中川尚の飛耳長目(税理士読書日記)TEL 東京・渋谷 03-3462-6595
小林剛「自信を持って人を動かす」(日本経営合理化協会) 2010年6月2日(水)
本書は、似た言葉を整理することが哲学の第一歩であると主張している。 この似て非なるものを峻別する思考が自らの判断の尺度を発見するための原点になるという。 何点か例示をあげてみよう。 ・先見力と洞察力の違い 先見力は明日へのヨミであり、来るべき物を見透かす力のことである。 洞察力とは全体の中で自らのおかれている位置を確認することである。 ・説得と説明の違い 説得とは相手の考え方をひっくり返し、自分の考えを認めさせることである。 説明とは、相手の自分に対する不信感をなくすための弁明である。 ・態度と対策の違い 態度とは、問題・対象となるものが自分にとって、どのランクにあるかを相手に明確に示すことをいう。 要するに「どうありたいか」をハッキリさせることである。 対策とは、態度を明らかにしたうえで必要な手を打つことである。 大切なことは対策の前に態度を明確にすること。
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