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福井のぽん酒

カニと日本酒、いいですねぇ。 戻る

 <蔵別ぽん酒リスト>
黒龍(黒龍酒造)
    
    ・石田屋 、吟 十八号 生 、吟醸垂れ口 、龍 2000年限定ボトル
花垣(南部酒造場)
    
    ・畠中喜一郎、究極の花垣
早瀬浦(三宅彦右衛門酒造)

    ・早瀬浦 吟 隠しアル添生酒 、浦底 純米滓酒 生、特選 大吟醸
梵 (加藤吉平商店)

    ・日本の翼、ときしらず
<黒龍(黒龍酒造)>

 純吟 三十八号  (79点)
飲んだ月:10年11月
   
久しぶりの黒龍です。
最近福井のお酒は、「梵」を飲むことが多く、とんと御無沙汰でした。(そんな気はしないんだけどね)

で、こいつについてであるが、
八号兄弟(十八号、三十八号、八十八号)の二男坊で、純米吟醸のやつなのだ。
今回は、秋上がりしたものを頂くことができた。(春先には、生生もあるらしい)
黒龍で一番最初に飲んだのが、この銘柄だったので、黒龍といえばいつもこの味をイメージする。

人間と同じで、第一印象はそう簡単に変えられないのだ。

だから、日本酒業界の皆さま、早くあのくそまずい合成酒を日本酒の仲間のように
売ることをやめましょう。最初に飲んだ味は、一生忘れません。沢山のアンチ日本酒ファンを
自ら生み出しているのだ。

話がそれてしまった、こいつは私が勝手に思う「黒龍らしい」お酒だと思う。
封を開けるとフルーティな香りが優しく鼻腔をくすぐる。
酸味と甘みがバランスよく口の中に入ってくる。
淡麗かと思いきや最後にふんわりと旨みを味わうことができる。
料理に合わせやすく、値段的にも日常の晩酌にぴったりの銘柄だと思う。(しかも上品な味)

やったことはないけど、少し温めても(人肌燗くらいでも)うまい気がする。

最近の傾向として、洋食に合うポン酒が増えているが
こいつもクリームソースとの相性が良いと思う。カルボナーラスパゲティに合わせて、なんてどう?


甘み3、酸味3、苦み1、旨み3、薫り4、コスト4 
DATA: 1,400ml \3,990、精米歩合:?米(50%)、掛米(55%)、山田錦100%、アルコール:16度
 石田屋 長期熟成 大吟醸 (78点)
飲んだ月:01年01月
   
 本日は、知人宅で新年会です。
久しぶりに、1万円台のお酒です。というより、4合瓶で1万円を超えるものは、義侠の「妙」、梵の「超吟」に続いて3銘柄目です。
「しずく」を3年間熟成させたものです。
で、味のほうはといえば、うまい! のはあたりまえ。
昨年飲んだ、「龍」に通づる 辛口のすっきりした味です。このクラスの酒に共通するのは、水のような なめらかな舌ざわりのくせして、喉を過ぎたあたりでぐぐっと味が増してきて すーっと一旦味が消えていくのですが、さわやかな後味(余韻)が心地よく口の中に残るということです。

 ただ、「龍」と共通して言えるのは、辛さが目立ちすぎ(ガラスのような硬質なキーンと張り詰めたような辛さ)それ以外の味があまりしないということです。ただこの辛さも結構くせになるような気もするが。
このあたりは、好みの問題になってくると思いますが、私の好みの味とは少し違うような気がするなあ。
(高価な酒を飲み慣れてないだけかもしれないが・・・)
「しずく」を3年間寝かしたものらしいが、「しずく」はもう少しやわらかな酒だった記憶(5年ほど前の記憶だが)があるので、なんだか同じものとは思えない。

 また、酒以外の部分でコストをかけ過ぎです。手吹きのガラスを使用した瓶、塗りの木箱などは、確かに「他とは違う」ことをアピールするには、いいのかもしれませんが、昔 一世を風靡したCAMUSのナポレオンなどによくある馬の形や、本の形のボトルを想像してしまう。別に応接に飾るわけでもないし、こんなに豪華にしなくても・・・と思うのだが。
ふつうの瓶にして値段はもう少し安くしてと思うのんべえのNAGNAGでした。

 最後にNAGNAGの独断で順位をつければ、1位「梵 超吟」、2位「義侠 妙」、3位「黒龍 石田屋」です。

甘み0、酸味2、苦み4、旨み3、薫り2、コスト3 
DATA: 720ml \10,000
 吟 十八号 生 (70点)
飲んだ月:00年03月
   
 大吟醸の八十八号、純米吟醸の三十八号と合わせて八号3兄弟の末っ子。
これもやわらかな味と、生のフレッシュな香りが楽しめる逸品です。
ぐいぐいいけてしまうお酒です。

甘み3、酸味4、苦み2、旨み3、薫り4、コスト6 
DATA: 1800ml \2,500ぐらい 

 黒龍 吟醸垂れ口 (70点)
飲んだ月:00年02月
   
 うすにごりのお酒。
あまい香りがなんとも言えない。
香りとは、裏腹にしっかりとした味わい。飲み飽きない味です。

龍2000年限定ボトルの汚名挽回です。

甘み2、酸味3、苦み2、旨み3、薫り3、コスト5 
DATA: 1800ml \2,800 
 龍 2000年限定ボトル (71点)
飲んだ月:00年01月
   
 典型的消費者なので、ついついこういった記念だとか限定だとか書いてあると買ってしまう。

 ここの蔵にしては珍しく、きりっとしたお酒。かなり辛口。
まずくはないが、この値段を考えると疑問??
確かに封印やラベルに織物を使用したり、専用の手提げ袋を用意したりと、コストはかかっている。
でも、それらのコストを考えても、私にはこの値段の味を感じることはできませんでした。

 正直言って限定物に「はまった」といった感想です。
通常の吟醸などは、値段も手ごろでおいしいだけに残念です。

甘み2、酸味4、苦み5、旨み3、薫り3、コスト3 
DATA: 500ml \5,000 

<花垣(南部酒造場)>

 究極の花垣 (78点)
飲んだ月:02年01月
   
 またまた、百貨店の酒売場をふらふらしていたら、見つけました。 「究極の花垣」! 「きゅうきょく」なのだ!「鑑評会受賞酒」なのだ!
よく 「鑑評会受賞酒蔵」 と ラベルに書いてある酒がある。 だまされてはいけない、「鑑評会受賞酒」と「鑑評会受賞蔵」とは、大違いなのだ! 受賞酒は、(嘘でなければ)まさにこの酒が鑑評会に出展され、金賞を受賞した酒なのだ! 受賞蔵なら、「俺んちの造った酒の内、金賞とった酒があるけん、すごいじゃろ」と言っているだけなのだ!

 で、この酒は、受賞酒なのである。 すごいのである(素人は、これだけで「はは〜っ!」となってしまう。 単純なのである。)

そんでもって、この酒の感想である。正直言って、私は、杜氏の名を冠した「畠中喜一郎」の方が好みである。この酒は、鑑評会を意識しすぎて、味を作りすぎているような気がする。なんだか冷たい感じがする。「畠中喜一郎」の方は、「俺の好きな酒はこれだ!」的なところがあるが、この「究極の花垣」は、「こういう風につくりなさい!」的な味なのだ。厳しい言い方をすれば、つくり手の気持ちが伝わってこないのだ。

これが、「鑑評会出展酒」の宿命なのかもね。


甘み2、酸味4、苦み4、旨み4、薫り3、コスト4
DATA: 720ml \5,000
    山田錦100%、精米歩合35%、酵母K-9、日本酒度+5、酸度1.3、アミノ酸度0.9、
    能登杜氏:畠中喜一郎、
    醸造用水:越前大野の伏流水、ph6.5 硬度48mg/l 、
    貯蔵熟成:直接瓶貯蔵方式、低温貯蔵・熟成、
    醸造年月:2001/12
 畠中喜一郎 (80点)
飲んだ月:99年09月
   
 百貨店の酒売場をふらふらしていたら、見つけました。「畠中喜一郎」!
この前飲み屋で飲んだやつです。さっそく自宅に帰り、飲みました。うまい!!

 この前は、3本目だったので、少し酔っ払いつつのコメントだったんですが、本日はしらふ状態での正確(?)なコメントです。
封を切ったときの香りのいいこと! ビンからあふれでてきます。
中汲みならではの、上品かつ深みのある味。 非常に高いレベルでバランスがとれています。
飲みながら思わずにやにやしてしまう(満足の笑み)お酒でした。
今年に入ってから一番のお気に入りでした。  お勧めです。

甘み3、酸味3、苦み2、旨み4、薫り4、コスト7
DATA: 720ml \4,000 山田錦、精米歩合40%、酵母K-9、日本酒度+5、酸度1.3、能登杜氏 畠中喜一郎
 畠中喜一郎 (79点)
飲んだ月:99年09月

外食ついでに安東水軍妙高山の次に飲んだ酒。
日本酒度は先ほどの妙高山より高いが、それほど辛くは感じない。
やわらかく、ふかみのある味である。

 ただいまのつまみ しゅうまいをかつお(?)だしをつけて食べる、なんともいえません。 うまい!!
そして、このかつおの酒盗もうますぎる。

甘み3、酸味2、苦み2、旨み4、薫り3、コスト?
DATA: \?  
<早瀬浦(三宅彦右衛門酒造)>

 特選 大吟醸 (73点)
飲んだ月:03年05月

 めずらしく、同じ蔵元のお酒を連続で飲むことに・・・、
「浦底」とは、うってかわって こちらは、正道を行く「大吟醸」なのだ。

グラスに注ぐと、吟醸香が漂う。
ただし、華やか過ぎず、控えめな香りである。

奥底には、辛味と旨みを感じ、それなりに美味いのだが、無難にまとまってしまっているような気がする。
もう少し、個性が欲しいところでした。


甘み4、酸味3、苦み2、旨み3、薫り3、コスト2
DATA: 720ml  \3,500 米、米麹、醸造用アルコール
  原料米:山田錦 精米歩合40% アルコール分17〜18%
  蔵出し出荷日:平成14年12月


 浦底 純米滓酒 生酒 (74点)
飲んだ月:03年05月

 裏書きによると、
「H15年に醸された、純米酒・純米吟醸の滓酒を集めて、純米原酒にブレンドしました。」 とある。

「ほーっ」 ブレンドなのである。
こういった地酒で、ブレンドっちゅうのも珍しいな・・・

しかも、滓酒のブレンドか・・・ 興味津々である。 また、ラベルも近年では珍しくなった、昔ながらのデザインに近く、日本海(若狭の海)の波間から鯛が飛び跳ねている絵柄である。 

いいねぇ・・・
そして、お味のほうは、というと

まず、強烈な甘味が口中を駆け巡る。 しかし、辛味もかなり強いため、最後にはきりっとした辛味が勝ち、あれだけ甘かった成分は、どこへいったのだ。 というぐらいさっぱりしている。 これが、そこらへんに出回っている、甘味料を使用した酒とは、違うところである。

あっというまに空瓶一丁!のできあがりである。


甘み5、酸味3、苦み2、旨み2、薫り3、コスト?
DATA: 720ml  \??(もらいものなので)
  原料米:山田錦・五百万石 精米歩合50〜55% 日本酒度+7 アルコール分17〜18%
  蔵出し出荷日:平成15年3月


 早瀬浦 吟 隠しアル添 生酒 (68点)
飲んだ月:99年05月

 裏書きに「飲みやすさのためにアル添したのではなく、旨みを引き出す手段として添加しました」とあった。
実際に添加していないものと飲み比べたわけでもないのだが、私にはよくわからなかった。
逆にアル添をしている割には飲みや口が重いなぁと感じてしまって、私には逆効果のようでした。
まあでもこの値段でこの味なら合格ですね。

追記:2日目のほうがさらにおいしく飲めました。(体調?空気に触れたせい?)

甘み3、酸味3、苦み4、旨み4、薫り2、コスト3
DATA: 1800ml \2,800 原料米:五百万石 精米歩合50% 日本酒度+6 アルコール分17.3%
 アル添・・・飲み口を整えるために、醸造アルコールを添加することです。
         純米酒と書いてない酒には、ほとんど添加してあるよ!

<梵(加藤吉平商店)>

 純米吟醸 「ときしらず」 (71点)
飲んだ月:07年05月

  実は、今回はこの銘柄を買いに酒屋に行ったわけではなく。
徳次郎」 を探しに行ったのだが、見当たらず。
急遽ピンチヒッター、「ときしらず」 と相成った。

徳次郎は、無難なお酒だと思って飲んでいたら、
「あっ」 と言う間になくなる、 絶好の 「食中酒」 であったのだ。
徳次郎には、 前回飲んだ純米吟醸以外に、特別純米というやつが あったのを思い出して、
入手を試みたら・・・みなさん考えることは同じで・・・
あっという間に売り切れていた。

と言うことで、少しかわいそうな理由で購入された ”こいつ” についても語らねばなるまい。
(ゴルゴ13調?)

こいつは、「梵」 お得意の 「低温長期熟成」 というやつで 5℃で5年間寝かせてある代物である。
ラベルには、「冷」 「燗」 ともにお試しください。 と、記載されているが冷でのみ味わったので
あらかじめご了承願いたい。

香りは、少し熟しすぎた感のある、南国系の果物を連想させる。
ただし、どばっと放出する薫りではなく、ふんわりと漂ってくる香りである。

コクのある味なのだが、甘みも酸味もあまり感じない(気がする)
「濃厚辛口」 と真っ赤なシールが貼られているが、 まさにその通りな気がする。
甘みも酸味も感じないのに、濃厚に感じる不思議さ?これが熟成のなせるワザなのかな。
冷で飲んでいるせいか余韻はあまり感じられず、キレる酒でもある。

こいつも食事と一緒に楽しむタイプで、コストパフォーマンスもばっちり。
ぜひ、毎日の食卓のお供にどうぞ!

珍味系のつまみにばっちり合うので、ぜひお試しを!
ちなみに我が家の今日のおつまみは、「山うにとうふ」(オリジナル味) でした。
これも 「めちゃうま」 です。
ご賞味あれ!

甘み2、酸味2、苦み2、旨み4、薫り3、コスト5
DATA: 1,800ml  \2,800 米、米麹
  原料米:福井県産五百万石(麹、掛) 精米歩合55% アルコール分15〜16%
       5℃で5年熟成
  製造年月:2007年1月


 純米大吟醸 「日本の翼」 (82点)
飲んだ月:07年02月

 福井県と言えば、この蔵を語らずにはおけない(って今まで語ってないのだけど・・・)

日本酒好きでなくとも 「コシノカンバイ」、「クボタ」 などの銘柄は、ご存知かと思うが、
この 「ボン」 を知っている人は少ないのでは?

なのに、この銘柄は、ニュースにはかなり登場している(はず)なのだ。
といっても主役ではない。
国賓級の晩餐会に供出されるケースが多いらしい。

こいつ(日本の翼)もクリントン大統領(当時)との晩餐会、
日韓ワールドカップの時の晩餐会などに登場している。
意外に著名人には、なじみのある銘柄なのかも・・・(庶民には縁が無いのかな)

私が梵に出会ったのは、8年ほど前 「超吟」 という、ものすごいうまい酒がある!
ということで、720ml 1万円也!を はたいて買ったのが最初である。

なかなか名古屋地区では、お目にかかることが少なく
酒屋でこの 「日本の翼」 を見たとき、超吟ではないがあのときの感動をもう一度、ということで
即!購入とあいなりました。

できればこのお酒、ワイングラスで飲むことをオススメします。
あのワイングラスで有名な、リーデル(RIEDEL)には大吟醸用のグラスもあります。
これが欲しいのですが、なかなか決心がつかなくて・・・・
このグラスで飲んでみたい銘柄のひとつです。

で、前置きが長くなりましたが、肝心のお味は・・・
グラスに注ぐと、熟した穏やかな果物の香りが漂います。ここで思わず笑みが・・・

非常にまるい、とがっていないお酒です。
これが低温長期熟成の特徴なのでしょう。
甘みも、酸味も、苦味も強く主張しないのに、薄口というわけでもない
これが料理を邪魔しない究極の形なのでしょう。
「超吟」 には、かなわないものの さすがですね。

濃厚なソースのフランス料理に合わせてみてください。
特に魚・貝料理に抜群の相性だと思います。
ちなみに今日の我が家は、フランス料理ではなく 「ホタテご飯」 でした。
これまたうまい!

甘み3、酸味1、苦み2、旨み4、薫り4、コスト2
DATA: 720ml  \5,000 米、米麹
  原料米:山田錦(麹、掛) 精米歩合35% アルコール分16〜17%
       日本酒度+3、酸度1.4、0℃で2年熟成、使用酵母:KATO9号
  蔵出し出荷日:平成14年12月