもらった、という。現在は核家族化が進み、そういう親から子へと家事のノウハウを伝達することがなくなった。オーバーに言えば日本文化が失われていく。

煮付ける
フライパンではダイコンがだいぶ煮立ってきた。箸で突き刺し通るようになっていたら引っくり返す。
イカを入れる、さらに醤油、みりん、日本酒を付け加える。
ふたをして5分くらい強火で煮たら、ダイコン、イカの煮え具合、味を確認し火を止めてしばらく放置。
(ここのところブリ大根と同じ要領、本当は違うのかもしれないが・・・)
ダイコンもいい色になった、イカも煮立ち丸みを帯びている。

以下(独り言)
「う、こりゃ、初めてにしては上出来だ」
「む、今日は般若湯がいいかな」
「そうだね。阿無法比」


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