優秀な経営者の共通点とは何か?【1】
私は、中長期に渡り高収益であり続ける企業の経営者には次の7つの特徴があると考えている。
【1】
顧客との接触を怠らない
【2】
数字の把握に積極的
【3】
素早く決定し、慎重に実践する
【4】
内部管理指向を捨てる
【5】
スクラップ・アンド・ビルド
【6】
集中の原理
【7】
社員のやる気より社長のやる気
以下、各々の説明に入っていく。
【1】
顧客との接触を怠らない
顧客の要望は、ドンドン変化していくものだから、常に顧客と接触し続ける必要がある。また、それにより経営者はライバル会社の動向も把握できるのである。
仕入れ先、自社の営業マン、業界誌等からの情報のとり方も当然考えられるが、情報の質の高さは、経営者自身が直接顧客から得るものにまさるものはない。
顧客の要望が分からずに、経営者が方針を打ち出しても、ピントがずれてしまうのである。
【2】
数字の把握に積極的
顧客からもたらされる情報ともう一つ情報収集で重要なのは、数字情報である。経営計画(損益と資金の両方)にある目標値と毎月の月次決算の実績値とを対比させ、毎月の行動方針を決定するというのが理想である。
数字がわからずに経営者が方針を打ち出してもやはりピントがずれてしまうのである。
経営者の仕事とは数字を作り出すことである。よって、数字が苦手な経営者は商売を大
きくしないことである。
【3】
素早く決定し、慎重に実践する
経営者の決定する事項は、社員からすれば、不慣れなことが多いため、実践は慎重に行う必要がある。
正しい決定であっても、バタバタして実践がうまくいかないと、決定そのものに問題があると思われてしまうからである。
慎重な実践の前提条件として素早い決定が必要であり、また、その素早い決定を行うためには、情報が必要となってくるが、その情報は顧客との接触や数字分析によってもたらされるのである。
【4】 内部管理指向を捨てる
ある一定規模以上、具体的には、社員数で言うと30人以上の会社になるあたりから経営者の関心が内部管理に向いてくるのが一般的である。
まじめな経営者の場合はもっと少人数な時から内部管理に熱心である。
経営学とは内部管理学のことと思いがちであるが、実際はいくら内部管理を熱心に行っても収益向上にはつながらない。
事業の経営とは顧客の創造を意味するので、外につまり市場に目を向けなければ収益向上にはつながってこないものである。
(次号につづく)
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