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沖縄 久米島編
(03/07/20〜03/07/24)
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リストマーク  イーフビーチ

言い忘れていたが、
今回のお宿は、「ホテル日航久米アイランド」 なのだ。

このホテルの前の道を横切ると、
久米島屈指の砂浜、イーフビーチが拡がる。

今日は、そのホテルから徒歩1分のビーチで遊ぶことに・・・


観光ガイドに、必ずと言っていいほど載っているこのビーチなのに、
なんともうらびれた感じであった。

我々の訪れた時期が、悪かったのか、
こんなくそ熱い中、外で遊ぶ 「アホ」 は、少ないのか、
ビーチは、閑散としていた。

ビーチパラソルは、全部でいち、にい、さん・・・
5つ開いているだけである。

当然 泳いでいる人も 総勢10人程度であった。


  写真は、こちら


リストマーク  なめんなよ

そのせいか、
 「リゾートなのだ!」
という雰囲気とは、程遠く、地元の海水浴場にいる 錯覚に陥りかけたときである。

それまで、雲に隠れていた太陽が顔を出した。
すると、海の色が一変した!

 「おおーっ」

これが沖縄の海、美ら海(ちゅらうみ)である

化粧を落とすと誰だかわからなくなる、某女優のような、
変わり身の早さである。

さっきまでの 「じみ−」 な黄土色の海辺が、
一気にアクリルブルーというのか、海の中から青色が滲み出てくるのである。

 「これこれ! 写真の風景!」
 
一日天気がすぐれなかったら、知人に
「たいしたことなかった」 と報告するところであった。

みなさんも人のうわさは、話半分に聞いておきましょう
最後は自分で確かめる!
これが鉄則ですね (そこで天気悪かったら・・・ 知〜らないっ)



リストマーク  初体験 なのだ

昨日も書いたが、ここでもプレイタイムにご注意!

干潮のときは、泳ぐこともままならない。
いろんなアクティビティも中止している。

ホテルのホームページにも、満潮、干潮時間が掲載されているので、
あらかじめ、陸で活動する日と、海で活動する日を決めておこう!


本日は、10:00くらいからアクティビティOK!
の時間帯になる。
そこで、初体験の 「バナナボート」 にチャレンジ

ご存知の通り 「細長いバナナ型のゴムボート」 にまたがり、
その 「バナナボート」 をジェットスキーなどのボートで引っ張ってもらう、

そのスリルを楽しむと言う、「リゾート地」 お決まりの娯楽である。


女性が団体で乗っていることが多く、
なんとなく 「軟派、初心者的」 なイメージがして、
 
 「けっ! 大の男があんなもん乗れるか!」

と、冷めた目線を投げかけていたのであった。

その実、「一生に一度くらいは」 という気持ちもあった。

今回は、息子の付き添いということで、
「初体験」 と相成りました。



リストマーク  青バナナ

ライフジャケットを着用して、「バナナボート」 にまたがると、
係員が注意事項の説明をはじめた。

 「落ちたときに、無理に手綱を持っていると
   引きづられて危険なので、そのときは早めに、手を離してください。」

 「ヒーッ・・」

その言葉を聞くなり、息子の引きつった声が、
そうなのだ、息子は泳げない・・・



さっきまでの調子はどこへやら、息子の顔が引き攣り青ざめてきた。



そもそも、本日乗る事になったのは、
昨日の 「はての浜」 でもバナナボートをやっているグループがあり、
息子が、どうしてもやりたくなったからである。


乗る前までは、

 (昨日は黄色だったのに)
 「今日のは、青い! こんなのバナナじゃない!」

 (昨日はやつは、もう少し小さく、動きも今日より激しかったので)
 「今日のは、つまらなさそう!」

とさんざん悪態をついていたが、
降りてきたときには、

 「ふ〜っ」
 
 「地に足が着くって なんて幸せなんだ!」

と思っていたかどうかは知らないが、そういう顔をしていた。



リストマーク  撤退

「バナナボート」で精神的に参ったのか、この刺すような太陽で参ったのか、
息子がもう満足(降参?)ということで、ホテルに戻ることに


その途中 (といってもホテルの目と鼻の先だが)
昼食を 「サクシード宮城」 で取った


 「いかすみそば、沖縄そば、と お子様そば!」
 「それと、生ビール2つ と 烏龍茶!」

と、沖縄そばづくしでチャレンジしてみた。


「いかすみそば」 は、新鮮な ぷりぷりしたイカが たっぷりと麺の上にのり、
(当然)汁は、イカ墨で真っ黒で、味は濃厚であった。
麺までイカ墨に犯されて、時間が経つと麺に黒染みが出来てくる。
この「いかすみそば」 だけでお腹一杯である。

ノーマルの沖縄そばは、ダシが効いたスープに、トッピングの生姜が絡んで
たまらなくうまかった。
 

そして、最後のお子様そば、「こんなに食えるか!」
というくらいの量である。

小振りの沖縄そばに 「ノーマルサイズのおにぎり」 が、ついてくる。
麺だけで充分である。

「お子様」 というより、(おにぎりを足せば)普通のやつより量多いんじゃないの


案の定、息子は食いきれず、
普段なら 「残飯処理係」 の私も 「いかすみ」で、お腹満々な状態。
すまぬすまぬ といいながら残す。

また、ビールは、どこも 「ギンギン」 に冷えていていいねぇ
先ほどまでの熱気を 取り払うかのように、
胃袋にから体全体に、冷たさが染みてくる。
(ビールなんか飲んでいるから 残飯処理できないんだけど・・・)



リストマーク  げんなり

ホテルに戻り、
プールでさらにひと泳ぎした後で、デザートを食べにラウンジに


ここで、ひともんちゃくあったのだ。



今回のツアーの特典に 「カキ氷&パフェ」 プレゼント
というものがあった。(子供のみ)

これを食べに行ったのだが、
チェックイン時点のフロントでの説明と、ラウンジでの対応が異なっていた。

フロントでは、「ラウンジでいつでもパフェを食べられます。」
ラウンジでは、「だめです。」

とのことであった。


食べられる食べられないという問題ではなく、
問題は、その対応の仕方が
非常に、顧客の神経を逆なでするようなものであったのだ。

文句ついでに言うと、
今回滞在中に、サービスを受けて気持ち良くなったのは、
ビーチで対応してくれた おにーちゃんたちだけであった。

リゾート地である、
シティホテルのように かしこまっている必要はない。
少し、陽気なくらいがいいと思うのだが、 笑顔が足りないんだなこれが・・・


なお、息子曰く 「あのパフェは、うまかった」 (と、数ヶ月経った今でも言う)
それだけに残念である。


リストマーク  気分一新

少し後味が悪い思いをしたが、
気分転換も兼ねて今日も外食なのだ!
(食ってばっかりやね)

地図を見たときは、なんとなく昨日より少し遠いかな 
くらいで考えていたら、少し甘かった。
本日の目的地 「やまさん」 は、遠かった・・・

(少しやわらいでは、いたが)灼熱地獄のアスファルト道を
20分ほど歩いていく。 汗だくになって、 やっと到着!


6時現在の入店者は、わしら3人のみ 「貸切なのだ」


 「なま ふたつ!」


ギンギンのビールは、さらにうまい!!!
ビール通が聞いたら 怒られるかもしれないが、
冷えすぎて泡が凍り、ジョッキの上部がシャーベット状になっていた。

これが、20分間アスファルトサウナで流した汗を引かせてくれた。

 「うまい!」


リストマーク  鶏刺し(とりさし)

ここへ来た目的は、地鶏コースを食べることであった。
久米島には、地鶏牧場なるものがあり、本当に久米島産の地鶏が味わえるのだ。

まずは、「地鶏の握り!」

うまいねぇ
 
というか、舌の肥えていないわしらには、良くわからない味であった。
口に頬張ると、少し甘めのシャリの上に乗っかっている、
この薄ピンクがかった透明感のある、肌色の物体は、すーっと溶けていってしまう。
すごく淡白な 「鶏の刺身」 である

小振りな握りなのでじゃんじゃん口に放り込む。
一人前で13〜15貫の握りがあっというまに胃袋に収まった。
「よくわからんけど、うまいのだ!」

続いて、「地鶏の焼き鳥 & ポテトフライ!」

ビールも 「おかわり!生2つ!」


リストマーク  ぶだい刺し

ここで、終わりにすればよかった・・・

ポテトフライは、量多すぎであったが、無事消化。
焼き鳥は、息子独り占めで口に入らず。

すこしものたりないなぁと思って
 
 「砂肝と"あおぶだい"の刺身! それと、地鶏の皮のから揚げ!」

これが失敗であった・・・

砂肝は、予想に反して、「ゆで」 であった。
また、こいつの量も多かった。

「あおぶだい」 とは、沖縄では 『イラブチャー』 と呼ばれている魚。
「〜だい」 という名前から 「鯛」 を 想像してはいけない。

「ブダイ」 という魚の種類がいて、この「アオブダイ」 は、
名前のとおり、あざやかな青紫色をしていて、かなり不細工である。
(⇒ 息子の、小学館の図鑑より)


リストマーク  ギブアップ

この 「あおぶだい」 が曲者(くせもの)であった。

出てきた刺身は、「皮付き」であった。
南国の魚らしく、南国の海のような蒼い皮のついた、肉厚の切り身であった。

白状しよう
私は、魚の皮が苦手である。
焼き魚、煮魚を問わず、魚の皮を取って食べる派なのだ。

ところが、この 「あおぶだい」
身は、南国の海で 「へらへら」 と過ごしているせいか、やわらかいくせに
皮は、こりこりとしていて、口の中に 「いつまで〜も」 残っているのだ!

この歯ざわり、舌触りを感じるだけで、鳥肌が立ってくるほど
この皮ってやつが、苦手なのだ

正直 「降参・・・」 であった。

そして、それに追い討ちをかけるように
肉厚の鶏皮の から揚げが登場した。

「満腹&降参」 状態の腹には、このジューシーな 脂たっぷりな皮は、
ボディーブローが効いてきた体に、最後のストレートパンチを食らわせるのに十分であった。

 「もうだめ・・・」
 「ごめんなさい・・・残します・・・」


リストマーク  ネバー

やまさんからホテルまでの20分のウォーキングをしても
ノックダウン状態の胃は、回復しない。

部屋に戻ってもビールを飲む気がしない (まだ、飲む気かい!)

しょうがないから、お腹にたまらない飲み物にしよう
昨日の泡盛カクテルの余りを処分する。

さらに隣では、妻が 「パシュッ!」 と気持ちのいい音を立てて
缶ビールを開けている。

私はといえば、ベットに仰向けに横たわり、腹をさすりながら
うらやましそうに眺めるだけであった。

 「ううっ・・・」



(つづく・・・)

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